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プロフィール
- 松本哉とは
- 学生時代まで
- 「貧乏人大反乱集団」
- 選挙への出馬
- 思想
- 著書、編書
- 関連項目
- 外部リンク
- 関連サイト
松本哉(まつもとはじめ、1974年10月17日-)は日本の「左翼」活動家、古物商である。東京都杉並区高円寺でリサイクルショップ「 素人の乱」を経営しながら、任意団体「貧乏人大反乱集団」の主宰者として活動を行っている。東京都出身。父親は 永井荷風の研究書などを書いた作家・風景画家の 松本哉( まつもとはじめ、1943年-2006年、本名は松本重彰)。
学生時代まで
| 東京都世田谷区経堂で生まれ、江東区亀戸にて育つ。 |
| 両親の離婚後は新宿区に住む。 |
| 1994年、法政大学法学部第二部政治学科に入学。 |
| 1996年松本哉ほか「学生はみんな働いている--全貧連に聞く」『現代思想』27巻7号(青土社、1999年)253-261頁より。 |
| 松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』(筑摩書房、2008年、ISBN978-4480877925)奥付より。 |
| ただし、雨宮処凛「『貧乏』を逆手に反撃が始まった」『論座』2007年4月号(朝日新聞社)38頁では、1997年結成とされている。 |
| 、同校の市ヶ谷キャンパス再開発を機に自称ゲリラ組織松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』95-102頁より。 |
| 「法政の貧乏くささを守る会」を結成。 |
| 同会は、授業に出席しない学生の居場所の保全、学生生活の改善、学費値上げ反対、校舎改築反対などを訴え、。 |
| 鍋闘争(屋外に炬燵を置き、鍋物を囲み酒を飲む)『毎日新聞』1999年10月15日東京夕刊9面より。 |
| 『毎日新聞』1999年6月21日北海道朝刊21面より。 |
| 雨宮処凛「『貧乏』を逆手に反撃が始まった」『論座』2007年4月号35-40頁より。 |
| 飲酒闘争(炬燵やテレビを持ち込み、ひたすら酒を飲む)。 |
| 焼肉闘争(大学当局の事務室前に炬燵を置き、焼肉を行う)。 |
| くさや闘争(事務室前でくさやを焼く)。 |
| 学食闘争(味や値段への不満を訴えて集団で学生食堂に突入し、値下げを実現させる)。 |
| などの自称「闘争」を行う。 |
| 活動を重ねるうちに、このような「闘争」に100人以上の学生が参加するようになる松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』97頁によると、2年目の学食闘争には200-300人が集まったという。 |
| さらに同会は、愛知大学に賛同者を得たのをきっかけに上部団体「全日本貧乏学生総連合」(全貧連)を結成し、日本各地の大学13校(1999年時点)に支部を持つ組織となる。 |
| 2001年3月、松本の主張によると法政大学法学部を卒業し松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』103頁・184頁によると、授業に全く出席していない科目の単位も軒並み取得したことになっていたという。 |
| 、4月に同校の通信教育課程文学部『毎日新聞』2002年1月16日東京朝刊29面より。 |
| へ再入学松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』181-189頁より。 |
| 同年9月、同校で開催された日本私立大学連盟主催の市民講座へ仲間とともに乱入し、私大幹部や財界人に消火剤を噴霧するなどしており、翌2002年1月に逮捕され『朝日新聞』2002年1月16日東京地方版朝刊東京25面、『毎日新聞』2002年1月16日東京朝刊29面、『東京新聞』2002年1月15日夕刊10面より。 |
| 、7月ごろには除籍されている。 |
「貧乏人大反乱集団」
| 法学部を卒業した後、任意団体「貧乏人大反乱集団」を結成「地位でもなく、おカネでもなく、とりあえず、こたつ。 |
| 」『論座』2007年4月号41-44頁より。 |
| 2003年12月、「クリスマス粉砕集会」と称して六本木ヒルズに卓袱台を持ち込み、鍋料理を始めようとするが警察官300人に阻止される。 |
| 2005年、高円寺にリサイクルショップ「素人の乱」を開店。 |
| 後に、松本のもとに集まった者の中から同名の店舗を開業する者も現れ、高円寺にはカフェなど5店舗の「素人の乱」が立ち並ぶこととなる(店舗数は2007年時点、松本が経営する店舗を含む)。 |
| 2005年、「高円寺ニート組合」との団体名松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』112頁によると、この団体名はデモ申請時にその場で思い付いたものだという。 |
| で、放置自転車の撤去反対を訴える100人規模のデモ行進を行なう。 |
| このデモは、DJや音響機材などを載せたトラックが先頭で音楽を流し、酒を飲んだ者や踊る者などが付いていくというものであった水越真紀「革非同、ニート組合の闘争下流アナーキーイン・ザ・ニッポン」『朝日新聞ウィークリーAERA』2007年4月2日号(朝日新聞社)22-23頁より。 |
| 実際の参加者数(100人から200人程度)が、あらかじめ公安委員会へ申請していた参加者数(3人)を遥かに上回っていたうえ、道中では通りすがりの人々も飛び入りでデモ隊に加わっていき大騒ぎとなるが、デモの責任者として届け出ていた人物は途中で変装して逃げ出している。 |
| 翌2006年、松本は鉄道駅構内トイレのティッシュペーパー無料化を求めるとの名目で仲間2人とともにデモ行進を行うが、3人ともプラカードなどを持たず、主張を叫ぶこともせず、ごく普通に歩くだけであった。 |
| あらかじめ参加者は3人だと申し出ていたにもかかわらず、当日は200人の警察官が出動してデモの警戒にあたっている『東京新聞』2007年5月29日朝刊26面より。 |
| 同年(2006年)3月、PSE問題(PSEマークの無い電化製品が取引できなくなるとされた問題)に際し、昭和時代に用いられていたレトロ家電も(楽器などと同様)文化財と見なすべきだと主張し『朝日新聞』2006年3月1日東京朝刊33面より。 |
| 、約100人で電気用品安全法に反対するデモを行う『朝日新聞』2006年3月19日東京朝刊37面より。 |
| 同年12月には、いたずらに消費を誘起する行事への抗議を名分に「クリスマス粉砕集会」と称して新宿駅前の路上に炬燵を置き、鍋物を食べているところを警察官20人弱に取り囲まれる『朝日新聞』2007年1月1日東京朝刊1面より。 |
| 2009年には増田俊樹監督により松本をモデルにした『おやすみアンモナイト』 |
| 電化製品の取引を認めさせるデモを呼びかけ、家電を積極的に販売し、電気使用を推進する立場ではあるが、2011年に東日本大震災にて原発事故が発生すると、原発反対デモを突如インターネット上で呼びかけ、多くの若者が原発反対運動に参加し、その模様が大きく報道された。 |
選挙への出馬
| 松本は、政治が若者の要求に応えていないため若年層の投票率が低下していると考え、社会へ直接主張ができる貴重な機会として知人らに投票活動を推奨していた『朝日新聞』2007年7月26日東京地方版朝刊東京都心・地方面35面より。 |
| 2007年4月には「路上の解放」「放置自転車の撤去反対」などの主張を掲げて自ら杉並区議選に出馬し、高円寺駅前でDJと音響機材を使い、大音量でロックバンドなどの演奏、ダンスといった「街頭演説」を連夜にわたり行なう。 |
| この選挙では得票1,061票(69名中63位)で落選。 |
| 後に松本は立候補した理由として、音楽を流すデモなどには規制が厳しいが、候補者の選挙活動という名目で行えば警察も迂闊に手が出せないことを挙げており、街をパニックにさせ、作戦成功だったと述べている |
| しかしこの理由について、外山恒一は自身のブログにて選挙活動という名目で期間中やりたい放題ができるというアイデアは、杉並区議選の前に行われた2007年東京都知事選挙に外山が立候補するに当たって松本から協力を得るために彼に吹き込んだアイデアであるとし、松本はそれを「あるスジからちょっと小耳に挟んで」としたり、著書『素人の乱』では「歩いている時にふと思いついた」としており、自身でそのアイデアを思いついたかのような発言で完全に嘘をついていると批判されている外山恒一ブログ「我々少数派」2009年1月25日 |
思想
| 学生時代は「ブルジョア大学化反対」といった主張を掲げ、活動には既存の学生運動をパロディー化したような手法を用いていた。 |
| 当時、作家の立松和平は松本らの活動を「面白い」と評している。 |
| 後に松本は、既存の学生運動を「いいこと言ってる」と評しつつ、彼らの主張が他の学生に届いていなかったと述べており、主張をする際にも面白さを追求するほうが自分に向いており、他人にも理解され易いのではないかとしている松本哉・鈴木謙介『さよなら下流社会』(ポプラ社、2008年、ISBN978-4591105566)207-208頁より。 |
| 「貧乏人をこき使う金持ち」を敵視しており、大学卒業後も「貧乏くささ」を街頭に持ち込む活動を行っている『岩手日報』2007年4月4日夕刊2面より。 |
| 松本によると、現代の日本社会にはいたずらに消費をあおる傾向があり、何をするにも必要以上に金を使わされる一方で、金持ちのために長時間働かされることが美徳だとされているという松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』7-11頁より。 |
| 実際にはあまり金をかけなくても楽しく生活できると松本は主張しており、もし、そのように生活する人々の集まりが日本中に作られ互いに連帯すれば、それこそが革命の実現ではないかとしている。 |
| 既存の左翼運動に対しては「楽しくない」と感じており、難しい思想を訴えることには否定的である。 |
| 折につけ、デモの必要性を訴えているが、単に主張を叫ぶだけのデモよりも自分たちがやりたいことを実際にやって見せる行為のほうが「デモンストレーション」の語義に適っている松本哉・鈴木謙介『さよなら下流社会』61頁より。 |
| としており、その具体例が路上ライブや鍋集会である。 |
| 松本は、規制や抑圧が少なく街頭で自由に騒いだり酒を飲んだりできるような世の中を理想としており、路上ライブなどは革命後の世界を実際に作って見せる行為だという松本哉『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』128-129頁より。 |
| 社会学者の毛利嘉孝は、「クリスマス粉砕」「放置自転車撤去反対」といった主張から資本主義や警察国家権力への批判を見て取っており、松本らの活動は既存の左翼が失ってしまった「面白さ」を取り戻す試みだと評している毛利嘉孝「ストリートが左翼を取り返す」『論座』2007年4月号45-50頁より。 |
| 外山恒一は、80年代半ば以降の左翼系の運動は、ピースボートや反管理教育運動などをはじめとした素朴な社民的な枠内で盛り上がったり下がったりしているのみであり、松本の思想や運動も社民枠内の「過激な社民」であるにすぎないと評している外山恒一ブログ「我々少数派」2009年8月5日 |
著書、編書
| 『貧乏人の逆襲!タダで生きる方法』筑摩書房、2008年、ISBN978-4480877925。 |
| 二木信共編『素人の乱』河出書房新社、2008年、ISBN978-4309244471。 |
| 鈴木謙介共著『さよなら下流社会』ポプラ社、2008年、ISBN978-4591105566。 |
| 『貧乏人大反乱』アスペクト、2008年、ISBN978-4757215658。 |
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1974年
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松本 哉(まつもと はじめ、- )は日本の「左... |
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1994年
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法政大学法学部第二部政治学科に入学 |
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