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オレステイア
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プロフィール
- テーバイ攻めの七将とは
- 登場人物
- 本作までの経過
- 本作のあらすじ
- 七将たち
- 異説
- 神話
- 獅子と猪
- ハルモニアーの首飾り
- ネメアー競技祭
- 戦闘前の折衝
- 戦闘
- アルゴス勢の埋葬
- 参考書籍
- 関連サイト
『テーバイ攻めの七将』(テーバイぜめのななしょう)は古代アテーナイの詩人 アイスキュロスによるギリシア悲劇。ギリシア神話で古代都市テーバイの王権をめぐる戦いの物語に基づく。紀元前467年の春、『ラーイオス』、『オイディプース』、『テーバイ攻めの七将』という三部作として上演された。このときの サテュロス劇は『スピンクス』であり、上演記録(デイダスカリア)は アイスキュロスの勝利を伝えている。これらのうち現存するのは本作『テーバイ攻めの七将』のみである。この三部作は、古く ...
登場人物
| 合唱隊を除く登場人物は、2人の俳優が担当する。 |
| エテオクレース-テーバイ王、オイディプースの子。 |
| 合唱隊-テーバイの乙女たち。 |
| アンティゴネー-オイディプースの娘。 |
| イスメーネー-オイディプースの娘。 |
| 布告使(後代の加筆による)。 |
本作までの経過
| ここで述べるのは、本作の「前編」に当たり、合わせて三部作をなす『ラーイオス』、『オイディプース』(いずれも亡失)で描かれたと考えられるあらすじである。 |
| テーバイ王ラーイオスは「子をなすな。 |
| その子の手にかかって死ぬであろう」というアポローンの神託を受けながら、妃イオカステーとの間に子をもうける。 |
| ラーイオスは神託を恐れて子供を山中に棄てさせるが、子供は拾われてオイディプースと名付けられ、コリントスで王の養子として育てられる。 |
| オイディプースは成人すると、父とは知らずにラーイオスを殺し、テーバイの民を脅かしていたスピンクスを退治する。 |
| オイディプースは母とは知らずイオカステーと結婚してテーバイ王となり、二人の間にエテオクレース、ポリュネイケース、アンティゴネー、イスメーネーが生まれる。 |
| 彼はやがて自分の素性を知ることとなり、テーバイから追放されるこの部分はソポクレース作『オイディプス王』の題材となった。 |
| オイディプースは、このとき父親を助けようとしなかったエテオクレースとポリュネイケースの兄弟に呪いをかけて去ったオイディプースの末路はソポクレース作『コロノスのオイディプス』に描かれている。 |
| エテオクレースとポリュネイケースはテーバイの王位継承をめぐって争いを起こす。 |
| その結果、追放されたポリュネイケースはアルゴス王アドラーストスを頼み、アルゴスの軍勢を率いてテーバイに攻め寄せる。 |
本作のあらすじ
| アルゴス勢に囲まれたテーバイの城内、エテオクレースは騒然とする民衆を励まし、恐れおののく乙女たちを叱咤する。 |
| そこへ使者が登場し、アルゴス勢の布陣を告げる。 |
| エテオクレースは、城の7つの門に攻めかかろうとするアルゴスの将の名前を聞き、それぞれテーバイ勢から守りの将を選んで配置する。 |
| 最後に、第7の門にポリュネイケースが挑むと聞き、エテオクレースは憤怒する。 |
| 乙女たちはエテオクレースに運命を避けて第7の門に行かぬよう懇願するが、エテオクレースはオイディプースの呪いの成就が間近に迫っていることを知りつつ、あえて第7の門へ向かう。 |
| 再び使者が登場、テーバイの町が守られたこと、しかしエテオクレースとポリュネイケースは相討ちになって死んだことを告げる。 |
| 二人の亡骸が運ばれてくる。 |
| アンティゴネーとイスメーネーの姉妹は悲嘆に暮れる。 |
| ここまでの1004行でアイスキュロスの悲劇は終わっているが、この後末尾部分に、アイスキュロスの手によらない74行の挿入がある。 |
| これはソポクレース作『アンティゴネー』をまねた後代の手によるものである。 |
| 追加部分では、布告使が登場、城を守ったエテオクレースは手厚く葬るが、災いをもたらしたポリュネイケースの死体は野ざらしとし、弔いを禁ずるとの決定を告げる。 |
| これに対してアンティゴネーは、たとえ自分一人だけでも兄弟を埋葬すると宣言する。 |
七将たち
| 本作で使者が告げるアルゴス勢の七将は登場順に次のとおりソポクレース作『コロノスのオイディプス』でポリュネイケースの台詞で語られる七将も同じである(戦いの前であるため門の配置はない)。 |
| テューデウス(プロイティデス門)、対する守備の将はアスタコスの子メラニッポス(スパルトイの後裔)。 |
| カパネウス(エレクトライ門)、対する守備の将はポリュポンテース。 |
| エテオクロス(ネイスタイ門)、対する守備の将はクレオーンの子メガレウス(スパルトイの後裔)。 |
| ヒッポメドーン(オンカ・アテーナー門)、対する守備の将はオイノプスの子ヒュペルビオス。 |
| パルテノパイオス(北の門、アムピーオーンの墳墓に近いとされる)、対する守備の将はオイニプスの子アクトール(ヒュペルビオスの兄弟)。 |
| アムピアラーオス(ホモイロイデス門)、対する守備の将はラステネス。 |
| ポリュネイケース(第7の門)、対する守備の将はエテオクレース。 |
神話
| アイスキュロスの悲劇は、当時伝えられていた神話を題材としつつ独立した作品として完成させたものであり、独自の解釈や脚色が施されている。 |
| ここでは悲劇で語られていない関係や異同も含めて、題材にとられた神話についてアポロドーロスを基本に述べる。 |
戦闘前の折衝
| キタイローンに到着したアルゴス勢は、テューデウスを使者に立て、協約どおりポリュネイケースをテーバイの王位につけるよう要求したが、エテオクレースはこれをはねつけた。 |
| テーバイ側は50人の武装兵を待ち伏せさせたが、テューデウスはこれも打ち破って帰還し、テーバイ側で生きて戻ったのはマイオーンただひとりだったという。 |
| エテオクレースは予言者テイレシアースを召し出し、敵に勝つ方法の予言を求めた。 |
| テイレシアースは、クレオーンの子メノイケウスをアレースへの犠牲として捧げるならば、勝利を得るだろうといった。 |
戦闘
| カパネウスが攻城梯子をつかんで城壁を乗り越えようとしたところ、ゼウスが雷霆でこれを撃ち、カパネウスは死んで城壁から転がり落ちた。 |
| アルゴス勢は恐れをなして退却し、両軍の決議によって、エテオクレースとポリュネイケースが王座を賭けて一騎打ちすることになった。 |
| 二人は相討ちとなって死んだオイディプースの息子たちの一騎打ちは戦いの最後であったとする説もある。 |
| というのは、イスマロスがヒッポメドーンを、レアデースがエテオクロスを、アムピディコスがパルテノパイオスをそれぞれ斃したからであるエウリピデースによれば、パルテノパイオスを討ったのはポセイドーンの子ペリュクリュメノスともいう。 |
| 半死となって倒れたテューデウスを、アテーナーはゼウスに霊薬を乞い、不死の身体にしようとした。 |
| しかし、これを見てとったアムピアラーオスは、彼の意見に反してテューデウスがアルゴス人たちにテーバイ攻めを説いてまわり、戦いの先頭に立ったことを憎んでおり、メラニッポスの首を切り取ってテューデウスに投げ与えた。 |
| ペリュクリュメノスがアムピアラーオスを追ってその背中を撃とうとしたとき、ゼウスは再び雷霆を投じ、これによってできた大地の裂け目にアムピアラーオスは戦車と御者ごと呑み込まれて消えた。 |
| 彼の馬はデーメーテールがポセイドーンと交わって生んだアレイオーンで、だれもこれに追いつくことができなかったのである。 |
アルゴス勢の埋葬
| オイディプースの息子たちの死によりテーバイの王権を継承したクレオーンは、アルゴス勢で斃れた者、とりわけポリュネイケースの死骸を埋葬することを禁じた。 |
| クレオーンはこれを発見し、アンティゴネーは墓の中に生きながら埋められたこの部分はソポクレース作『アンティゴネー』の題材となった。 |
| 逃げ延びたアドラーストスはアテナイのテーセウスに死者たちの埋葬を訴えた。 |
| テーセウスはこれに応えて軍勢を出し、テーバイ勢を打ち破ってアルゴス人たちの死骸を引き取り、血族の者に与えた。 |
| カパネウスの火葬のとき、カパネウスの妻でイーピスの娘エウアドネーは燃えさかる火葬壇に身を投げて夫とともに焼かれたこの部分はエウリピデース作『救いを求める女たち』の題材となった。 |
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テーバイ攻めの七将さんについてのひとこと紹介
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