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『マッシュ』からアシスタント制を導入し、現在の画風を確立した。
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細野不二彦や浦沢直樹と並んで、小学館の擁する絵のうまい男性漫画家として定評がある。
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とりわけ、思春期前の少年少女の表情の変化や、老人の写実的な描き方で評価が高い。
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画力だけでなく、作話力でも評価が高い。
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初期作品のうち、『マシューズ ―心の叫び―』、『風のマリオ』(以上講談社)、『マッシュ』はいわば神童芸術家三部作であり、天才少年が生い立ちの逆境と闘い人生を切り開き、栄光を掴んでゆくさまが描き出されている。
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この三部作では、甘い感傷を漂わせた抒情的なストーリー展開において、後の『Dr.コトー診療所』の先触れとなっている。
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また、早くもこの三部作と『エクシス』(講談社)では、手塚治虫のようなスター・システムが使われて、主人公ならびにヒロインがいずれも同一人物と言ってよいほど同じ顔をしており、さらにどちらも、『いただきます!』(小学館)において準主人公として再登場する。
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ヒロインを気の強いしっかり者の恋女房とする設定は、『マッシュ』に始まり、『いただきます!』や、いくつかの少年向けスポーツ漫画を経て、『Dr.コトー』に受け継がれている。
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『いただきます』は少年漫画でありながらも、それまでの抒情的なストーリーを捨てたピカレスク・ロマンで、劇画的な画面構成や破天荒なスラップスティック、社会諷刺を前面に押し出し、それまでの「絵はうまいが、話は地味」という山田評から脱却することに成功した。
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しかしながらこの作品でも、主人公の「天才少年」詐欺師がどん底から這い上がっていくという設定は、『マッシュ』以前の発想が踏襲されている。
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現実批判は、災害・事故調査官を主人公とした『アクシデンツ ―事故調クジラの事件簿―』にも受け継がれている。
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『いただきます!』の成功を受け、成年向け漫画にも進出、しかし珠玉の短編集『過去への旅人』では、再び抒情的な語り口に戻っているばかりか、一切のギャグを斥けた重厚でシリアスなストーリー構成を行い、ストーリーテリングのうまさを見せ付けた。
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一方の『ONE&ONLY』は、『いただきます!』や『アクシデンツ』にも部分的に出てきた、自動車に対する作者の情熱が表現されている。
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『Dr.コトー診療所』は、さしずめこれまでの創作活動の総決算といった趣があり、少年漫画の創作で培った、程よくギャグを交えたストーリー、写実性と劇画的画面の巧みなバランスが認められる。
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この作品では「スターシステム」の実験も見られ、旧作の登場人物が転用される(原健裕=『風のマリオ』のポトフ、主人公の祖父=『いただきます!』の主人公ゴダイ、古志木漁協にあらわれたチンピラ=『いただきます!』クラウナウア共和国の傭兵)だけでなく、旧作の特徴的な人物の性格や役柄が借用されている(安藤漁労長=『マッシュ』の画家の卵ノルウォーター、内つる子=『いただきます!』のババァ)ほか、さらには主要なキャラクターに、文字通りの現実のスターの顔が利用されている。
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また、プロ野球中日ドラゴンズのファンで、チームがリーグ優勝した2004年に『中日新聞』の優勝特集紙面で、優勝に歓喜するドラゴンズナインを見開きで描いた。
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2006年10月11日付(ドラゴンズ優勝の翌日)の『中日スポーツ』紙面には、五島健助(Dr.コトー)が「ファン代表」として胴上げされているイラストが描かれた。