| 赤子の頃、生まれ故郷の村が魔王軍に襲撃された折に捨て子となり泣いていたところ、魔王軍の地獄の騎士バルトスに拾われ、かつて魔界を牛耳ったという剣豪の名を命名された。 |
| 以後バルトスの元で心優しい少年へと成長していったが、アバンたち勇者一行がハドラーの城に攻め込んできたためにそれも長くは続かなかった。 |
| バルトスはアンデッドのため、産みの親であるハドラーと生死がリンクしていたが、ハドラーはアバンに討たれてしまう。 |
| バルトスの死を目の当たりにしたヒュンケルは、ハドラーを殺したアバンをバルトスの仇と思い込み、一番弟子となってその技を学んだのち襲い掛かるが失敗、返り討ちアバンは反射的に手を出してしまった。 |
| また、アバン曰く「そうしなければ殺されていた」ほどの攻撃だったにあって川に流されていたところをミストバーンに救われて魔王軍に加わり、不死騎団の軍団長となった。 |
| 人間であることに加え、宿敵であるアバンに師事したヒュンケルを軍団長にすることにハドラーは反対したが、復讐のためその相手に敢えて師事した根性と、自分以外の全てを憎みやり場のなさを巡らせた目付きの素晴らしさから大魔王バーンはヒュンケルを非常に気に入り、魔界の戦士の模範と評した。 |
| また、不死騎団はバーンの力に異変が起これば不安定になる性質があり、それを統率するには生命ある人間が適切であるという理由もあったらしい。 |
| 養父をアバンに殺されたという恨みから人間全てを憎むようになり、魔王軍のためというよりもその憎しみを晴らすことを第一目的にして戦い続ける。 |
| アバンとその弟子も皆殺しにするべく「アバンのしるし」を手掛かりとして持ち歩き、彼らの行方を追っていた。 |
| パプニカ王国を滅ぼした直後に、レオナ姫に会うためパプニカへとやってきたダイたちと対峙し、アバンの弟子を皆殺しにせんと刃を向け、その際に「アバンのしるし」も、もはや不要と投げ捨てた。 |
| そのさ中で、マァムが発見した「魂の貝殻」に残されたメッセージにより、養父バルトスの死の真相を知る。 |
| ハドラーはアバンに倒された直後にバーンの手で蘇生していたためバルトスも死んでおらず、蘇生したハドラーによって裏切り者として殺された。 |
| そしてアバンは、死を覚悟したバルトスからヒュンケルの行く末を託され、ヒュンケルが自分を父の仇と狙っていることを知りながらもヒュンケルを見守っていたのだった。 |
| アバンのしるしをヒュンケルに渡す際に、ヒュンケルの剣には殺気がこもっていることをアバンは敢えて指摘している。 |
| ダイたちとの戦いで消耗したところをフレイザードに奇襲され、全員道連れにされそうになるがダイたちを決死の覚悟で救いだす。 |
| その際に自分は死ぬかというところをクロコダインに救われ、バルジ島決戦に駆けつけダイたちの仲間となる。 |
| バルジ島決戦において、死闘の末にハドラーを倒したヒュンケルは、パプニカを滅ぼしたことをはじめとする過去の罪の清算として、自分に対する裁きをレオナに対して申し出る。 |
| しかし、過去にとらわれることなく生涯をアバンの使徒として生きるようにレオナに諭され、ダイたちと共に戦い続ける決意を新たにする。 |
| バラン戦においては、竜騎衆の足止めを行い苦戦していたポップの助勢へと駆けつけ、竜騎衆のガルダンディーに重大なダメージを与えると共にボラホーンを一蹴し、竜騎衆最強の戦士ラーハルトと戦う。 |
| ラーハルトの超人的なスピードに翻弄されたヒュンケルは手も足も出なかったが、死を覚悟しその戦いに全てを賭けた力によってラーハルトに辛勝する。 |
| その際に、ラーハルトの口から、人間ではないことによる迫害を経験したバランとラーハルトの過去を聞き、かつて全てを憎み悪魔に魂を売り渡した境遇が重なる自分の口から、バランに人間の素晴らしさを説く決意を固めた。 |
| だがその説得は、結果としてバランを傷つけ逆上させることとなった。 |
| バラン戦を経たのちに、ただ闘って相手を倒すだけの力では不十分であり、相手を止める力が必要だと気付く。 |
| そして、アバンの使徒の長兄として、また一方ではラーハルトの友としての自覚と責任を強く持ち、自分を厳しく律して「アバンの書」よりアバン流槍殺法を新たに修行する。 |
| その際も、アバンの書はかつて悪に染まった自分が持つには重く、アバンの正当な後継者であるダイたちが持つのが相応しいとして、読んだ内容を覚えるのみにして修行に臨んだ。 |
| 修行を経てアバン流槍殺法の基本をマスターしたヒュンケルは、魔影軍団戦において闇の師であるミストバーンと対峙し、過去との決別を試みる。 |
| その際にミストバーンから弱くなったと言われ(後述)、自分を見失い闇に溺れそうになるが、マァムの言葉で我に返りアバン流の空の技「虚空閃」を会得する。 |
| 死の大地において、無謀と知りながら一人で大魔王バーンのところに行こうとするバランと再会した際には、体を張ってそれを阻止しようとした。 |
| バランを一人で暴れさせ放置した方が、自分たちパーティにとってはむしろ楽になるのだが、ラーハルトから譲り受けた鎧の魔槍への誓いにかけて、そのバランの行為を戒めたのであった。 |
| そのバランとの対峙において、それを好機として敵をまとめて葬ろうとしたアルビナスの奇襲を受けるが、バランの渾身の一撃をまともにくらうことも辞さずアルビナスを撃退し、バランから「二度と戦えまい」と言われるほどの重傷を負う。 |
| この勝負によってバランは、ヒュンケルの覚悟がただのきれい事ではなかったと負けを認め、わだかまりをといてダイたちの味方側についた。 |
| 最終決戦では新たな光の闘気を身につけ、またアバンが復帰したことにより、アバンの使徒の長兄役から一介の戦士に戻ってダイたちの後方支援に打って出る。 |
| 魔界のモンスター軍団を無数に倒して消耗したところをヒムと戦って戦闘不能となり、以後武器を振るうことはなかった。 |
| それでもオリハルコン軍団の大半を丸腰同然の身で倒し、最後にはミストバーンを倒して過去との決別を果たした。 |
| その後はライバルであり友でもあるラーハルトとともに旅に出ている。 |