| 燕青は、長旅であり梁山泊の近くを通るのは危険として静止するが、聞き入れられず留守を任される。 |
| やがて番頭の李固ら同行者が戻ってくるが、盧俊義の姿が無い。 |
| 李固の話によると、盧俊義は梁山泊と通じていてもう戻ってこないという。 |
| そして李固は、もともと姦通していた盧俊義夫人ともども盧俊義を役所に訴え、あろうことか店を乗っ取ってしまった。 |
| 盧俊義を信じる燕青は食ってかかったが、店の人々は役所を後ろ盾にする李固を恐れて同調せず、李固に着物や私物まで取り上げられ、店を追い出されてしまった。 |
| さらに他の知り合いにも李固の手が回っていたため、燕青は乞食にまで身を落としてしまう。 |
| その後、何も知らない盧俊義が戻ってきた。 |
| 燕青は、城門で盧俊義の馬にすがり付いて事の顛末を説明し、北京に戻らないよう懇願するが、盧俊義はまともに取り合おうとしなかった。 |
| それでも涙を流しながら諌める燕青に、盧俊義はかえって腹を立て「お前は本当は何か不手際を起こして屋敷を追い出されたんだろう。 |
| だからある事無い事言い付けているんだな」と言い放ち、燕青を足蹴にして家に戻ってしまった。 |
| その結果、盧俊義は即逮捕され、流罪となってしまった。 |
| 燕青は心配になって城内へ潜入、そこで李固が護送役人に賄賂を贈り盧俊義抹殺を依頼しているのを目撃した。 |
| 燕青は護送される盧俊義一行を密かに追跡し、護送役人が暗殺を実行しようとした時、これを射殺し盧俊義を救出した。 |
| しかし、燕青が食料を調達している間に盧俊義は再び捕らえられてしまう。 |
| 矢が尽きていた燕青はどうすることもできず、無一文でもあったためしかたなく追い剥ぎを決意して、前を歩いていた二人組を襲撃。 |
| 一人を倒すが、もう一人に押さえ込まれてしまう。 |
| 実はこの二人は、盧俊義の様子を探りに行く途中の楊雄、石秀であった。 |
| 燕青はそれが分かると事の顛末を説明、盧俊義救出への協力を依頼した。 |
| 楊雄はこれを快諾、石秀一人を北京へ向かわせ、自身は燕青を梁山泊へ連れて行った。 |
| その後、燕青は梁山泊とともに北京を襲撃、盧俊義を救出し李固らを生け捕りにした。 |
| そしてここで燕青は主とともに正式に梁山泊入りした。 |
| 直後の晁蓋の弔い合戦では、盧俊義とともに梁山泊の仇敵史文恭を捕える活躍をし、百八星集結後は歩兵軍頭領の一人に任命される。 |
| その後も李逵とともに宋江、柴進の偽者を退治したり、泰山の奉納相撲大会で二年連続の優勝者を破るなど活躍した。 |
| 戦闘以外でも、普段は琴を弾いて皆を楽しませるなどし、帝のお気に入りの芸妓、李師師と関係を築き、梁山泊の朝廷への帰順の最大の功労者となった。 |
| 帰順後の戦いではやはり盧俊義に付き従い、方臘との戦いでは柴進とともにスパイとして方臘の本拠に侵入、方臘の信頼を勝ち取り最終決戦で内応、内部から敵を切り崩した。 |
| その後、凱旋途中、燕青は盧俊義に「大事なった今は、富貴を求めるよりどこかに隠棲しましょう」と説いた。 |
| が、盧俊義は「故郷に錦を飾ろうとしているのに、何を馬鹿なことを」と取り合わない。 |
| 燕青は取り合わないと知ると、涙を流し暇乞いをした。 |
| 「私を置いてどこへ行くのか」と言う盧俊義に、燕青は「いつも貴方のおそばに居ります」と返答、翌朝にはその姿は消えており、置手紙だけが残っていた。 |
| その後、富貴を求めた盧俊義は非業の死を遂げることとなったが、一方の燕青の行方を知る者は無かった。 |