| 20世紀後半には、それまで水中に生息していたとされていた竜脚類の大型恐竜は実際には陸生であったらしいことが明らかにされ、ネッシーがアパトサウルスやディプロドクスなどの生き残りである可能性は薄らいだ。 |
| また、有力な証拠とされてきた写真が捏造であることが当の報告者から告白されたり、大規模な確認調査が失敗に終わるなどしている。 |
| 2004年、イギリスのパートン海岸に謎の生物の死骸が漂着し、その姿がネス湖のネッシーを彷彿させるため話題を呼んだ。 |
| 漂着した死体は生物としては比較的小柄で、俗にミニ・ネッシー、ベビー・ネッシー、ミニ・ネス湖の怪物()と呼ばれて注目を集めた。 |
| 2006年になり、当時サーカス団のゾウが、ネス湖の水辺に立ち寄っていた記録があることがわかり、ネス湖周辺の人々が「そのゾウを謎の巨大生物と見間違えたのではないか」という説が、イギリスの古生物学者クラークによって唱えられた |
| 他に、北海からネス川をさかのぼったチョウザメ、湖面の波や流木などの説もある。 |
| チョウザメは、大型のものでは体長3mにもなり、ネス川河口で目撃された例がある。 |
| 湖面の波については、地元の船乗りにはネス湖は強い南西風によって潮目のような線状の長い波が立つことが知られている。 |
| こうした波、あるいはボートの航跡が、時にネッシーの航跡、あるいはネッシーのこぶとして目撃されたと思われる。 |
| 実際、ネス湖をよく知るネス湖の船乗りからはネッシーの目撃例はほとんどなく、目撃例の多くは旅行者や、ボートに乗らない湖岸の住人からである。 |
| また、周囲の川から流れ込む流木はラングミュア循環現象で湖の中心部に集まるが、夏~秋には、南西風によって静震現象が発生し、流木を風上方向に流す。 |
| 風下から風上に流れる流木が高速で移動する生物のように見える。 |
| これまでの科学調査の結果に、大型爬虫類(あるいは動物)の存在を肯定するものはない。 |
| #ネス湖の地域は11,000年前まで氷河に覆われており、ネス湖ができたのはその氷河が溶けてから。 |
| そのため、約6,500万年前に絶滅したとされる首長竜等の大型爬虫類がネス湖で生き残っているということは考えられない。 |
| #ネス湖が海とつながって大型爬虫類がネス湖に住み着いたという仮説があるが、1994年のボーリング調査による地層の詳細探索で、ネス湖地域の氷河が溶け出して以降に海水がネス湖に入り込んだ痕跡は皆無。 |
| #周囲の川から泥炭が流れ込むネス湖では透明度がわずか3mほどしかなく、食物連鎖の底辺となる植物性プランクトンがきわめて少ない。 |
| それを裏付けるようにネス湖の魚類は湖の規模からすると非常に少ない。 |
| ネス湖全体で17~24トン程度の魚類しか生息してないとみられ、この漁量では体重200kgを超える大型肉食海獣なら10頭程度しか生息できない。 |
| ましてや体長10mを超えるような生物の存在確率は無に等しい。 |
| #爬虫類が繁殖するには最低でも30~40頭の個体数が必要。 |
| また爬虫類は肺呼吸である。 |
| したがってネッシーが爬虫類であるなら、30~40頭の個体が呼吸のために頻繁に湖面に顔を出すことになり、目撃例は非常に多くなるはずである。 |
| 「謎の生物」にはなり得ない。 |
| #1987年の大規模なローラー作戦を始めとするソナー調査でも、大型生物は発見されていない。 |
| 湖底にネッシーの巣となる洞窟があるという説もあるが、石灰層などと異なり、地質学的に洞窟があることは考えられない。 |
| ネス湖はグレート・グレン断層の地溝帯であり、氷河による浸食でU字型に形成された。 |
| 岩盤は非常に固い。 |
| 実際、水中カメラによる海底探査でも、湖底はほぼ平坦で、洞窟ができるような地形ではなかった。 |
| #これまでネッシー実在の有力証拠と言われたフィルム、ビデオ、写真に関しては、21世紀になってからコンピュータによる解析などによる再調査が進み、いずれも、ボートの航跡、群れをなした水鳥、ボート、流木、あるいは小さな影(巨大生物の影と思われたものが、地形や背景の調査によって巨大生物ではなく実は小さな影であることが確認された)であることが確認された。 |
| #爬虫類はウミガメやウミヘビ、ワニなど、いかに水中生活に適応したものであっても、産卵、孵化は必ず陸上で行わなければならない。 |
| ネス湖の周辺にそのような大型の爬虫類が産卵できるような陸地は存在しない但し近年の研究では、エラスモサウルス等の爬虫類は、骨格解析によって陸に上がる事が不可能であったと推測されている。 |
| この為海生爬虫類にも卵胎生の可能性が示唆されている例もある。 |