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プロフィール
苑田 尚之 先生
かっこ悪いことは意地でもしたくない
人に近づかないし、近づけないタイプだった。
まだ誰にも言っていなかったのですが、つい3週間ほど前に結婚しました。相手は同年代で、やはり予備校の講師をしています。以前から顔見知りではあったんですが、話をしたことはほとんどありませんでした。第一、向こうはこっちのこと怖がってたみたいだし(笑)。それが1か月ほど前から急に親しくなって。
電撃?・・・そうですね、周りにはそう見えるかもしれません。でも私にとっては自然なことなんです。何かを決める時、まったく迷わない性格なので。ただ今回のことは自分でもちょっと不思議な感じではあります。と言うのも、私は人に近づかないし、近づけない人間なのです。1人っきりの生活が好きなんですね。
それが、ふとしたきっかけで彼女とデートすることになって、そしたらずっと一緒にいても ... もっと見る
苑田 尚之 先生
かっこ悪いことは意地でもしたくない
人に近づかないし、近づけないタイプだった。
まだ誰にも言っていなかったのですが、つい3週間ほど前に結婚しました。相手は同年代で、やはり予備校の講師をしています。以前から顔見知りではあったんですが、話をしたことはほとんどありませんでした。第一、向こうはこっちのこと怖がってたみたいだし(笑)。それが1か月ほど前から急に親しくなって。
電撃?・・・そうですね、周りにはそう見えるかもしれません。でも私にとっては自然なことなんです。何かを決める時、まったく迷わない性格なので。ただ今回のことは自分でもちょっと不思議な感じではあります。と言うのも、私は人に近づかないし、近づけない人間なのです。1人っきりの生活が好きなんですね。
それが、ふとしたきっかけで彼女とデートすることになって、そしたらずっと一緒にいても全然イヤじゃない。人って一定の距離以上近づくと窮屈って感じてたから、へえーって思いましたね。
こういう感覚はガキの頃から持ってました。出身は九州の長崎で、両親と姉の4人家族。母は昨年亡くなりましたが、私以外の3人は家族をすごく大事にする人たちで、今思えば私1人浮いてましたね。
最近はほとんど連絡をとっていませんし、それでいいと思っています。「家族だから」ってよく言うけど、私に言わせれば「身内だからこそ放っておけばいい」と。本当に助けが必要な時は何かするけど、基本的には俺自身一切面倒をかけないから、そっちもできるだけ自分たちで頑張ってほしい、そう思っています。
当事者以外の人間ができることってささやかなことだし、人間って下手に助けることで返ってダメになってしまう方が多いと思うから。このスタンスは結婚してもたぶん変わらないと思います。と言うか、変えなくてもいいから結婚したんでしょうね、きっと。
直前でアメリカ留学を止めた理由
「1人が好きという感覚は昔から」と言いましたが、高校まではバリバリの仕切り屋でした。表面的には。バレーボール部の主将を務め、体育祭や文化祭ではいつも中心的な企画実行役。別に無理をしていたわけじゃないし、あの頃はあの頃で楽しかったんです。でも、そんな時でも集団から離れた瞬間に、解放感を感じることがよくありました。群れから離れた方が自分らしくいられるっていうか。だから、根っこにある性格はずっと同じなんだと思います。
そんな性格と関係あるかどうかわからないけど、宇宙に対する憧れは小学生の頃から持ってましたね。夜、1人で星を眺めて、宇宙の始まりについて空想にふけったり。次第に物理学者になりたいと思うようになって、東大の理科 I 類を受験、そのあと物理学科に進みました。卒業後はアメリカに留学するつもりだったので、それに向けて着々と準備して。実は具体的に留学する大学まで決まっていたんです。ところが、大学4年生で学生結婚することに。アメリカには行きたくないとその時の嫁さんに言われてしまい、その道を断念したんです。
僕より周りの人間の方が動揺してましたね、家族とか。その時は様々な人たちに迷惑をかけてしまった。しかもその後、独身に戻っちゃって。お前は何を考えているのかと。私にとっては自然なんだけど他人から見れば波瀾万丈の人生なのかもしれません。
この仕事の魅力は、「語る場」があること
別に強がってなんかいませんよ。人生っていうのは常に選択を迫られる。私はその時、いつも自分にとって一番大切だと思うことを選んだだけです。だから後悔はしてません。たとえ不本意な結果を招いたとしても、自分でやったことだからしょうがない。現実を受け入れてその中で何ができるかを考えてやるだけです。
私は過去に1回も自分のことを誰かに相談したことがないんです。たまにおせっかいな人がいて「無理するな」とか言ってくれるんだけど、これが一番楽なんです。冷たいのかもしれません。結局、人の目とか世間のしがらみにどれくらい引きずられないかということじゃないのかな。そういう意識がないと、他人と距離を置くことは難しいでしょうね。
この仕事ですか?好きですよ。一番の魅力は自分が考えていることを話す場があり、それを面白いと思ってくれる人が毎年いることです。もちろん学生には難しすぎるからそのまま話すわけではないけれど、「宇宙創生」というテーマへの興味は変わらないし、今は端から見ている立場ですが、研究の動きは気にかけています。
こういう性格だから、人生でこれを成し遂げたいというものはありません。できるだけ好きなことをやっていければそれでいい。
ただし、私が思うかっこ悪いことは絶対にしたくないですね。誰かに依存すること。そして、自分に嘘をつくこと。自分の物理学者への夢を女性のために断念した私を世間の人はかっこ悪いというかもしれませんが、私にはあの時、自分の気持ちに正直にならず留学していた方がかっこ悪いんです。
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【もっと知りたい!】
18歳の頃〜人生では常に選択を迫られる。私はそのとき自分にとって 一番大事だと思うことを選んで生きてきただけなんです。〜 波瀾万丈記〜かっこ悪いことは意地でもしたくない〜
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