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プロフィール
- シャルル=ヴァランタン・アルカンとは
- 略歴
- 作風
- 受容
- ピアノ独奏曲
- 協奏曲
- 室内楽曲
- 関連サイト
シャルル・ヴァランタン・アルカン(CharlesValentinAlkan、1813年11月30日パリ-1888年3月29日パリ)は、フランスのロマン派の作曲家、ピアニスト。
略歴
| 本名はシャルル・アンリ・ヴァランタン・モランジュ(CharlesHenriValentinMorhange)といい、ユダヤ系の家庭に生まれた。 |
| アルカンは音楽家であった父の名であり、彼を含む兄弟すべてが音楽家としてアルカンを名乗った。 |
| 幼くして神童といわれ、6歳でパリ音楽院に入学、ジョゼフ・ジメルマン(JosephZimmermann、1785年-1853年…シャルル・グノー、セザール・フランク、ジョルジュ・ビゼーらの師匠でもある)に学んだ。 |
| ソルフェージュ、ピアノ、作曲、オルガンでプルミエ・プリ(一等賞)を得る。 |
| 1829年、室内楽のトリオを結成したが、その時のチェロ奏者はオーギュスト・フランショームであり、彼の仲介でショパンと親交を持つこととなる。 |
| 20代でリストやショパンと並ぶヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして名声を確立した。 |
| しかしその後は親友のショパンの死や、ジメルマンの後継者争いに敗れた(この時教授になったのが同窓のアントワーヌ・マルモンテルである)こともあって表立って演奏することは少なく、自宅に閉じこもって一時は聖書やユダヤ教の経典タルムードの研究に没頭したという。 |
| その後は、1873年から年に6回のバロック音楽から自作を中心とした演奏会を1877年まで継続した。 |
| 最期も謎めいていて、宗教書の研究中に書棚が崩れ下敷きになったとも、台所で調理中に倒れたとも言われている。 |
| これはマキシミリアン・ドラボルドからの伝聞を、イシドール・フィリップが広めた説による。 |
| しかし、隠遁生活を送っている割には出版活動は没年まで継続しており、完全に世捨て人であったかどうかは疑わしい。 |
| パリのモンマルトル墓地に埋葬されている。 |
| ショパンとは作品のやり取りはなかったが、ショパンはアルカンが主催した演奏会に賛助出演している。 |
| また、リストには『思い出―3つの悲愴的な様式による3曲』Op.15を献呈している。 |
| また、セザール・フランクからはオルガン曲『交響的大曲』嬰ヘ短調(Grandepiecesymphonique)Op.17を、アントン・ルビンシテインからは『ピアノ協奏曲第5番』作品94を献呈されている。 |
作風
| アルカンはショパンと同様にほとんどピアノ作品のみを書き、リストと同様にピアノによる交響的表現を追求した。 |
| 代表作には練習曲「鉄道」(Op.27)、大ソナタ「四つの時代」(Op.33)、長短全調からなり超絶的技巧を要する練習曲(長調のOp.35と短調のOp.39)などがある。 |
| Op.39の4・5・6・7番は「独奏ピアノのための交響曲」、また8・9・10番は「独奏ピアノのための協奏曲」と銘打たれている。 |
| 後年になると技巧的な追求を潜め、「随想集」(Op.63)のように簡潔ながら刺激的な作品を残した。 |
| この作品集では、教会旋法、半音階による無調的表現、トーン・クラスターなどの斬新な書法が登場する。 |
| また、ペダルピアノにも関心を持ち、作品をいくつか残している。 |
| 生前に彼の作品が演奏されることは少なかったが、特にリストに与えた影響は大きく、特にピアノ協奏曲第1番、およびピアノソナタロ短調はピアノ大ソナタの第2楽章が模範になっていると言えよう。 |
| 前述のOp.39では調性感覚が同時代のそれと完全に乖離し、「序盤は○○調だが、終盤は△△調」といった感覚が一般に受け入れられるのは20世紀初頭であったことなどから、リストと同様に進歩主義的な感覚で西洋音楽の伝統を捉えていたことになる(正反対の態度をとった者にカール・ライネッケらがいる)。 |
| また同じ運指(3-2-4-1)をどのポジションでも用い、なおかつ速く動かすといった概念も同時代の常識からかけ離れており、新たなピアニズムの開発へと繋がっている。 |
受容
| 死後、彼の作品は20世紀の初めごろまではフェルッチョ・ブゾーニやハロルド・バウアーなどのヴィルトゥオーゾ・ピアニストたちに取り上げられていたが、アルカンの作品を聴いていた聴衆の多くが第二次世界大戦時に失われたこと等を含め、完全に忘れられた。 |
| 再評価と共に演奏・録音の機会が増えたのは1970年代末に入ってからである。 |
| ロナルド・スミスによる「短調による12の練習曲」の全曲録音は発表当時大きな話題となった。 |
| その後マイケル・ポンティによる『短調による12の練習曲』抜粋の録音、金澤攝による1984年の全曲演奏とジャック・ギボンズによる1995年の全曲演奏が共にライヴでなされ、この頃からマイナーレーベルの注目を集めるようになった。 |
| 現在ではマルカンドレ・アムラン、スティーブン・オズボーン、ステファニー・マッカラム、森下唯、飯坂健らのピアニスト達が普及に努めている。 |
| 何故かアルカンのピアノ独奏作品は、英語圏で注目を集めることが多い。 |
ピアノ独奏曲
| Op.1シュタイベルトの主題に基づく変奏曲。 |
| Op.2乗合馬車変奏曲。 |
| Op.3ロンドレット「小さな男がおりました」。 |
| Op.4華麗なロンド。 |
| Op.5ロンド「私は町の何でも屋」―ロッシーニの『セビリアの理髪師』のアリアより。 |
| Op.10a室内協奏曲第1番(ピアノ独奏版)。 |
| Op.12a半音階的なロンド。 |
| Op.12b3つの華麗なる練習曲。 |
| Op.133つのロマンティックなアンダンテ。 |
| Op.153つの悲愴的な様式による3曲。 |
| Op.163つのスケルツォ。 |
| Op.16-4ドニゼッティの歌劇『アンナ・ボレーナ』より「ああ!死刑は決まった」によるピアノのための変奏。 |
| Op.16-5ベルリーニの歌劇『カプレーティとモンテッキ』のアリア「恐ろしい復讐の剣を」によるピアノのための変奏。 |
| Op,16-6ナポリの舟歌による幻想的変奏曲。 |
| Op.17演奏会用練習曲「騎士」。 |
| Op.22夜想曲第1番。 |
| Op.24ジーグと古い形式によるバレエの音楽。 |
| Op.26葬送行進曲。 |
| Op.27a凱旋行進曲。 |
| Op.27bエチュード「鉄道」。 |
| Op.29エチュード「オーヴェルニュ地方のブーレ」。 |
| Op.30b無窮動――ピアノトリオの終楽章より。 |
| Op.31短調と長調による25の前奏曲。 |
| Op.32a即興曲集第1集。 |
| Op.32b3つの5拍子の歌と1つの7拍子の歌即興曲集第2集。 |
| Op.33グランドソナタ。 |
| Op.35長調による12の練習曲。 |
| Op.373つの騎兵隊行進曲。 |
| Op.38-1歌曲集第1集。 |
| Op.38-2歌曲集第2集。 |
| Op.39短調による12の練習曲。 |
| Op.413つの小さな幻想曲。 |
| Op.42和解―小さなカプリス。 |
| Op.45貧しき者の亡骸に幸いあれ!。 |
| Op.46ドイツ風メヌエット。 |
| Op.50奇想曲-軍隊風に。 |
| Op.50bis戦場の太鼓。 |
| Op.513つのメヌエット。 |
| Op.52バビロンの流れのほとりで―詩篇137からのパラフレーズ。 |
| Op.53狩りの如く―カプリス。 |
| Op.55打ち上げ花火―序奏と即興。 |
| Op.57-1夜想曲第2番。 |
| Op.57-2夜想曲第3番。 |
| Op.60-1「私の大切な自由―ピアノのための小品」。 |
| Op.60-2「私の大切な束縛―ピアノのための小品」。 |
| Op.60bis夜想曲第4番「蟋蟀」。 |
| Op.6348のモチーフ集―エスキス。 |
| Op.65歌曲集第3集。 |
| Op.67歌曲集第4集。 |
| Op.70歌曲集第5集。 |
| Op.7412の性格的な小品。 |
| Op.75小トッカータ。 |
| Op.76片手ずつと両手のための3つの大練習曲。 |
| ソルツィーコ―イベリアの踊りニ短調。 |
| 「修道女ちゃんの後悔」―ピアノのための小さな調べ。 |
| ドニゼッティの歌劇『愛の妙薬』 |
室内楽曲
| 華麗なロンドOp.4…ピアノ五重奏。 |
| 協奏的大二重奏曲Op.21…ピアノとヴァイオリン。 |
| ピアノ三重奏曲Op.30。 |
| 演奏会用大ソナタOp.47…ピアノとチェロ。 |
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1829年
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室内楽のトリオを結成したが、その時のチェロ... |
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