| 1993年、『ジョジョの奇妙な冒険』で原画、シナリオ、演出、構成などを手がける。 |
| そして1997年に、竹内義和原作の『PERFECTBLUE』で初の監督を務める |
| これは、アイドルを巡るサスペンスを描いた物語で、マッドハウスとの初の共同制作となった。 |
| 製作段階で、彼は原作のシナリオに満足せず、面白いと思える内容に翻案した |
| これは、「アイドル」・「ホラー」・「ストーカー」の3要素を織り交ぜる、といったものだった。 |
| 脚本家村井さだゆきの協力もあってシナリオが書き換えられ、『彼女の想いで』で描かれたイマジネーションと現実の融合を色濃くするものとなった。 |
| 『PERFECTBLUE』の後、彼は以前からの熱烈なファンであった筒井の『パプリカ』(1993年)を映画化したいと考えていた。 |
| しかし、『PERFECTBLUE』の配給会社(レックスエンタテイメント)が倒産し、これは頓挫することになった |
| それと同時に彼は、イマジネーションと現実の融合をテーマにした新たな作品に取り掛かろうとしていた。 |
| 2002年に公開された『千年女優』である。 |
| これは、絶頂期に突然不可解な引退を告げた大女優についての話である。 |
| 『PERFECTBLUE』と同じくらいの低予算で製作されたが(概算で1億2,000万円くらい)、前作よりも更に大成功を収め、多くの賞に輝いた。 |
| この作品もまた、村井さだゆきとの共同脚本であり、トロンプ・ルイユや時間感覚の喪失の概念なども織り交ぜられた |
| 2003年、3作目の作品『東京ゴッドファーザーズ』を発表する。 |
| 3人のホームレスがクリスマスイブの東京で、捨てられていた赤ん坊を発見し、親を探す…という物語である。 |
| 前作よりも更に制作費がかけられ(概算で3億円)、ホームレスや捨て子といった社会的なテーマをコメディタッチで描いた。 |
| この作品は信本敬子との共同脚本であった |
| 2004年、初のTVシリーズとなる『妄想代理人』を製作する(全13話)。 |
| この作品では、再びイマジネーションと現実の融合をテーマにし、また数々の社会的なテーマも取り入れた |
| 本シリーズには、彼が日頃から温めていた、映画では吸収できなかったアイデアが再表現されている |
| 2006年、『パプリカ』を発表する。 |
| 数年来の構想が実現した。 |
| これは、患者を治療するために彼らの夢を分析するサイコ・セラピストの話である。 |
| この作品も成功を収め、様々な映画祭で賞に輝いた。 |
| 今は、この作品でも単に物語の要約に飽き足らず独自の解釈を加え、「基本的なストーリー以外は全て変えた」 |
| 彼はここでも、イマジネーションと現実の融合を表現したが、ここではとりわけ夢に重点を置き、現実と夢との相乗作用を表現した。 |
| 『パプリカ』の後、押井守や新海誠とともに、2007年放映のNHK製作「アニクリ15」に携わる。 |
| ここで1分間の短編作品『オハヨウ』を発表した。 |
| 同年、日本アニメーター・演出協会(JAniCA)の設立に参与する。 |