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プロフィール
- ヒュー・パジャムとは
- バイオグラフィ
- 主なプロデュース・ワーク
- グラミー賞、受賞歴
- ゲーテッド・リバーブ
- 参考文献
ヒュー・パジャム(HughPadgham,1950年2月21日-)は、イギリス出身のプロデューサー/エンジニア。ミュージシャンの感性を尊重し巧みに引き出す手腕は高く評価され、最も成功したプロデューサー/エンジニアの1人と言える。グラミーなど多くの賞を受けており、1992年には『Mix』誌上の投票で「最も影響力のあるプロデューサー・トップ10」にも選出されている。
バイオグラフィ
| AdvisionsStudiosでYESやELPのレコーディング時に、アシスタント・エンジニアとして、マルチトラック・テープ・レコーダーのオペレーターなどでセッションに参加したのが音楽に関わる始まりだった。 |
| その後、職場をLandsowneStudiosに移してからもアシステント的な仕事に従事していたが、1978年にロンドンの''TownhouseStudios''に移ってからは、チーフ・エンジニアやプロデューサーとしてXTC、ピーター・ガブリエル、フィル・コリンズらのレコーディング・セッションに関わってゆくようになった。 |
| ヒュー・パジャムの名はフィル・コリンズのシングル「InTheAirTonight」で著名になり、1980年代のブリティッシュ・ポップ・ミュージックを発端に、一世を風靡した「ゲーテッド・リバーブ・サウンド」をプロデューサーのスティーヴ・リリィ・ホワイトと共にヴァージン・レーベル・サウンドとして創始した人物としても知られている。 |
| ヒュー・パジャムがエンジニアリングを担当し、フィル・コリンズがプレイヤーとして参加したピーター・ガブリエルの3枚目のソロ・アルバムなどでゲーテッド・リバーブは随所に使われている。 |
| 彼はレコーディング時におけるミュージシャンとのコミュニケーションに長けており、多くのミュージシャンからの信頼を集める名プロデューサーであり、時々ミュージシャンのビデオクリップに登場することがあった。 |
主なプロデュース・ワーク
| 1981年のアルバム『GhostintheMachine』からポリスのプロデューサーとして参加し、アルバム『Synchronicity』を経て、スティングのソロ作品なども含め、ポリス及びスティングのサウンド・メイキングに貢献している。 |
| スチュワート・コープランドのバス・ドラムに掛けられたアタック以外はほぼNoiseGateでカットされたドラム・サウンドなどはヒュー・パジャム・サウンドの特徴にもなっている。 |
| フィル・コリンズのシングル「''IntheAirTonight''」などで有名になった部分もあり、その後現在に至るまでプロデューサー/ミュージシャンとプロデューサー/エンジニアとしての関係を維持している。 |
| 1985年にリリースされたアルバム『NoJacketRequired』では、Roland製のTR-808というドラム・マシーンとフィル・コリンズのドラムスをミックスさせる手法や、得意のゲート・リバーブ処理など様々な先進的なミキシングが施され、当時のミキシング・エンジニアに対して与えた影響は大きかった。 |
| そして1989年にリリースされたアルバム『ButSeriously』では、EW&Fのホーン・セクションである、フェニックス・ホーンズの収録方法とミキシングの方法など、フィル・コリンズの一連作品がヒットを連発した要素にもなっていて、フィル・コリンズからの信頼度は非常に高い事がインタビューなどからも伺い知る事が出来る。 |
| フィル・コリンズやピーター・ガブリエルとの仕事は、当時フィル・コリンズが在籍していたジェネシスのアルバム制作へも引き継がれ、1980年代には彼らにも数多くのヒット作品をもたらした。 |
| XTCの1980年のアルバム『BlackSea』制作時には、プロデューサーはスティーヴ・リリィ・ホワイトで、ヒュー・パジャムはチーフ・エンジニアとして参加していた。 |
| このアルバム・セッションの中から生まれたヴァージン・レーベル・サウンドとも呼称されるドラム・サウンドはアルバムを通して聞く事が出来て、瞬く間に業界中に飛び火してゲーテッド・リバーブ処理は最先端のエフェクト処理としてミキシング現場ではもてはやされる事になった。 |
| 1982年のアルバム『EnglishSettlement』では、ヒュー・パジャムがプロデューサー/エンジニアとして参加していて、このアルバム収録曲の『''BallandChain''』などでは、ドラムスのルーム・アンビエンス広く鳴り響く部屋で演奏しているドラムスを離れた場所からマイキングして部屋鳴りと共に収録した音の事。 |
| 用に立てたマイクロフォンから収音されたドラム・ルーム・サウンドをミキシング時に使用していたSSL社製のミキシング・コンソールに搭載されているListenMicスタジオとの会話用に、スタジオ側へあらかじめ組み込まれたマイクから、スタジオ側からの会話などを聞くために用意されているコミュニケーション・モジュールの事。 |
| 回路に内蔵されているリミッター回路を通した大胆なドラム・サウンド作成や、リバーブを使ったゲーテッド・リバーブが随所に使われている。 |
| 1984年発売のアルバム『Tonight』にデヴィッド・ボウイとの共同プロデューサーとして参加した。 |
| このアルバムでもヒュー・パジャム独特なドラム・サウンドは聞く事が出来て、ベースの存在感とドラムスのゲーテッド・リバーブなどが特徴になっている。 |
| シンセサイザーの処理に関しても特徴的なところがあって、フィル・コリンズがどちらかというとシーケンスを多用した作り方になっているため得意とするためか、このアルバムでもシンセサイザーと生楽器のミキシングが聴き所になっている。 |
| 1986年に発売された『PressToPlay』にポール・マッカートニーとの共同プロデュースで参加している。 |
| ポール・マッカートニーのアルバムとしてはバッキング・トラックで聞く事が出来るサウンドは派手な傾向になっていて、ゲーテッド・リバーブ以外にも、ロング・ディレイやロング・リバーブなど、様々なミキシング・テクニックが聴ける作品になっている。 |
[[グラミー賞]]、受賞歴
| 1986年度グラミー賞(''GrammyAwardsof1986'')。 |
| 対象アルバム:フィル・コリンズ『NoJacketRequired/''NoJacketRequired''』。 |
| アルバム・オブ・ジ・イヤー(''AlbumoftheYear'')。 |
| プロデューサー・オブ・ジ・イヤー(''ProduceroftheYear,Non-Classical'')HughPadgham、PhilCollins連名で受賞。 |
| 1991年度グラミー賞(''GrammyAwardsof1991'')。 |
| 対象曲:フィル・コリンズ「アナザー・デイ・イン・パラダイス/''AnotherDayinParadise''」。 |
| レコード・オブ・ジ・イヤー(''RecordoftheYear'')HughPadgham、PhilCollins連名で受賞。 |
| 1994年度グラミー賞(''GrammyAwardsof1994'')。 |
| 対象アルバム:スティング『テン・サマナーズ・テイルズ/TenSummoner'sTales』。 |
| ベスト・エンジニアード・アルバム(''BestEngineeredAlbum,Non-Classical'')。 |
ゲーテッド・リバーブ
| このリバーブ処理方法は、スティーヴ・リリィ・ホワイトがプロデュース、ヒュー・パジャムがエンジニアリングを担当した1980年のXTCのアルバム「BlackSea」のドラム・サウンドなどに使われていて、ドラムスのルーム・アンビエンスや、ドラムスのリバーブ用にプレート・リバーブなどを使い、そのリバーブ・リターン対してノイズゲートNoiseGateの使途は収録音に対して低いレベルで環境ノイズなどが混入した際に、実音よりもノイズ成分は小さい事が多いため、実音のレベルに対応する音声信号レベルが入力された時だけVCAによって回路を開け、それ以外は回路を閉じる機能を持った機種。 |
| ノイズに対する門を開けたり閉じたりする事からNoiseGateという機種名が付いている。 |
| を使用した事から呼称されるようになり、今ではデジタル・リバーブなどのデジタル・リバーブレーターに搭載される基本リバーブの1種類にもなっている。 |
| ゲーテッド・リバーブの作成方法は、リバーブなどの残響成分をkepexNoiseGateやExpanderなどの製品を設計開発していた音響機器メーカーと、その製品名の総称などのNoiseGate回路を通過させ、リバーブ・サウンドの減衰時間を極端に短く、しかも強制的にGateを閉じさせるようにセッティングする事によって得られる。 |
| 後にデジタル・リバーブが開発されて行く中で、このリバーブとゲートという2つの機能を1つにまとめたリバーブのプログラムとして開発されて、現在に至っている。 |
| 補足として、他の有名なゲーテッド・リバーブの例としては、NoiseGateによる自動的なゲーテッド・リバーブではなく、SSLのコンピューター・オートメーションを使い、リバーブに対して細かくチャンネル・モジュールのカット・データを書き込む事による手動ノイズ・ゲートとしてドラム・サウンドを劇的なサウンドにしている曲がある。 |
| パワー・ステーションが1985年にリリースしている『''SomeLikeItHot''』と言う曲がそれにあたり、機械的にリバーブ成分をカットした物と比べ、テンポに合わせて任意のタイミングでリバーブ成分がカットされているため、インパクトのあるサウンドになっていて、ヒュー・パジャムらが作り出したゲーテッド・リバーブの新たな解釈としてミキシングに応用されている。 |
参考文献
| 隔月刊プロサウンド、2002年12月/第112号。 |
| 隔月刊プロサウンド、2002年10月/第111号。 |
| 隔月刊プロサウンド、2002年4月/第108号。 |
| 隔月刊プロサウンド、2001年6月/第103号。 |
| 隔月刊プロサウンド、2001年2月/第101号。 |
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1950年
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ヒュー・パジャム (Hugh Padgham, -)は、イ... |
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ロンドンの ' に移ってからは、チーフ・エン... |
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