| 昭和の『仮面ライダーシリーズ』は、怪人の最期等で火薬を使った激しい爆発シーンが有名であり定番だが、中屋敷はその経験から、爆発シーンの心得として「爆発の中心から2m離れて立っているよりも、30cm離れた距離の45度の中にしゃがんでいるほうが安全」と語っている。 |
| 『仮面ライダーV3』第4話では、仮面ライダーV3の衣装を着けたまま、命綱なしで高さ50mを超える煙突の上に立って演技をしている(補助として中村文弥が梯子部分に待機し、足首を掴んで支えてはいたそうである)。 |
| 中屋敷はこのことを事前に知らされておらず、渡された台本を見たときに初めて知り、「えっ?これ、俺がやるの!?」と驚愕したという。 |
| また、この時立っていた煙突の足場の幅は15~20cmしかなく、「リハーサルの時に足場の一部が崩れたときには、本気で怖かった」と語っている。 |
| 殺陣担当の高橋一俊は「中屋敷が死んだら、俺も死ぬ!」という覚悟で臨んだと後日語っている。 |
| また、この回の演出担当で、煙突に立つアイディアを出した奥中惇夫監督は後日、この話をビデオで見て「こりゃ命綱付けなきゃダメだわ」と語っていた。 |
| 『仮面ライダーV3』の四国ロケでは、宿泊先の旅館で、みんなで女湯を覗きに行った事がある。 |
| しかし、いたのは修学旅行に来ていた学校の見張りの男の教師で、「後に凄く怒られた」とコメントしている(当時、このような行為は犯罪と見なされていなかった)。 |
| この時の宴会の写真が宮内洋の著書『ヒーロー神髄』に掲載されており、中屋敷と宮内のツーショットが観られる。 |
| この『仮面ライダーV3』では、宮内洋が主人公「風見志郎」の役作りに熱心になりすぎて立ち回り(殺陣)がおろそかになり、V3役の中屋敷が「主役は誰なんだ、V3じゃないか!」と一喝したことがある。 |
| 一方で、抜擢されたばかりの宮内に対し「宮内さんの芝居に合わせたいので研究させて下さい」と要望していて、これはその後の『仮面ライダーシリーズ』も同じだったという。 |
| この言葉に心を打たれた宮内は以後、中屋敷らと息の合った演技を心がけ、現在も続く交友となっている。 |
| 『新・仮面ライダー』は、当初平山亨プロデューサーが擬斗担当として大野剣友会にオファーしたものの、一度は大野会長が不安定な新体制状態であることを慮って断っている。 |
| が、平山や毎日放送側から「仮面ライダー(スカイライダー)役はぜひ中屋敷に」と、たってのオファーが来たことで、その際に「自分達(大野剣友会)を使って下さい。 |
| それが出演の条件です」と申し出て番組を実現させ、1号からストロンガーまでの経験を存分に活かした、従来通りの仮面ライダーシリーズの殺陣を披露した。 |
| このとき、「ライダー役はこの一作だけ」と条件を出したそうであるが、翌年には「スーパー1」を演じることとなった。 |
| また、第9話で怪人コブランジンの人間態を演じた際には、空手の技を披露している。 |
| スーツアクターとして主演の村上弘明が不得手であった為に、熱心に指導したと言う。 |
| 村上は中屋敷が演じたライダーで最長身(180cm代後半)であり立ちポーズにもスマートにそれをアピールする為に心掛けたと言う。 |
| 中屋敷自身も180cmの長身であり、「機敏に動いてるつもりでも、監督や殺陣師からはのろまに視られる」と言う経験から村上の気持ちもよく判ったと言う。 |
| 『新・仮面ライダー』の主人公ヒーロー、「スカイライダー」の売りのひとつだった「セイリング・ジャンプ」の飛行シーンの特撮は、ブルーバックの前でピアノ線に長時間吊られ続けるものだったが、体を固定したままの姿勢にもまったく弱音を吐かず、スタッフを「なんて辛抱強い人なんだ」と驚かせた。 |
| 『仮面ライダースーパー1』では、主人公ヒーロー「スーパー1」を演じる前に、「赤心少林拳法」の指導者、龍明広の下で、殺陣担当の岡田勝や主演の高杉俊介とともに、中国拳法の指導を受けている。 |
| 中屋敷によれば、『V3』の頃はまだ駆け出しで未熟だったが、次第にアクションがシャープでキレのあるものへ進化していったうえで、『スーパー1』は心身ともに一番脂の乗った時期にあり、最も円熟したアクションとして完成を迎え、「どういう風に動けばいいか、確認フィルムを見なくてもわかった」と、後にスーパー1でのアクションを語っている。 |
| 『スーパー1』後半のジンドグマ幹部「鬼火司令」役を当初演じる予定だったが、中屋敷はスーパー1のメイン担当だったので、同僚の河原崎洋夫が鬼火司令を演じることになった。 |
| この鬼火司令との立ち回りについては、「同じ大野剣友会の仲間同士だったのでやりやすかった」と述懐している。 |
| スーツアクターの姿勢として、は常に殺陣師が遣り易い様に配慮していた。 |
| 同期でも年上の高橋一俊に対しては絶対服従で、同じ同期でも歳が近い岡田勝には冗談も交え「危ねえよ、そんな事出来るかよ!」と言いながらも何でも演ったという。 |
| 後輩の池田力也(『宇宙鉄人キョーダイン』殺陣師)には少しでも気を使われると逆に「もっと、要求しろ」と叱咤激励したとのこと。 |
| 大野剣友会と長く仕事をした一文字隼人役の佐々木剛によると、「中屋敷の蹴りは違う!足刀(空手の蹴りで文字通り手刀の足版)が決まる!!」と絶賛している。 |