| 出世作で代表作でもある。 |
| 若かりしころ沼津一円の「族」全ての相談役をしていたマスターが経営するカフェ「roman」を舞台に、自動車マニア達が引き起こす悲喜こもごもの出来事を、ちょっと不良っぽく洒脱に描いている。 |
| シリーズ後半では、カフェ「roman」とは直接関連の無いストーリーも登場し、不良っぽい雰囲気は薄れてくる。 |
| このシリーズは週刊ヤングジャンプ増刊号から掲載が始まり、その後月刊ベアーズクラブで長らく連載され、最後はビジネスジャンプで連載が終了した。 |
| コミックスにはノスタルジックヒーローに掲載された作品も収録されている。 |
| 集英社版コミックス11巻の巻末には「以下続刊」とあるが、11巻が最終巻である。 |
| ;『DEADENDSTREET』。 |
| ほぼ『GTroman』の流れを汲んだ短編集で、ネコパブリッシングが発行する自動車月刊誌『Tipo』に創刊号から連載された14話を収めている。 |
| コミックスにはVol.01と表記され続巻の予定もあったようだが、Tipo誌担当者とのトラブルによって連載は中断したため、続巻は発表されていない。 |
| クルマ好きな男女の恋物語などを軽妙に描いた初の全話オールカラー短編集で、『GTroman』に見られた不良っぽさはほとんど影を潜めている。 |
| この作品は週刊ヤングジャンプに連載されたが、同時期に月刊ベアーズクラブで『GTroman』も連載していた。 |
| ;『LASTMOMENT』。 |
| 1992年から週刊漫画アクションに連載された、初の長編漫画である。 |
| 西風が尊敬するいしかわじゅんが双葉社版コミックスに寄せたあとがきには、「西風に長い話、暗くシリアスな話、旧車の出ない話を描いて欲しかった。 |
| このうちの長い話がLASTMOMENTとして発表された」とある。 |
| 本作は、亡祖父の探偵事務所を引き継いだ主人公の青年が、祖父の友人で秘められた過去を持つ三人の老人(彼らが真の主役といえる)に助けられながら事件を解決していくハードボイルドもので、旧車、名車は話を引き立てる脇役として登場している。 |
| この連載中に持病の痔が悪化して手術を受けたことなど、諸般の事情によって連載は中断され、再開されることは無かった。 |
| 1996年、紆余曲折を経て『LASTMOMENT』は、書き下ろし作品を加えたコミックスとして発行にこぎつけた。 |
| 西風はあとがきの中で、双葉社の担当者に深い謝意を表している。 |
| ;『DEADENDSTREET完全版』。 |
| ネコ版の『DEADENDSTREET』に新たに13話を加えて全27話とした完全版。 |
| 色々な雑誌に掲載された作品をまとめた短編集。 |
| ちなみに、いしかわじゅんが述べていた暗く旧車の出ない話とは、1話目に収録された「BLOODY」のことである。 |
| また、処女作の『W-SHOCK』も収められている。 |
| ;『GTroman完全版』。 |
| 集英社版『GTroman』に未掲載作品などを追加して再編集した完全版。 |
| 西風自身、『GTroman』をライフワークにしようと考えたこともあったが、『GTroman完全版』の最終話を描いたことで、一抹の寂しさを感じながらも、このシリーズに一区切りをつけた。 |
| 収録されている全19話の内14話は、『GTroman完全版』に追加分として収録されていた作品を再収録したものである。 |
| ;『SEXMACHINE』。 |
| 2002年にオートバイ雑誌『BikeBros』生誕10周年及び『BikeBros首都圏版』3周年を記念して、同誌に初のオートバイ漫画『SEXMACHINE』を連載した。 |
| また、同時企画としてHONDA「CD50S」のスペシャル・カスタム企画「西風レーシング倶楽部」も連載し、実際にマシンの製作に当たっている。 |
| 西風(西堀勝太郎)の趣味を具現化すべく「悪魔のように格好良く、血のように紅く、イタリアンテイスト溢れる」マシンを目指し、タンク、マフラー、シートなどはワンオフで製作され、車体はイタリアのオートバイメーカーDUCATIの純正レッドで塗装された。 |
| エンジンはDOHC124ccへボアアップし、さらにトランスミッションなどにも手を加えた結果、ほぼ原型を留めないまでにカスタム化され、500万円近い費用を費やしたカフェレーサーへと変貌を遂げた。 |
| 名前はその性能にふさわしい「NishikazeBenly"STRANASPECIALEPICCOLO"(ストレーナ・スペチアーレ・ピッコロ)」と命名された。 |
| その後も色々手を加えられ、仲間とのツーリングに度々駆り出されている。 |
| その様子は『GTromanSTRADALE』で紹介されている。 |
| ;『PITSTART』。 |
| 関わった人々を不幸に陥れるため「疫病神」の異名をとる轟ワタルが、ひょんなことからヒストリックカーレースへの参戦を目指す長編漫画である。 |
| ;『GTromanSTRADALE』。 |
| 2006年から、モーターマガジン社より『GTromanSTRADALE』と題された雑誌を隔月刊で発行している。 |
| 巻頭の描き下ろし漫画は、再びカフェ「roman」を舞台とし、マスターを筆頭におなじみのキャラクターが齢を重ねた姿で顔をそろえている。 |
| 新キャラクターも登場しているが、以前よりも中年以上の人物をメインに据えた話が多く描かれるようになった。 |
| これは西風自身、歳を重ねたことも理由の一つではないだろうか。 |
| 誌面はその他に、PICCOLOとバイク仲間に関するエッセイ「六輪の書」や既発表作品の再収録などで構成され、過去のモーターマガジン誌に掲載された名車の紹介記事が転載されることも多い。 |
| 過去には、いしかわじゅんや山川健一、田中光二らの小説も掲載された。 |
| 2010年12月現在、2010年6月26日発行の第18巻を最後に続刊は発売されていない。 |
| ;『旧作の復刻』。 |
| 2008年には、過去に発表された『DEADENDSTREET』、『LASTMOMENT』、『CROSSROADS』がそれぞれ復刻版としてモーターマガジン社から再発行された。 |
| ただし、これら復刻版は全てオリジナルより判型が小さく紙質もやや劣るためか、画の細部がつぶれてしまった箇所が散見される。 |
| 特に『CROSSROADS 復刻版』は、集英社版のオールカラーからモノクロに変更(巻頭部分はカラー)されたため、モノクロページのコマは、ほぼ全て画が不鮮明になっている。 |
| ;『GTromanSTRADALE コミックス』。 |
| 2009年に、『GTromanSTRADALE』に掲載された描き下ろし漫画と既発表漫画を再収録したコミックスが発行された。 |
| 題名は雑誌と同じ『GTromanSTRADALE』である。 |
| 2010年10月に発売された第4巻の帯には「遂にファイナル」との記載があり、今後の展開が注目される。 |