| 『キカイダー01』の頃は吉川進プロデューサーの鎌倉の自宅に泊まりこみで本を執筆していた。 |
| その頃同作品のメインライターだった長坂秀佳が吉川に「俺は1日に30分ものが3本書けるくらいが良いペースだ」と言い放っていたのを傍で聞き「凄い人がいるものだ」と圧倒されたという。 |
| 曽田は長坂と逆に「遅筆作家」であると自身で認識しているという。 |
| メイン初期の戦隊シリーズである『大戦隊ゴーグルファイブ』と『科学戦隊ダイナマン』は試行錯誤で書いていたが、『超電子バイオマン』で「軌道に乗ったという感じ」でシナリオが書けるようになったと語っている『東映ヒーローMAX』Vol.11(2004年、辰巳出版)。 |
| メインで手掛けた作品の中では、『電撃戦隊チェンジマン』は「自分の中で一番バランスよく書けたという思いがありますね」と語っている。 |
| ただし『光戦隊マスクマン』終了直後の書籍(講談社)のインタビューでは「強いて好きな作品を上げるとするなら『マスクマン』でしょうね」と語ったこともある。 |
| また『超獣戦隊ライブマン』の初期3人の頃は一人一人の個性を描けて印象に残っているという。 |
| 戦隊執筆最終作である『激走戦隊カーレンジャー』についても楽しく書けたと追想し、「(メイン脚本家の)浦沢義雄さんのあの世界観は自分も嫌いじゃないんですよ」と後に語っている。 |
| 戦隊を執筆するにあたって「最初から最後までアクション一辺倒で何もないような内容になりかねない。 |
| それじゃあまりにも書いてもむなしいし(…)子ども心にも残るようなドラマを入れてやろうという思いは常にあった」という。 |
| 「僕は人間を素直に見ない。 |
| 否定的に見てしまう。 |
| そういう視点があるんだよね」と語る。 |
| それは時代の影響や学生運動の経験によるものだという。 |
| 「学生運動の、思想が違うということで戦いになってしまうというのをどこかずっと引きずってた」ゆえに、「最終的にはどんなに考えが違っていても、認めなくてはいけない」と考えているという。 |
| 「内ゲバ的に力で抹殺したり、封じ込めちゃったりしては絶対にいけない」との思いが『電撃戦隊チェンジマン』などの展開に投影されている。 |
| シナリオライターになった当初は、「反体制派だから、シナリオ書いていても面白くないのよ(…)こんなことして何の価値があるのかなって」と思っていた。 |
| 戦隊メイン初期の頃は、翌年の新しいシリーズの企画書を、東映の軽井沢の保養所に籠もって一人で執筆するのが常であったという。 |
| 『超電子バイオマン』の頃、エジプトに10日間旅をすることになり曽田も楽しみにしていたが、突然イエローフォー役の女優の交代が決まり、その交代劇を挿入することになったため、急遽前後編の脚本を書く羽目になったという。 |
| シナリオは何とか間に合い、無事エジプトにも行くことが出来たがかなりキツかったという。 |
| 阿部征司プロデューサーによると、曽田は締め切りをちゃんと守るライターであるそうで、その点は伊上勝とは対極にいる作家であったという。 |
| しかし前述の通り本人は「遅筆作家」と称しており、長編小説は年1作のペースでないと書き下ろせないという。 |
| 戦隊をメインで書いていた頃は、1986年の『超新星フラッシュマン』以降、仕事は戦隊専属で行っていた。 |
| 例外は1990年の映画『孔雀王2』である。 |
| メイン作品が後半に差し掛かるにつれ、会議が長引くようになって「つらかった。 |
| やはりなかなか新しいアイデアが出にくくなっていたんでしょう」と回想『宇宙船』Vol.98(2001年、朝日ソノラマ)。 |
| また、新ロボット・新武器登場の話を挿入しなければならなくなり、打ち合わせに時間を長く割かれて苦しかったという。 |
| メイン最終作の『地球戦隊ファイブマン』の頃は、満身創痍で苦しみながら執筆したと洩らしている。 |
| 戦隊メインの時代は、取材の意味で「最新のSFとかミステリーなどをチェックするように」していたという『宇宙船』Vol.98(2001年、朝日ソノラマ)。 |
| ただし本人がもっとも好きなのは時代小説で、南原幹雄、藤沢周平、中里介山などを愛読してきた。 |
| かつて『ブロードキャスター』で「ご当地戦隊ヒーローが今密かなブーム」という企画が放送され2004年9月18日放映。 |
| 、『ゴレンジャー』の脚本家という触れ込みで曽田がインタビューに答えていた。 |
| 執筆活動に影響を与えた映像作品として宮本輝原作・小栗康平監督の映画『泥の河』(1981年1月公開)を挙げている。 |
| テレビライターの仕事に「慣れきってしまっていたときに東映の試写室でこの作品を見て、初心に返ろうと心を新たにさせてくれた作品なんです。 |
| 作家は安定した生活に安住してはいけない。 |
| 志なくして、どうして作家と言えようか。 |
| そんな気持ちを思い出させてくれました」と述懐している |