| ハリーハウゼンは人形の撮影の際、コマ毎に色温度を修正するフィルタを入れる事により、この問題を解決。 |
| これにより人形と人間の同時演技(例えばミニチュアと人間の格闘シーン)が光学合成なしで可能となった。 |
| 彼の映画は、ジョージ・ルーカスなど、後の特撮映画の巨匠達に多くの影響を与えた。 |
| ピクサーが製作した『モンスターズ・インク』及び『メーターの東京レース』には、「ハリーハウゼン」という名前の寿司屋が登場する。 |
| 学生時代から自主制作でストップ・モーション映像を作り始め、高校生のおりにオブライエンと面識を得てアドバイスを受ける。 |
| 南カリフォルニア大学の夜間部に通い、映画技術を学ぶ。 |
| その後、ジョージ・パルのスタジオで「パペトーン」のアニメーション・スタッフとなる。 |
| 兵役時代には、陸軍の映画撮影班に属し、映画技術の基礎を習得した。 |
| ストップモーション・アニメーションの技術を用いた「戦場での架橋工程を示した軍用教育映画」など当時の作品が残っている。 |
| 本格的なデビュー作となったのは『原子怪獣現わる』(1953年)である。 |
| SF作家・レイ・ブラッドベリ(ハリーハウゼンとは高校時代からの親友であった)の短編『霧笛』を原作としている。 |
| 水爆実験でよみがえった怪獣がニューヨークを破壊するという本作品は、日本の特撮映画『ゴジラ』(1954年)にも大きな影響を与えた。 |
| 『水爆と深海の怪物』(1955年)はゴールデン・ゲート・ブリッジを巨大な蛸が破壊するというストーリーであったが、予算不足から巨大蛸の触腕は6本となっている。 |
| 本作では“橋の強度に対して不安感を与える”との理由からロサンゼルス市当局の撮影許可がおりず、ゲリラ的な撮影が敢行された。 |
| 『空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956年)ではUFOの特撮に挑戦している。 |
| この映画では崩れ落ちるビルの瓦礫までもモデルアニメで処理されたが、実は予算の関係でミニチュア爆破のような大規模な特撮が出来なかったため、この方式がとられている。 |
| ティム・バートンの『マーズ・アタック』(1996年)に登場するUFOはこの作品のパロディである。 |
| 『地球へ2千万マイル』(1957年)では初めてヨーロッパロケを行っている。 |
| 本作品では古代ローマの遺跡コロッセオで金星の生物「イミーア(Ymir)」が暴れまわる。 |
| 人間によって地球につれてこられ、モンスターとして人間によって殺されてしまうイミーアは『キング・コング』へのオマージュでもある。 |
| 『シンドバッド七回目の冒険』(1958年、公開当時の題名は「シンバッド7回目の航海」)は、彼の初のカラー作品となった。 |
| 一つ目巨人(サイクロプス)や、双頭のワシなど様々な怪物が登場する。 |
| 中でも骸骨戦士との剣戟シーンは有名である。 |
| 『アルゴ探検隊の大冒険』(1963年)では、7人の骸骨戦士との剣戟や、重厚な動きを見せる青銅の巨人タロスなど、さらに磨きのかかった特撮技術が見られる。 |
| 特に、7つの首を持つ怪物ヒドラの登場シーンでは、それぞれの首が自然で滑らかな動作をしているように見せるため大変な苦労をしたと、後にハリーハウゼンは語っている。 |
| 15年ぶりの続編『シンドバッド黄金の航海』(1973年)では六本腕のカーリー像のダンスとシンドバッド達との剣戟が有名。 |
| このカーリー像をハリーハウゼン作品のベストに挙げる人も少なくない。 |
| 最後の作品となった『タイタンの戦い』(1981年)では円熟した特撮技術が見られる。 |
| 実際の馬に対する綿密な観察に基づき造形された天馬ペガサスは、大変リアルな動きを見せる。 |
| また、独自の解釈による妖女メドゥーサの造形は、ハリーハウゼンの創造したモンスターの中でも高い評価を得ている。 |
| 永年の功績により1992年にアカデミー賞特別賞を受賞した。 |
| 授賞式では、高校時代からの盟友であるレイ・ブラッドベリの手からオスカー像が手渡された。 |
| 現在は妻と共にロンドンに在住。 |