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プロフィール
- 水野忠邦とは
- 出生・唐津・浜松藩主時代
- 天保の改革
- 失脚・老中再任後
- 官職位階履歴
- 水野忠邦の家臣
- 登場作品
- 参考文献
- 関連項目
水野忠邦(みずのただくに)は、江戸時代の大名・老中。
出生・唐津・浜松藩主時代
| 長兄の芳丸が早世したため、に第11代将軍徳川家斉と世子・徳川家慶に謁見する。 |
| そして従五位下・式部少輔に叙位・任官した。 |
| その後、将軍・家斉のもとで頭角を現し、に大坂城代となり、従四位下に昇位する。 |
| に京都所司代となって侍従・越前守に昇叙し、11年に西の丸老中となって将軍世子・徳川家慶の補佐役を務めた。 |
天保の改革
| 忠邦は異国船が日本近海に相次いで出没して日本の海防を脅かす一方、年貢米収入が激減し、一方で大御所政治のなか、放漫な財政に打つ手を見出せない幕府体制に強い危機感を抱いていたとされる。 |
| しかし、家斉在世中は水野忠篤、林忠英、美濃部茂育(3人を総称して天保の三侫人という)をはじめ家斉側近が権力を握っており、忠邦は改革を開始できなかった。 |
| 農村から多数農民が逃散して江戸に流入している状況に鑑み、農村復興のため人返し令を発し、弛緩した大御所時代の風を矯正すべく奢侈禁止・風俗粛正を命じ、また、物価騰貴は株仲間に原因ありとして株仲間の解散を命じる低物価政策を実施したが、その一方で低質な貨幣を濫造して幕府財政の欠損を補う政策をとったため、物価引下げとは相反する結果をもたらし、また腹心の遠山が反発することになり庶民の人気を得、後に『遠山の金さん』として語り継がれた。 |
| また、9月に上知令を断行しようとして大名・旗本の反対に遭うなどした上、腹心の鳥居が上知令反対派の老中・土井利位に寝返って機密文書を渡すなどしたため、閏9月13日に老中を罷免されて失脚した。 |
失脚・老中再任後
| 改革はあまりに過激で庶民の怨みを買ったとされ、失脚した際には暴徒化した江戸市民に邸を襲撃されている。 |
| しかし老中・阿部正弘をはじめ、土井らは忠邦の再任に強硬に反対し、忠邦に対しても天保改革時代の鳥居や後藤三右衛門らの疑獄の嫌疑が発覚し、9月、加増のうち1万石・本地のうち1万石、合計2万石を没収されて5万石となり、家督は長男・水野忠精に継ぐことを許された上で強制隠居・謹慎が命じられた上、まもなく出羽国山形藩に懲罰的転封を命じられた。 |
| なお、此の転封に際して領民にした借金を返さないまま山形へ行こうとしたために領民が怒り大一揆を起こした。 |
| 一揆は新領主の井上氏が調停して鎮めた。 |
官職位階履歴
| 享和2年(1802年)-於莵五郎を称する。 |
| 文化2年(1805年)9月-諱を忠邦とする。 |
| 文化4年(1807年)。 |
| 9月7日-元服。 |
| 11月7日-従五位下式部少輔。 |
| 文化9年(1812年)8月-家督相続。 |
| 肥前国唐津6万石藩主となり、和泉守に遷任。 |
| 文化12年(1815年)11月12日-奏者番。 |
| 文化14年(1817年)。 |
| 8月-遠江国浜松6万石に転封。 |
| 9月10日-寺社奉行兼務。 |
| 左近衛将監に遷任。 |
| 文政8年(1825年)5月15日-大坂城代。 |
| 文政9年1826年。 |
| 11月23日-京都所司代。 |
| 12月-越前守に転任。 |
| 文政11年(1828年)11月23日-西丸老中。 |
| 天保5年(1834年)3月1日-老中(本丸老中)。 |
| 天保8年(1837年)3月27日-勝手掛兼務。 |
| 天保10年(1839年)12月2日-老中首座。 |
| 天保14年(1843年)。 |
| 3月-人返し令発布。 |
| 6月1日-上知令発布。 |
| 閏9月7日-上知令撤回。 |
| 閏9月13日-老中御役御免。 |
| 弘化元年(1844年)6月21日-老中再任。 |
| 弘化2年(1845年)。 |
| 2月22日-老中辞職。 |
| 9月2日-隠居蟄居。 |
| 出羽国山形5万石に転封。 |
水野忠邦の家臣
| 文政元年及び文政12年当時の忠邦の主要家臣は下のとおりである。 |
| なお下記の参考文献は、『編年江戸武鑑・文政武鑑1、『編年江戸武鑑・文政武鑑3』両方とも石井良助監修。 |
| 家老-水野平馬、拝郷縫殿。 |
| 城代-二本松七郎(年寄兼務)。 |
| 年寄-山中吉右衛門、大久保孫兵衛、岩崎彦右衛門、拝郷丹氏、拓殖平助、水野小阿三郎、二本松一介。 |
| 用人-津田紋右衛門、岡部四郎三郎。 |
| 御城使-井上八郎右衛門。 |
| 家老-拝郷源左衛門、水野亀太郎。 |
| 年寄-岩崎彦右衛門、柘植平助、水野小阿三郎、拝郷内蔵、津田紋右衛門、秋元天兵衛。 |
| 用人-岡部四郎三郎、大久保屯(側用人兼務)、井上作右衛門(公用人兼務)、山中司馬。 |
| 公用人-牧田幾右衛門、佐藤新兵衛。 |
登場作品
| 『風』(1967~1968年、TBS、演:池部良)。 |
| 『大奥』(1968年、フジテレビ、演:竜崎一郎→御木本伸介)。 |
| 『天下堂々』(1973~1974年、NHK、演:仲谷昇)。 |
| 『江戸を斬る』第2部(1975~1976年、TBS、演:安部徹)。 |
| 『若大将天下ご免!』(1987年、テレビ朝日、演:山村聰)。 |
| 『あばれ八州御用旅』(1990~1994年、テレビ東京、演:中村梅之助)。 |
| 『よろずや平四郎活人剣』(2007年、テレビ東京、演:西田健)。 |
| 『オトコマエ!』(2008年・2009年、NHK 演:勝部演之 鳥居耀蔵と組んで執行する改革の厳しさをたびたび批判されている)。 |
参考文献
| 北島正元『水野忠邦』(吉川弘文館)1969年。 |
| 角田音吉『水野越前守』(博文館)。 |
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