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尾畑賢一
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国際化
ACCU 国際大学交流プログラムに参加して
川床修一*,尾畑賢一**
始めに
2004年8月17日から28日の間,東京工業大学から教授1名,学生8名,豊橋技術科学大学から教授2名,引率1名,学生6名,以上計18名でユネスコ主催の ACCU(Asia/Pacific Cultural Center for UNESCO)国際大学交流プログラムに参加しました。このプログラムは,インドネシアと日本両国のエンジニアを目指す学生達が英語で様々な議題に対する議論を通し交流を行うというものでした。そのプログ ...
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国際化 ACCU 国際大学交流プログラムに参加して 川床修一*,尾畑賢一** 始めに 2004年8月17日から28日の間,東京工業大学から教授1名,学生8名,豊橋技術科学大学から教授2名,引率1名,学生6名,以上計18名でユネスコ主催の ACCU(Asia/Pacific Cultural Center for UNESCO)国際大学交流プログラムに参加しました。このプログラムは,インドネシアと日本両国のエンジニアを目指す学生達が英語で様々な議題に対する議論を通し交流を行うというものでした。そのプログラムについて紹介をしたいと思います。 プログラム日程 1日目: 移動(日本−ジャカルタ) 2日目: 移動(ジャカルタ−バンドン)/Institut Teknologi Bandung(ITB)にてオープニングセレモニー/ディスカッション) 3日目: ディスカッション/タービンパイプラインのメンテナンス工場見学) 4日目: ディスカッション/研究室見学) 5日目: 文化視察(温泉,Tangban Perahu 山の火山口,民俗舞踊)) 6日目: 移動(バンドン−ジョグジャカルタ/世界遺産(ボルブドール寺院)視察) 7日目: Gadjah Mada 大学(UGM)訪問/移動(バンドン−ジャカルタ)) 8日目: 移動(ジャカルタ−バンコク)) 9日目: ユネスコ Community Learning Center (CLC)視察) 10日目: Sirindhorn International Institute of Technology(SIIT)訪問,MUSASHI 視察) 11日目: 東工大オフィス視察/アユタヤ見学) 12日目: 移動(バンコク−日本)) 写真1左UMGにて、右ITBにて 以上の日程で行われたプログラムでしたが,大きく分けてこの研修では3つのテーマがあったように感じました。まずセミナーへの参加,海外企業や国際組織の見学,最後に国際的なコミュニケーショです。 1)セミナーへの参加 全てのディスカッションは,東京工業大学,豊橋技術科学大学,バンドン工科大学の学生によって,3つのグループに分かれて行われました。各グループは日本とインドネシアの学生,5名ずつで構成されていました。与えられたテーマで討論を行い,その場で資料を作り発表するという形式で行われました。 1日目は日本とインドネシアの教育制度の違いについての議論をしました。2日目にはバイオディーゼルの有用性について教授から講義していただき,議論をしました。3日目はハイドロカーボン冷媒体の開発に関する導入を教授から講義していただき,その後に,同様に議論と発表を行いました。 このセミナーを通して,インドネシアの文化に触れること,また英語で議論し,発表を行うという貴重な経験ができました。工学的知識や能力は日本の学生はインドネシアの学生に全く劣ってはいないと思いましたが,やはり英語での発表という観点から考えると,慣れ,積極性,などの面で見習わなければならないと思いました。ハイドロカーボン冷媒体の普及方法についての議論の際には,購入時にフロン代替を行うべきだとの意見と,冷蔵庫などは高価なため中古のものまで考慮すべきだとの意見があり,技術だけではなくインドネシアの経済性を含めた激しい議論がなされました。インドネシアの学生の中でも主張が異なることを知り,経済性を議論の中で論じる難しさを実感しました。 写真2セミナーの風景(ITB にて) 2)海外の企業,国際的組織の見学 プロジェクトの3つ目としてアジアで働く会社や人を見学し,現地で働く日本人ともお話しする機会を得ました。 CLC というユネスコの機関では,地域の小学校の先生を集め,読み書きを苦手とする大人達に教えたり,町の公民館のような場所で民族舞踊の練習をしたりなどのプログラムが行われており,地域の人達の生活を豊かにしている様子が伺えました。短期間の訪問からプロジェクトの全貌は伺い知れませんでしたが,このプログラムは国からも奨励されており,更なる発展を願っています。 写真3左上,インドネシア世界遺産ボルブドゥール寺院にて。 左下,タイ CLC にて。右上,インドネシアの民族舞踊。 右下,タイ MUSASHI(自動車部品工場)にて。 3)コミュニケーションについて ITB の学生たちとは,討論,発表というアカデミックな交流に加え,観光も共にしました。訪れた温泉で人間タワーを作ったり,バスの中で歌を歌ったりなど言葉を超えたコミュニケーションを取ることができました。最後のお別れの時にはお互いの教え合った歌をギターに合わせて歌い合い,本当に感動しました。 また,イスラム教を重んじるインドネシアでは,大学では授業よりもお祈りを優先する傾向があり,講義が始まっても誰一人いないことに驚きました。また,食事の制限,挨拶時の握手拒否などをカルチャーショックを受けました。 写真4バスの中にて,左:行き,右:帰り 終わりに 以上の経験を通して,国際的な場で,他の言語,文化,宗教を持つ人たちと議論をし,理解をして共存していくことの難しさと大切さを知りました。東工大で勉強するエンジニアとして,自分に何ができるかを真摯に考えるきっかけになりました。同じ世代の違う文化,社会で生活する友達ができたことも自分達にとって大きな財産になるでしょう。このプロジェクトは来年以降も続けて欲しいと,参加者一同強く希望しています。来年,参加希望者が増えることを願っています。 最後になりましたが,このプログラムを全工程に渡りまして引率,ご教授いただきました梶内俊夫教授(国際開発工学専攻)に心より感謝いたします。またこのプログラムを運営するにあたってお世話になりました,豊橋科学技術大学,本間寛臣教授,黒田清彦助教授,市川事務官,東京工業大学工学部,岸本喜久雄教授,高橋邦夫助教授,また現地でお世話になった関係者各位,そして ACCU の関係者各位に深くお礼申し上げます。 東工大からの参加者:梶内俊夫教授,(以下敬称略)尾畑賢一,川床修一,篠崎明,永野玲子,星野健太郎,升岡正,森田恵一,柳田希与人 (**:国際開発工学専攻修士1年梶内研究室所属, **:国際開発工学専攻修士1年高橋研究室所属)
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