二学期終業式校長講話 校長 松尾 裕
皆さん、1年間、御苦労さまでした。
二学期の終業式に当たり、私からは今学期の皆さん方の美活同源の姿について紹介して、それに伴う表彰状の伝達を行いたいと思います。
そして、1学期の終わりに紹介しました、昨年から引き続いて掲げている、本校のキャッチフレーズである「挨拶」「挑戦」を実践した皆さんを、図書券を副賞に付けて表彰したいと思います。最後に、三学期の行事等に関して、少し紹介します。
今、皆さん方の前に、中学部の鍋島先生が、黄色の紙に墨字で「美活同源」と書かれた垂れ幕を下げて、立っておられます。この言葉に関しては、これまで何回か説明しましたので、分かっていると思いますが、簡単に説明します。
本来の意味は、『美しい場所にはたくさんの人が集まり、その地域は活性化され、元気づく』と言う意味の言葉です。
これを本校に当てはめると、 ... もっと見る
二学期終業式校長講話 校長 松尾 裕
皆さん、1年間、御苦労さまでした。
二学期の終業式に当たり、私からは今学期の皆さん方の美活同源の姿について紹介して、それに伴う表彰状の伝達を行いたいと思います。
そして、1学期の終わりに紹介しました、昨年から引き続いて掲げている、本校のキャッチフレーズである「挨拶」「挑戦」を実践した皆さんを、図書券を副賞に付けて表彰したいと思います。最後に、三学期の行事等に関して、少し紹介します。
今、皆さん方の前に、中学部の鍋島先生が、黄色の紙に墨字で「美活同源」と書かれた垂れ幕を下げて、立っておられます。この言葉に関しては、これまで何回か説明しましたので、分かっていると思いますが、簡単に説明します。
本来の意味は、『美しい場所にはたくさんの人が集まり、その地域は活性化され、元気づく』と言う意味の言葉です。
これを本校に当てはめると、視覚に障害があるという状況の中で、周囲にその不満をぶつけることなく、何かに向かって、校訓にあるように「明るく 強く 精いっぱい」、挑戦する姿があれば、それは素晴らしい、美しい姿であり、そうすれば、そこに支援する人々が集まってきて、学校は活気づくようになり、皆さん方も元気づき、更に頑張ろうという気持ちになるといったことです。
二学期も、皆さん方が、様々なことに挑戦され、それぞれ素晴らしい足跡といいますか、成績を挙げられました。
お陰で、県立盲学校の存在が大いに高められたと思っております。外部から学校視察に来られた方々も、「この学校は活気あって良いですね。生徒の皆さんも、元気があって本当に、良い学校ですね。」と言われていました。
また、ある盲学校の校長先生は、「熊本盲学校は素晴らしい学校ですね。うらやましい限りです。となりの県に、こんな素晴らしい盲学校があって、私達も嬉しいです。」と言われていました。
こういう評価を受けることができるのも、生徒の皆さん方の頑張りであり、先生方の指導のお陰だと思っております。皆さんも、県立盲学校の生徒であることに、誇りと自信を持っていただきたいと思います。
それでは、表彰がたくさんあって、少し時間がかかりますが、皆さん方が挑戦した催しものを紹介しながら、表彰を行っていきたいと思います。
まず、普通科3年の田畑杏梨さんが、
○ 九州地区盲学校弁論大会で第3位
○ 熊本県高等学校弁論大会で最優秀賞
○ 九州高等学校弁論大会で奨励賞
○ 中津市主催で行われた「福沢諭吉記念祭全国高等学校弁論大会」で第2位にあたる大分県知事賞
を、それぞれ獲得しました。
それから、中学部1年の永田冬弥くんが、県教育委員会主催の「朝食キャンペーン」に応募し、4千人の応募の中から入選に選ばれ、表彰を受けました。
その時、永田くんが考えた朝食のメニューは、「納豆ごはん 夏野菜みそ汁 チーズ入り卵焼き」でした。
それから、今年初めて日本文化協会主催の「全国盲人写真展」に、出品し、沢山の方が表彰を受けています。紹介しますと
○ 優秀賞である「並河萬里賞(ナミカワ バンリ)」に中学部1年の永田冬弥くんの「傘」が選ばれました。
○ 奨励賞である「細江英公賞次席(ホソエ エイコウ)」に、中学部2年の米原聖実さんの「実習」という写真が選ばれています。
○ 奨励賞である「三木淳賞次席(ミキ ジュン)」に、普通科3年の田畑杏梨さんの「私の音楽」という写真が選ばれています。
○ 努力賞に普通科1年の大山桂司くんの「花に触れて」と、米原聖実さんの「赤いチューリップ」の写真が選ばれています。
なお、大山桂司君は、昨日から広島県で行われる「第1回全日本視覚障害学生柔道大会」に参加するために、平井先生と出かけておりますので、大山桂司君関係の表彰は、月曜日に校長室で済ましております。
それから、熊本ライオンズクラブ主催の「少年少女俳句会」で、
○小学部5年の井上真希さんが
「風呂掃除大汗をかくお父さん」で人賞(熊本市賞)、
○中学部2年米原聖実さんが
「風にのり鈴虫の声が聞こえた日」で佳作に入選
○普通科2年清田茜さんが
「花火たち空の彼方へ飛んでいった」で佳作に入選
それから、熊本犯罪被害者支援センターの主催の1行詩「いのちの歌」で、小学部4年の上妻七海さんが
「私200歳まで生きたいな。だって、いろんな仕事をしたいもん」という1行詩で入選しています。
それから、専攻科保健理療科2年の飯嶋輪さんが、東京で行われた第58回ヘレン・ケラー記念音楽コンクールで、弦楽器の部で、最優秀賞である「ヘレン・ケラー大賞」を受賞しました。
それから、普通科1年の大山桂司君が、第21回熊本県高等学校総合文化祭「標語募集」に、「未来に受けつごう 文化の心」で応募し、1612点の中から佳作に入選しました。
次に、18日に行われた校内持久走大会の表彰をしたいと思います。成績については、当日発表してありますので、表彰だけ行います。今から、名前を呼びますので、前に出てきてください。
○5Kmの部 藤本拓巳、大山桂司、大當輝彦
○3Kmの部 嶋本和男、米原聖実、井上真希
これからは、既に表彰等は終わっていますので、紹介だけ行います。まず、東部地域市民のつどい主催の「五行歌」に応募した、専攻科理療科2年の田中勇気さんと、橋本清治さんの二人が優秀賞を獲得しています。
それから大分県で行われた全国障害者スポーツ大会では、普通科2年の清田茜さんがサウンドテーブルテニスで銅メダルを獲得しました。
それから熊本市水保全課主催の「くまもと『水』検定」に、普通科の大山くん、清田さん、山田さん、田畑さん、4名が受験し、全員、3級に合格し、大山君が2級を受験しています。先生方も、何人か2級の試験を受けられています。
それから、中学部2年の米原聖実さんは、熊本市子ども議会、熊本北高主催の中学校英語暗唱大会、それから東町中学校との合同学習などにも参加しています。
それから、小学部4年の上妻七海さんは、東京都と阿蘇で10日間に渡って行われた「日中韓子ども童話交流2008」に、中国や韓国の子ども達と一緒に参加して、素晴らしい絵本を作り上げています。
それから、熊本市の童話発表会に小学部4年生の上妻七海さんと、5年生の西門ふみかさんが参加しました。
続いて、今学期の、「挨拶賞」と「挑戦賞」ということで、表彰したいと思います。
小学部4年生の上妻七海さんは、「挑戦賞」です。
挑戦賞『あなたは「日中韓こども童話交流2008」に 一週間の長い間外国の友達と交流し皆で協力して 一冊の絵本を完成されました これは美しい挑戦の姿でした よってここに表彰します』
中学部2年生の米原聖実さんは、「挑戦賞」です。
挑戦賞『あなたは 英語暗唱大会 東町中学校との共同学習 熊本市こども議会など 積極的に校外活動に参加されました これは美しい挑戦の姿でした よって ここに表彰します』
高等部普通科2年の清田茜さんは、「挨拶賞」です。
挨拶賞『あなたは 生徒会長として 毎朝 生徒昇降口に立ち さわやかな笑顔で挨拶し 登校する者に一日の活力を与えました これは 美活同源の姿であります よって ここに表彰します』
これで、表彰関係は終わりまして、3学期の催しものなどを紹介して終わりにしたいと思います。
皆さん方は既にご承知のとおり、本校のアンサンブル部が、3月20日にさいたま市で行われた、第31回全日本アンサンブルコンテストで、金賞を受賞しました。このことを記念して、県立盲学校主催の特別演奏会を実施したいと、現在計画中であります。
今、皆さんの前に、松岡先生がポスターを持って立っておられますが、このポスターは、その特別演奏会をお知らせするポスターです。
少し読んでみますと、
熊本県立盲学校「特 別 演 奏 会」
〜第31回全日本アンサンブル部コンテスト金賞受賞記念〜
期日:平成21年1月30日(金)
開場18:00 開演19:00
会場:熊本県立劇場コンサートホール
(入場無料。但し整理券が必要です。)
出演:県立盲学校アンサンブル部他
(スペシャルゲストを予定)
となっています。
是非、みんなさんも、この特別演奏会に協力をお願いしたいと思いますし、入場は無料ですが、整理券が必要ですので、皆さん方の家族、親戚の方、知り合いの方で、是非聞いてみたいと言う人がおられたら、松岡先生から必要な枚数の整理券を貰って、渡してあげてください。
三療の国家試験に関して、少しお話ししたいと思います。
一つは、臨床実習に関することですが、専攻科3年、本科保健理療科3年の、臨床実習に出ている皆さん、お疲れさまでした。早朝からの準備や実習等、有り難うございました。
先週、外部からこられた方を臨床室に案内したのですが、その方が、「ここの治療室は、評判が良いんですよね。」と言われていました。また、ある方は、「盲学校の臨床室の予約は、本当に取れないんですよね。」と、予約が取れないことを嘆いておられました。
こんな評価を受ける臨床室を、私自身も誇りに思っております。是非、今後も、患者の皆さんを大切にした臨床実習をお願いしたいと思います。
それから、11月27日に大分県で九州地区の盲学校の校長会があって、大分盲学校に行ってきました。
グランドの金網には、大きな字で、「祝 国家試験全員合格おめでとう」と書かれた看板が掲げられていました。昨年度は、全員が三療の国家試験に合格したとのことです。
是非、本校も、大分県と同じように、受験者全員が合格できるように頑張っていただきたいと思います。
理療科の先生方も、冬休みに課外を計画されています。また、1月になると、離校学年の方々の、進路や受験等の様々な不安や悩みに応えるため、個別の相談室を設けて対応されると聞いています。是非、この個別の相談室を活用して、国家試験に向けて全力投球して欲しいと思います。学校としても、全面的に協力したいと思っております。
最後に、これは、幼稚部と小学部の皆さん方へのお知らせです。
この後、11時頃、小学部棟に、赤い衣装に包んだサンタクロースが、小学部の皆さん方に、クリスマスプレゼントを持ってやってきます。確か、ローラースケートとホッパー、それに幼稚部の皆さんへのおもちゃのプレゼントだと聞いています。これはある生命保険会社からのプレゼントです。
これも美活同源のお陰かなと思っているところです。幼稚部と小学部の皆さんは、楽しみに待っておいてください。
今申し上げた様に、この2学期も、皆さん方の素晴らしい美活同源の姿をたくさん見ることができました。本当に感謝、感謝の気持ちであります。
ただ、一言申し上げたいことは、結果が全てではないということです。良い結果に越したことはありませんが、あくまでも挑戦することが一番大切ですし、挑戦しようと言う前向きの気持ちを大事にしてください。
新しい年も、皆さん方と先生方、一緒に協働共汗の心で頑張り、たくさんの美活同源の姿を実現しましょう。
皆さん、それぞれ、良い年をお迎えください。
(二学期終業式の校長講話より)
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