| 2007年は京都記念からスタートした。 |
| 59kgの斤量を背負い、また有馬記念2着のポップロックが出走したこともあってポップロックに次ぐ2番人気に留まった。 |
| しかしレースでは中団から鋭く伸び、最後はポップロックの追い込みをクビ差だけ粘り切り勝利を収めた。 |
| その後ドバイデューティーフリーに出走し、ダイワメジャーやこの年のブリーダーズカップ・ターフを制するイングリッシュチャンネル、リンガリといった強豪を抑えて勝利。 |
| 悲願のG1初制覇は海外遠征によるもので、このレースでのレーティングは125ポンドと評価された。 |
| その後、日本では未だ異例とも言える海外を転戦するローテーションを組み、ドバイから日本へは戻らず直接香港に移動し、香港G1・クイーンエリザベス2世カップに出走した。 |
| しかし、後方から追い込むもスローペースのレース展開があわず、3着に終わる。 |
| 帰国後は第48回宝塚記念に向け調整が進められたが武豊の降板が決定し、岩田康誠への乗り替りとなった(それまでの主戦騎手だった武豊はポップロックに騎乗した)。 |
| 道中はメイショウサムソンをマークする形で中団を進み最後の直線ではいち早く抜け出していたメイショウサムソンが馬体を合わせてきたが、残り100mあたりで振り切りメイショウサムソンに1/2馬身差をつけて国内GI初制覇を果たすと共に、皐月賞と日本ダービーで苦杯をなめたメイショウサムソンに雪辱を果たした。 |
| レースでのレーティングは前年の覇者ディープインパクトと同じ124ポンドと評価された。 |
| また、8月11日に発表されたJPNサラブレッドランキングの2007年度上半期において125ポンド(Mile)の評価を得た。 |
| レース後は天皇賞(秋)を目指して山元トレーニングセンターに放牧中だった7月27日に「ダーレー・グループ」の日本法人であるダーレー・ジャパンによる所有権移転が明らかとなり、8月9日に所有権の移譲が日本中央競馬会によって行われた。 |
| この結果、日本国内での馬主変更という形となり、厩舎も従来の松田博資厩舎所属のままとなった。 |
| 8月26日にはトライアルを使わずに第136回天皇賞へ直行することが発表された。 |
| 当馬はその後ノーザンファームに移動し、9月14日に帰厩した。 |
| 10月12日に発表されたトップ50ワールドリーディングホースでは、宝塚記念を制したことにより122ポンドの評価を得て15位タイとなった。 |
| なお、昨年と同じく香港カップに予備登録を行っていたが、10月23日に馬インフルエンザの影響で検疫期間が1ヶ月かかることから回避することとなった。 |
| そして迎えた天皇賞(秋)では4ヶ月ぶりの実戦ながら2番人気に支持され、鞍上にかつてのアドマイヤムーンの主戦騎手武豊を迎えたライバル・メイショウサムソンとの今年2度目の対決でファンを期待させたが直線で他馬の走行妨害の被害も重なって6着という結果に終わり、圧勝したメイショウサムソンとは対照的な結果となった。 |
| このレースの後の10月31日に、2008年からダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスにて種牡馬入りし、初年度の種付料が同場最高額の500万円(受胎確認後9月末日支払い、フリーリターン特約付き)となること、天皇賞(秋)で他馬と接触した影響がなかったことから、11月25日のジャパンカップに出走することが発表された。 |
| また、11月4日に発表されたトップ50ワールドリーディングホースでは、前回と同じ122ポンドの評価を得たが、順位は17位タイとなった。 |
| ジャパンカップでは前走敗れたことや、距離不安をささやかれていたこともあり5番人気にとどまる。 |
| 掛かったことも影響してか道中は普段よりも前に位置し、ロスの少ない内側を通って直線で早めに先頭に立つと、最後はポップロックの追撃をアタマ差しのぎきり勝利を飾った。 |
| 大方の予想では後方からレースを進めると予想されたが、それとは違い先行して押し切るという今までとは違う勝ち方を見せた。 |
| レース後、このレースをもって現役を引退することが発表され、2007年12月4日付で競走馬登録を抹消、翌12月5日に北海道のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスに移動した。 |
| なお、アドマイヤムーン自身の登録抹消年月日は12月4日となっているが、引退発表後の11月28日付でダーレー・ジャパン・ファームは中央競馬の馬主登録抹消手続きを行っている。 |
| ちなみに、出走に至らなかったが、12月6日に発表された有馬記念ファン投票の最終結果で5位となる6万4886票を獲得した。 |
| 11月29日に発表された重賞・オープン特別競走レーティングでは、ジャパンカップを制したことにより123ポンドの評価を得た。 |
| さらに11月30日に発表されたトップ50ワールドリーディングホースでは、日本馬のなかで最高位となる123ポンドの評価を得て11位タイとなった。 |