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プロフィール
- 中野三敏とは
- 略歴
- 年譜
- 単著
- 編著
- 校訂
- 共訂
- 出典文献
中野三敏(なかのみつとし、1935年(昭和10年)11月24日-)は、日本の日本文学研究者。江戸から明治期の近世文学を中心に研究。九州大学名誉教授(元文学部長)。
略歴
| 福岡県に生まれ佐賀県で育つ。 |
| 父中野敏雄は戦前、高額納税者で勅選議員、戦時中は、海軍参与官で、戦後GHQにより公職追放にあったが、後1954年に合併によって誕生した佐賀県武雄市の初代市長に就任。 |
| 102歳の長寿を保った。 |
| 中野は高校時代に江戸川乱歩、谷崎潤一郎、泉鏡花、永井荷風などを耽読し、小説家を志す。 |
| 一浪後、早稲田大学第二文学部に入学。 |
| もともと小説家になって中退するつもりだったが、中央公論新人賞に落選したことで作家の夢を諦め、大学院へ進む。 |
| 在学中、石丸久、鵜月洋、山沢英雄、暉峻康隆らに学んだ。 |
| 洒落本の研究を進めるうちに中村幸彦に傾倒した。 |
| 帰省の折りに九州大学の中村を訪ね、書簡のやりとりを続け、中村は終生の師となった。 |
| 近世研究会の三古会や掃苔会に参加する中で丸山季夫や森銑三、高浜二郎らの薫陶を受け、やがて近世の文人達に興味をもつ。 |
| 国会図書館や日比谷図書館などに通い、本郷や上野、神保町にある古書店の常連客となり、ひたすら和本を漁る。 |
| 古書市にも多く通い、古書肆反町茂雄に出会っている。 |
| また中村の師・野間光辰の知遇を得た。 |
| 雑誌「経済往来」に文人伝の掲載をはじめ、1977年に毎日新聞社から『近世新畸人伝』として出版された。 |
| 1964年に漢学者である早川祐吉の娘裕子と結婚。 |
| 結婚式は宇野哲人や塩谷温なども列席して、儒式で執り行われた。 |
| 1966年、名古屋の愛知淑徳短期大学に職を得て赴任。 |
| 長沢規矩也の信任を得て学会誌「書誌学」への寄稿を始める。 |
| また古書肆藤園堂を通じて書誌学者の尾崎久弥や横山重の知遇を得る。 |
| かつて森銑三が目録を整理した西尾市岩瀬文庫や刈谷図書館に足繁く通い和本の知見を広げた。 |
| この頃、水田紀久、多治比郁夫、肥田晧三との交わりを深めている。 |
| 1972年、中村幸彦が関西大学に転出した跡を受けて今井源衛の要請に応じて九州大学文学部助教授となる。 |
| 1981年、博士論文『戯作研究』が出版され、賞を受賞(年譜を参照)。 |
| 1982年、教授へ昇任し、文学部長を歴任。 |
| 退官後は九州大学名誉教授となり、福岡大学人文学部教授(2006年まで)。 |
| その功績が認められ1998年に紫綬褒章、また2010年には近世文学研究者としては初めて文化功労者を受章。 |
| 現在も精力的に研究・執筆活動に従事している。 |
年譜
| 1953年-久留米大学附設高等学校卒業。 |
| 1959年-早稲田大学第二文学部を卒業。 |
| 1964年-同大学大学院日本文学研究科修了。 |
| 1964年-正則高等学校の国語教師になる。 |
| 1966年-愛知淑徳短期大学助教授。 |
| 1972年-九州大学文学部助教授。 |
| 1981年-『戯作研究』によりサントリー学芸賞(芸術・文化部門)。 |
| 1982年-同書で角川源義賞を受賞。 |
| 1982年-九州大学文学部教授。 |
| 1985年-『近世子どもの絵本集 上方篇』により毎日出版文化賞受賞。 |
| 1998年-紫綬褒章受章。 |
| 1999年-九大を定年退官、名誉教授、福岡大学教授。 |
| 2006年3月-同大学を退職。 |
| 2010年11月-文化功労者。 |
単著
| 『近世新畸人伝』 毎日新聞社、1977年、岩波現代文庫、2004年、ISBN4006001347。 |
| 『戯作研究』 中央公論社、1981年。 |
| 『江戸名物評判記案内』 岩波新書、1985年、2007年。 |
| 『江戸文化評判記 雅俗融和の世界』 中公新書、1992年、ISBN412101099X。 |
| 『内なる江戸 近世再考』 叢書日本再考・弓立社1994年、ISBN4896674634。 |
| 『江戸の板本 書誌学談義』 岩波書店、1995年.新装版2010年12月。 |
| 『読切講談大学改革文系基礎学の運命や如何に』 岩波ブックレット、1998年。 |
| 『十八世紀の江戸文芸』 岩波書店、1999年。 |
| 『本道楽』 講談社、2003年。 |
| 『写楽 江戸人としての実像』 中公新書、2007年、ISBN4121018869。 |
| 『江戸狂者伝』 中央公論新社、2007年、ISBN4120038122、限定特装版もある。 |
| 『和本の海へ豊饒の江戸文化』角川選書、2009年、ISBN4047034363。 |
編著
| 『江戸名物評判記集成』 岩波書店、1987年、ISBN4000002007。 |
| 『三村竹清集』青裳堂書店、1982年–1985年。 |
| 『江戸の出版』(監修)ぺりかん社、2005年、ISBN483151120X。 |
| 『緑雨警語』斎藤緑雨(編注)冨山房百科文庫、1991年。 |
| 『江戸の文字を楽しむ』(全3巻) 角川学芸出版、2010年4月。 |
校訂
| 『洒落本』 日本古典文学全集47:小学館、1971年。 |
| 『砂払江戸小百科』 山中共古、岩波文庫全2巻、1987年。 |
| 『新日本古典文学大系・田舎荘子他』 岩波書店、1990年。 |
| 『新日本古典文学大系・異素六帖 古今俄選 粋宇瑠璃 田舎芝居』 岩波書店、1998年。 |
| 『色道諸分難波鉦』酉水庵無底居士、岩波文庫1991年。 |
| 『寝惚先生文集・狂歌才蔵集・四方のあか』 大田南畝、新日本古典文学大系・岩波書店、1993年。 |
| 『近世畸人伝』伴蒿蹊、中公クラシックス:中央公論新社2005年。 |
| 『近世畸人伝 続』 三熊花顛・伴蒿蹊補記、中公クラシックス2006年。 |
共訂
| 『甲子夜話 松浦静山 〈全3篇20冊〉』 、中村幸彦共訂、平凡社東洋文庫、1977-83年。 |
| 『学海日録』(全12巻) 依田学海、岩波書店、1991-93年。 |
| 『大田南畝全集』(全20巻) 岩波書店、1985-90年。 |
| 『洒落本大成』(全30巻)中央公論社、1978-88年。 |
| 『近世子どもの絵本集上方篇』 肥田皓三 岩波書店、1985年。 |
| 『本は、これから』 池澤夏樹 岩波書店、2010年、執筆者の一人。 |
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合併によって誕生した佐賀県武雄市の初代市長... |
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