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プロフィール
- ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとは
- 若年期
- 歌手としてのキャリア
- 私生活
- 著書
- フィッシャー・ディースカウについての書籍
- 外部リンク
- 関連サイト
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(DietrichFischer-Dieskau, 1925年5月28日-)はドイツのバリトン歌手(後に指揮活動も行った)。多くの人が録音史上、最も傑出した歌手とみなしている。彼の演奏解釈と声質・声の陰影に富んだ音色の素晴らしさは大いに称えられており、同じ戦後ドイツの大歌手 エリーザベト・シュヴァルツコップをして「神に近い存在」と言わしめた。曲種によっては理知的すぎる歌唱に望蜀めいた批判が加えられることもないではないが、オペラ、歌曲、宗教曲などの各分野における超人的な足跡を否定する者はほとんどいない。フィッシャーは父方、ディースカウは母方の姓 ...
若年期
| フィッシャー=ディースカウはベルリンで学校長の父アルバートと教師の母ドーラの間に生まれた。 |
| 幼年時代から歌唱を始め、16歳からは正式な声楽のレッスンを受け始めた。 |
| しかし1943年、ベルリンの音楽院で2学年と1学期分を修めた直後に、兵役に召集される。 |
| そして1945年にイタリア戦線で連合軍に捕らえられ、2年間の捕虜生活を送った。 |
歌手としてのキャリア
| 1947年、ドイツに戻るとバーデンヴァイラーでプロ歌手としての経歴が始まる。 |
| 彼はヨハネス・ブラームスのドイツ・レクイエムの演奏会で、直前に病気になった歌手の代役としてリハーサル無しで歌った。 |
| 1947年秋に最初の歌曲リサイタルをライプツィヒで開いたのに続き、ベルリンのティタニア・パラスト(元映画館)で行った最初の演奏会でも大成功を収めた。 |
| 翌年秋、フィッシャー=ディースカウはベルリン・ドイツ・オペラ(当時はベルリン市立歌劇場)の第一リリックバリトン歌手として採用され、フェレンツ・フリッチャイ指揮のもとヴェルディのドン・カルロのポーザ公爵を歌ってオペラ・デビューを飾った。 |
| 続いて彼はウィーンとミュンヘンの歌劇場にも客演する。 |
| 1949年以降はイギリス、オランダ、スイス、フランス、イタリアなどに演奏旅行を行った。 |
| 1951年にはザルツブルク音楽祭にフルトヴェングラーとの共演でマーラーのさすらう若者の歌を歌ってデビューを果たす。 |
| 彼はまた、1954年から1961年にかけてバイロイト音楽祭に毎年出演し、ザルツブルク音楽祭でも1956年から1970年代にかけての常連出演者であった。 |
| オペラ歌手として、彼は主にベルリン・ドイツオペラとミュンヘンのバイエルン国立歌劇場で活動し、ウィーン国立歌劇場、ロンドンのコヴェント・ガーデン(ロイヤル・オペラハウス)、ハンブルク国立歌劇場や日本での公演、それにエディンバラの音楽祭で王立劇場への客演を行った。 |
| フィッシャー=ディースカウの初めての米国への演奏旅行は1955年に行われ、ニューヨークのカーネギー・ホールで初めての歌曲リサイタルを1964年に開いた。 |
| 1951年、ロンドンのEMIスタジオにおいてジェラルド・ムーアの伴奏ピアノで初めての歌曲のレコードを録音した。 |
| 以後ふたりは1967年のムーアの公演引退までしばしば演奏会や録音を行い、それらは高い評価が与えられた。 |
| 特にシューベルトの歌曲については個人として前人未到の曲数を録音し、さらに主な重唱曲も合わせて収録しており、ドイツ・リート録音の名録音と言われる。 |
| 他にロベルト・シューマン、フランツ・リスト、ヨハネス・ブラームス、リヒャルト・シュトラウスなど主要なリート作曲家の歌曲全集をさまざまな伴奏者と共に録音している。 |
| ドイツの歌手には珍しく地方歌劇場での下積み期間がほとんど無いこともあり、オペレッタは原則歌わず(「こうもり」のスタジオ録音が唯一の例外である)、これが同年輩のプライやヴェヒターとの大きな違いでもある。 |
| フィッシャー=ディースカウはブリテン、バーバー、ヘンツェ、クレネク、ルトスワスキ、マットゥス、ツィリヒ、フォン・アイネム、ライマンら20世紀音楽の数多くの作品を歌っている。 |
| フィッシャー=ディースカウの主要なレパートリーには他に宗教曲、特にバッハがあげられる。 |
| 彼のユニークな歌唱はこの分野でも際立った存在である事を示しており、EMIに残したカール・フォルスターの指揮での録音やアルヒーフに残したカール・リヒターの指揮でのさまざまなアリアは古楽器が大流行した現在でもまったく色褪せる事が無い。 |
| 全世界に及んだ彼の足跡の中で、1963年と66年に、ベルリンオペラと共に来日したことは、日本の音楽愛好家にとっては特記すべきことであろう。 |
| 彼は1992年に歌手としての演奏会活動の第一線から身を引いた。 |
| 1970年代より指揮者としてオーケストラ・ピットおよび録音スタジオでの活動を開始していたが、指揮活動にはあまり情熱を持てないとしてまもなく停止。 |
| 現在は絵画活動や詩の朗読活動に重点を置いている。 |
| 現在はベルリン芸術大学でリートのマスター・クラスを持っており、彼のもとからアンドレアス・シュミット、ディートリヒ・ヘンシェル、マティアス・ゲルネなど現在のリート界を代表する歌手が数多く育っている。 |
私生活
| フィッシャー・ディースカウは1949年、チェロ奏者のイルムガルト・ポッペンと結婚した。 |
| ふたりの間には3人の息子:マティアス(舞台デザイナー)、マルティン(指揮者)、マヌエル(チェロ奏者)がいる。 |
| イルムガルトは1963年に出産後の合併症で亡くなった。 |
| 以後彼は女優のルート・ロイヴェリク(1965年~67年)、クリスティーナ・プーゲル・シューレ(1968年~1975年)と再婚し、1977年以降はハンガリー人(ルーマニア生まれ)のソプラノ歌手ユリア・ヴァラディと結婚している。 |
著書
| 『シューマンの歌曲をたどって』''RobertSchumannWortundMusik''、原田茂生、吉田文子訳、白水社、ISBN4560037302。 |
| 『ワーグナーとニーチェ』''WagnerundNietzsche''、荒井秀直訳、白水社、ISBN4560024340。 |
| 『シューベルトの歌曲をたどって』"AufdenSpurenderSchubert‐Lieder"、原田茂生訳、白水社、ISBN4560037310。 |
| ''TheFischer-DieskauBookofLieder:TheOriginalTextsofover750Songs''.Trans.RichardStokesandGeorgeBird.RandomHouse,1977.(ISBN0394494350)。 |
| ''Reverberations:TheMemoirsofDietrichFischer-Dieskau''.Trans.RuthHein.FrommInternational,1989.(ISBN0880641371)。 |
| ''Schubert'sSongs:ABiographicalStudy''.AlfredA.Knopf,1977.(ISBN0394480481)。 |
フィッシャー・ディースカウについての書籍
| 『自伝フィッシャー=ディースカウ―追憶』実吉晴夫・五十嵐蕗子・田中栄一訳、メタモル出版、ISBN4895951898。 |
| 『ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ―偉大なる声楽家の多面的肖像』''DietrichFischer-Dieskau''、ハンス・A.ノインツィヒ、小場瀬純子訳、音楽之友社、ISBN4276217768。 |
| 『フィッシャー=ディースカウ』''DietrichFischer-Dieskau:Mastersinger''ケネス・S・ホイットン、小林利之訳、東京創元社、ISBN4488002196。 |
外部リンク
| simple:DietrichFischer-Dieskau。 |
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1925年
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ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ ... |
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1943年
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ベルリンの音楽院で2学年と1学期分を修めた直... |
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