N :ナレーター M :内藤みかさん 小説を書くことを仕事にしようと決意したのはいつ頃ですか? 小学生の卒業文集に既に“小説家になりたい”と書いてました。 N :書くことが小さい頃から好きだったんですか? M :そうですね。お手伝いもせずに書いてばかりでよく母親に怒られていました(笑)。 N :そのときは物語を考えて書いていたのですか? M :そういうのもあれば日記とか、友達同士でやっていた交換日記とかが大好きで。日記に○○君が笑ってくれて嬉しかったの!とかですよ。 N :書いてるときは無我夢中な感じなのですか? M :無我夢中というより、妄想に夢中な感じでしょうか・・・・・・。笑ってくれたの! えー、わたしの事好きなのかなぁ?そんなことないだろっ!と、自分で突っ込みいれたりして。そういうのが物語になっていくのではないでしょうかね。夢見がちな女の子でした、と ... もっと見る
N :ナレーター M :内藤みかさん 小説を書くことを仕事にしようと決意したのはいつ頃ですか? 小学生の卒業文集に既に“小説家になりたい”と書いてました。 N :書くことが小さい頃から好きだったんですか? M :そうですね。お手伝いもせずに書いてばかりでよく母親に怒られていました(笑)。 N :そのときは物語を考えて書いていたのですか? M :そういうのもあれば日記とか、友達同士でやっていた交換日記とかが大好きで。日記に○○君が笑ってくれて嬉しかったの!とかですよ。 N :書いてるときは無我夢中な感じなのですか? M :無我夢中というより、妄想に夢中な感じでしょうか・・・・・・。笑ってくれたの! えー、わたしの事好きなのかなぁ?そんなことないだろっ!と、自分で突っ込みいれたりして。そういうのが物語になっていくのではないでしょうかね。夢見がちな女の子でした、とにかく。 好きな子ができるとみんな妄想していろいろ考えると思うんですけど、頭の中だけではなく、書きだしてたんですね。頭の中だと同じことがグルグル回っちゃうじゃないですか?でも書くと逆に短く済むんですよ。 基本的には“こんなことがあったらいいな、できたらいいな”“こんな風になればいいな”という気持ちから生まれるのが小説になっているんですね。 例えば「失恋さんぽ」は、失恋して海で泣いてる女の子が主人公なんですけど、私も大失恋して海で泣いていたことがあるんです。そんなときにカッコイイ男の子が現れてたらなぁ。という願望がストーリーになっているんです。 N :なるほどー。デビューは何歳ですか? M :22歳の大学2年生のときに作家デビューで短編を出しました。そして27歳に本を出版しました。本を出したときは感無量でしたね。 本とケータイサイトでの小説の一番の相違点は何だと思いますか? 出版社的には2001年がケータイサイトの始まりなんですが、やはり大きく違うのは“改行”ですね。 あとは飽きさせないこと。つまらないと読者さんがどこかに行っちゃうんですよ。他の小説がその場にすぐ読める状態であるので。 N :ではいつもドラマチックでないと。という感じですか? M :そうですね、いつもシドニー・シェルダン調で(笑)。物書きとしては、純文学のように情緒的だったり、登場人物が苦悶する様子や情景などを書きたくなるのですが、そんなことよりも物語の展開が気になる!という気になるようです。 携帯ってとてもパーソナルなメディアなので、読者さんの読み方も、紙の本よりもライトです。その部分を理解して物語を書いていくのが重要ですね。 でもここ最近はあまり境目もなくなってきているようですが。 「ケータイ小説の女王」と呼ばれる内藤さんですが、、ご本人はどう感じていらっしゃいますか? うふふふふ。楽天ブックスさんにつけて頂いているんですけど・・・・。 本当に『ありがたい』の一言に尽きます。『作品』を待っていてくださる方がいてくれるというのはとても心強い限りです。そういうのってケータイ作家ではあまりない事例がないらしく、海外からも取材依頼があったりします。 N ;海外ってケータイ小説はないですよね? M :ないです。ただアジアはあるんですよ。小さな液晶で“長い英単語を読む”というのは、改行の問題ですとか、読みづらかったりで疲れちゃうんですね、きっと。漢字だと上手くいくので、香港や韓国語では許容範囲みたいですね。 M :そういうお話を聞くと、ケータイって世の中共通で使われている道具なんだなー。と思います。この「わたしが作家になる日まで」はヒロインが作家になったところまでのお話なので、いつかは「わたしがケータイ作家になる日まで」も出したいなと思っています。 ストーリーの構成について聞かせてください。 妄想でストーリーを思いつくということですが、組み立てはどういう風にやってらっしゃるんですか?順番に考えていくのですか? 『本とケータイの世界は違う』とお伝えしたかと思いますが、例えば「桃太郎」の物語は1人ずつ仲間ができて鬼をやっつけて。という常に右肩上がりなんですね。 それに対して、「白雪姫」とかだと継母にいじめられて、小人と暮らして幸せになれたと思ったら次は毒リンゴに倒れ、白馬の王子様のキスで目覚めてハッピー・エンド。というふうに交互に幸運と不運がやってくる、ジグザグな展開。今の日本のケータイ小説って後者なので、このリズムを意識して創ってます。 N :それは、ケータイ小説だからですか? M :そうですね、ケータイで小説を書くときは、古典的で純文学的な描写は、ほどほどにしています。 N :何故ですか? M :飽きられちゃうからです。ケータイ小説ってデイリーでグラフが出るんですよ。単行本は売り上げがはっきりわかるまで何ヶ月もかかるような世界なんですが。そして考え抜いて辿りついたのがこの展開でした。当時は死に物狂いで日々不安と闘う日々でしたが、今では鍛えられて感謝しています。 作品を完成させるまでの内藤さんならではのプロセスはありますか? まずお話を10個に区切り、ラストを空白にしておきます。ラストを決めてしまうと書かなくなってしまうからです。基本的なベクトルは決めますが、どこに着地させるかは自分も分からないんです。物語を書いていくうちに主人公の行き先など落ち着き先を決めます。 なので、最初の1〜2はキャラクターを創っていく段階なので、書いてる方も試行錯誤ですし、読者もこの作品が面白いかどうかを見極めるところなんですよ。 もっというとこの部分で、最後まで読んでくれる人の数が決まると言えるかもしれないです。もうその後はキャラクターが先に突っ走って物語を引っ張っていってくれるので、楽ですし、物語もどんどん“流れ”が良くなって読者にも満足してもらえる段階だと思います。 N :キャラクターはどおやって作っていますか? M :わたしはキャラクターの全身図を書いて、Profileを書いていきます。生年月日から好きな食べ物や趣味やペットは何を飼っているかなど全部決めます。そうすることでキャラクターのしぐさや個性が思いつきますから。 N :登場人物は最初の段階で決めてしまっているんですか? M :物語を書いていて登場させたりもしますよ。その度にプロフィールを書いています。 N :多数平行して連載していて、物語がごちゃごちゃになったりすることはあるのですか? M :その質問は多く受けますが、料理人は3つ4つの料理を同時に作っていますよね?それと考え方は同じです。もっと分かりやすくいうと、マンションの部屋を連想してみてください。同じ間取りでも、各部屋によってカラーはまるっきり違いますよね?わたしはそこの管理人みたいなもので、今日はここの部屋を覗こう!今度はこっち!という風に切り分けているイメージです。 N :主人公は内藤さんの等身大なんでしょうか? M :半分くらいはそうです。そうじゃないと物語を書けないんで。 今までリサーチのための取材などで思い出に残っていることは何ですか? そうですねー。作家だというと、普通の人以上に心を開いてくれやすいというか、いろんなことをお話してくれるパターンが多いことですかね。 数々のイケメンを登場させている内藤さんからみて、イケメンの定義とは? そこなんです! 最近“イケメン”の定義が壊れてきている気がして・・・・。 一応“イケメン研究家”と名が知れちゃっているので、よく「俺ってイケメンですか?」と聞いてくる男性もいらっしゃるのですが、そんな人に限って、まずイケメンではありません。ホントのイケメンはしょっちゅう周囲から「イケメンイケメン」と言われるので、私にいちいち聞かなくても、充分に自分がイケメンだと認識してますから。。ホントのイケメンは悩んでるんですよ、真剣に。自分はトークで楽しい時間を過ごしたかったり、笑わせることをやりたいのに、“イケメン”というカテゴリーに入れられちゃって、話すとイメージと違う。や、ギャグを言うとそんなこと言う人とは思わなかった。など、本人が望んでないのにイケメンに常に分類されて困っている人がイケメンですかね。一般的にいうと、目鼻立ちがくっきりしている人がイケメン扱いされやすいですね。 N :内見は関係あると思いますか? M :ないです!!!!!(きっぱり)内見がステキな人は、ナイスガイとか性格イケメンとかなら言えますけど、イケメンはイケてるメンズなので、外見が全てです! N :ハハハハハイケメンと美男子は同じなんでしょうか? M :・・・・・・・同じですね! プライベートの過ごし方は? 子供の世話ですね。 特に休日とかはない職業ですので、朝は家事をしてからモリモリ仕事。子供が帰ってきて、ご飯を作ったり遊んだりして寝かせてから仕事をする。といったスタイルです。 N :結構入り込んで集中して書いているのですか? M :はい。ノッてくると、インターネットも切って仕事してます。 生きていくうえでの、Motto(モットー)は何ですか? 毎日必ず書く! で、息子は数学の学者、娘は絵描きになりたいと言っているので、息子は毎日1問解く!娘は毎日1枚描く!が我が家のルールで、いつも『描いた? 解いた?』って確認して1日を終える家族です。 やはり継続は力というわけではないですが、少しやっただけで何かになれたり、出来たりは絶対ないと思うんです。好きなものがあって、その道を極めたいのであれば、毎日“触れる”ことが大事です。 よく「小説家になりたいのですが、どうしたらいいのですか?」という質問もくるのですが、言えることは「まず書いてください。」としか言えないです。 文学賞に1度や2度落ちても、あきらめないで継続し続けることが大事です。才能がないって決めるのは自分自身ですから。わたしも新人賞など何度も何度も落ちて、周りのみんなから才能ない!ない!って言われてましたよ(笑) ともかく、1日1枚書けば1年で365枚。1日1枚書けば1年で365枚。そうなると単行本化も充分可能な枚数ですよ! 最後に当インタビューを読んでくださった人に、メッセージをお願いします。 好きなことがあったら、毎日触れてください! 少しでいいんで。私もどんなに調子が悪くても毎日1行は書くことにしています。私の友人のコピーライターさんは、毎日1コピーだそうです。とにかく好きなものは毎日触れて、前に進む努力を怠らないことです。ネタ帳も、ゼヒ作っておきましょうね♪ 戻る























