| 無免許の天才外科医。 |
| 本名は間黒男(はざまくろお)ほとんど「ブラックジャック」と呼ばれているため、本名を隠していると思われがちだが、別に隠している訳ではなく、親しい友人からは「間」、父からは「黒男」、命の恩人のタカシからは「クロちゃん」と本名で呼ばれている。 |
| 同窓会においては本名を名乗ったものの、同窓生から「ブラックジャック」と呼ばれてムッとしている。 |
| 血液型はO型。 |
| 年齢は作中の描写から30歳前後と思われる(年齢については下記に詳述)。 |
| 幼い頃、宅地造成業者らによるずさんな不発弾処理が原因で母親と共に爆発事故に遭い、大手術の末、奇跡的に助かった。 |
| 全身の傷跡はそのときについたものである。 |
| またそのときに体の数箇所の皮膚を取り替えたためや、爆発時の恐怖心で髪の毛の右半分が白髪になる。 |
| 手術後、半身不随に近い状態であったが、必死のリハビリによって、負傷前と同じように動けるようになる。 |
| ただし負傷前から少々身体は不自由だったらしく、負傷前の時期を思い出すシーンでは車椅子に腰掛けている描写がある。 |
| しかし母親とは死に別れ、父親は愛人と共にマカオ『U-18は知っていた』・『笑い上戸』では香港と記載されているが、手塚が長期連載を予定していなかったため、設定の矛盾が発生した。 |
| に去ったため(後に死亡)、天涯孤独の身である。 |
| そのためか、母親を大事にしない人間に対してはしばしば激怒し、「腹の虫が煮えくり返る」「私なら母親のためならどんな大金でも払う」と手厳しい態度をとったり、父親から後妻を「世界で最も美しい顔」への美容整形を依頼された際には、母親と同じ顔に整形し、「自分が世界で最も美しいと思う顔にした」と発言するもう母を愛していないという父親の言動も、その理由の1つであった。 |
| この後妻は手術の後、鏡を見て感激していることから、実際彼の母親は美人であったようだ。 |
| 子供の頃から、後述の復讐のためにダーツの腕を磨いており、悪漢に襲われた時などメスの“投げナイフ”で応戦する描写がある『ご意見無用』では、漂流する木造船の上で、襲い掛かってきた鮫に対してメスを投げて応戦している。 |
| だが、ダーツが原因で当時通っていた学校の友人・ゲラに重症を負わせて死なせてしまった時は激しく後悔しているゲラの家にサラ金の業者が上がりこんで彼に乱暴し、それを止める為にブラック・ジャックがダーツを投げて業者の腕に刺さり、逆上した業者がそのダーツを引き抜きゲラの体に刺したため。 |
| ゲラはこの時の傷が元で後に重い病気に罹り、笑い声を上げることができなくなってしまった。 |
| ブラック・ジャックが手術を行うも二次感染により死亡。 |
| 医学界では評判が悪く、人との関わりがほとんどないようにも見える。 |
| しかし、その一方で同じ医大出身の手塚本人がモデルの医者をはじめ医者友達が複数いたり、母校である平松小学校事実でこそないが、当時校長の入学不正の噂が立っており、私立の進学校であった可能性が高い。 |
| の同窓会にも出ていたりしており、意外にも交友関係は広い。 |
| しかし、自分と同等の技術を持つ友人がいないことで孤独感を抱いており、自分に匹敵する技術の人物を求めているところがある。 |
| 自分の医療技術に関しては絶対の自信を持っているが、医療以外でも何か高い技術を持つ人間には敬意を払う事もある。 |
| 顔の皮膚の左半分は、治療の際にタカシという黒人混血児(ハーフチルドレン)の親友の皮膚を貰ったものである。 |
| そのため紙上ではわからないが、その部分は若干色が濃い単色印刷の場合。 |
| カラーにおいてははっきり色分けされている。 |
| もっとも手塚治虫得意のスターシステムによって、他作品に出演した際には、肌の色の違いの無いブラックジャックが描かれる場合もある。 |
| 現実には移植された皮膚は新陳代謝によって入れ替わるため、このような事は起こらない。 |
| その後、別の皮膚と取り替えてはどうかと勧められても、皮膚をくれた親友への義理からそれはできないと拒んでいる(第99話『友よいずこ』)。 |
| 医者になった理由は、自分の主治医であった本間丈太郎に憧れたことがまず第一に上げられるが、前述の通り自分が使っていたダーツで重傷を負わせてしまった友人ゲラにもそれを勧められたことがあり、また行方不明のゲラを探し出して手術を行ったこともあるため、この為もあるとも考えられる(第241話『笑い上戸』)。 |
| 手を施しても無意味に終わる、他の治療手段の方が良いなどの事情があれば手術を行わないか、途中でやめてしまう事がある。 |
| 作中、爆発物によって視力を失った女性に犯人を見つけるために眼球の移植手術で視力を回復させてほしいと警察に依頼された時はBJ自身の技術を以てしても5分しか視力が戻らないため、二度も視力を失う苦しみを味わうことになるとして手術を拒否している結果的に「事件の全捜査費用3000万円を払う」という捜査官の言葉に応じて手術を行ったものの、事件解決後に「3000万円は患者に渡して欲しい」と頼んでいる。 |
| (第44話『目撃者』)。 |
| 自らを「命を何よりも大切に思う男」と称しているが、それは生きようとする命をさす。 |
| 第21話『その子を殺すな!』でも見受けられるように無頭児や脳死患者など、人間らしさのない、生きる意志のない命を救おうとはせず、むしろ命を絶っている。 |
| ただし脳死判定の難しさについてのエピソードもある。 |
| 一緒に暮らしているピノコに対しては突き放したような言動を取ることも多いが、実際には彼女の無茶なワガママを聞いてやるなどして結構甘い。 |
| もっともブラック・ジャックの「おくたん(奥さん)」を自認するピノコは、自分を娘として扱うその態度に不満な様子。 |
| 原作においてピノコ登場前はほぼ無表情な性格だったが、ピノコ登場後はやや表情もやわらかくなっているアニメでピノコにジュースと間違えられ患者に出すバリュウムとも言えるものを飲まされ、腹痛を起こし腹を痛めながら苦し紛れに「アッチョンブリケ」と叫んだのもこのためである。 |
| もっともこれは声優の大塚明夫のアドリブである。 |
| 女性関係に対しては(ピノコは別として)はっきり恋人関係であったことが語られているのは医局員時代の同僚の如月めぐみだけである(第50話『めぐり会い』)。 |
| 他にも女性に想いを寄せられることは多いが、如月めぐみへの義理立てか全てクールに断っている。 |
| ただ、一時ブラック・ジャックは如月めぐみ以外に、冷酷にメスをふるうことから「ブラック・クイーン」の異名を取る女医、桑田このみに想いを寄せたことはある。 |
| しかし恋人がいると知り、「ジャックからクイーンへ」と書かれた手紙を渡さず破り捨てるエピソードがあった(第57話『ブラック・クイーン」』)。 |
| その後のエピソードで、桑田このみは終電車でブラック・ジャックと再会したことがある。 |
| 既婚である彼女がブラック・ジャックに自分の想いを告白するが、ブラック・ジャックは「確かに、私はあなたが心に焼き付いたことがありますがね、それももう過ぎた話です」と丁寧に断った(第199話『終電車』)。 |
| 年齢についてはシリーズ中ではっきりと示されたことは一度もなかった。 |
| ただ、爆弾事故にあって瀕死の重傷を負ったときの年齢が“8歳”であるとは数回明示されている。 |
| そのことと作中で何度か示された「爆弾事故は○○年前」という言及から、おぼろげに年齢の推測はつく。 |
| 第202話『20年目の暗示』では、爆弾事故は“20年前”と語られている。 |
| ここから、この時点ではブラック・ジャックの年齢は28歳と設定されていたと考えられる。 |
| また、第233話『骨肉』では爆弾事故が“25年前”と語られており、この時点では年齢は33歳ということになる。 |
| ピノコが登場当初の18歳(生物的な年齢)から時々年を取っていたことが示されていたことからも手塚治虫には、ブラック・ジャックにも作中で年を取らせる意図があったと思われる。 |
| フィクションによくある主人公たちが年を取らない世界に見えながら、「ブラック・ジャック」の作品世界ではきちんと時間が流れていたようだ。 |
| シリーズ中では彼の年齢は20代半ばから30代前半ぐらいであったと推定できそうである(上記の『20年目の暗示』で、手塚がブラック・ジャックの年齢を28歳と決めたのは、当時担当だった2代目の担当編集者の年齢にちなんだといわれる)。 |
| 秋田文庫BLACKJACKTreasureBookP137より。 |
| 海外で患者の治療をすることもしばしばあり、日本語以外の言語も英語やスペイン語はもちろん少数民族の言語など数十ヶ国語を理解することができるようである(当然ではあるが、作中では全て日本語で会話している)。 |
| ただし、作中ではっきりとできると明記された外国語はスペイン語のみ(第231話『復しゅうこそわが命』)。 |