| スタイル・カウンシル消滅のショックで一時は音楽界から身を引くことも考えたようだが、結局「自分には音楽しかない」と考え、それまででは考えられなかったような小さなホールやクラブハウスを周るなど再び一から地道な活動を始める。 |
| 1991年に「ポール・ウェラー・ムーブメント(PaulWellerMovement)」名義でソロ最初のシングル“IntoTomorrow”を自主制作レーベルFreedomHighからリリース。 |
| この時期にはスタイル・カウンシル時代には決して演奏することのなかったジャム時代の曲も披露している。 |
| 日本でもクラブチッタ川崎などでクラブ・サーキットを行った。 |
| 紆余曲折を経て1992年、自身の名前を冠したソロ1stアルバム『ポール・ウェラー(PaulWeller)』を日本のポニーキャニオンから発表(イギリス本国では契約が取れず、日本に遅れること約半年後Go!Discsよりリリース)。 |
| 彼自身の音楽に向き合う原点回帰とも呼べる素朴で芯の太いサウンドと、アシッドジャズの影響を感じさせる柔軟でノリの良い曲との対比が印象的である。 |
| 当時彼は英国内ではメインストリームとは程遠く完全にマイナー・アーティスト扱いであったが、日本ではスタイル・カウンシル時代からのファンが根強く本国よりもヒットした。 |
| 続く1993年には前作からさらに力強さを増し、洗練された楽曲を揃えた2ndアルバム『ワイルド・ウッド(WildWood)』を発表。 |
| じわじわとチャートを上昇し、ソロとしての復活を印象付ける。 |
| この頃からオーシャン・カラー・シーンOCSのデビューアルバムが鳴かず飛ばずで苦しんでいた時期、彼らの才能を高く評価していたウェラーが影から活動を支援したエピソードが有名。 |
| ギターのスティーブ・クラドックとベースのデーモン・ミンケラを自らのツアーサポートに抜擢し、そのギャラでメンバーの生活を成り立たせていたという。 |
| 特にクラドックを「将来のギター・ヒーローになれる素質がある」と評してツアー後もバックバンドの一員に据えた。 |
| クラドックはOCSに専念するため一時期ウェラーのもとを離れていたが、近年OCSを脱退したデーモンとともに再びメンバーに名を連ねている。 |
| やオアシス知り合うきっかけとなったのはオーシャン・カラー・シーンの紹介から。 |
| オアシスのメジャーデビュー前から交流を持っており、特にノエル・ギャラガーが父親のように慕っている(ノエルは「ジャムは僕のビートルズだった」と語っている)。 |
| 互いにライブのサポートやアルバム録音への参加、テレビ番組やイベントでの共演など非常に深い親交を見せている。 |
| 2006年のブリット・アワード功労賞授賞式の際にウェラーの名前が呼ばれると一人立ち上がり、ひときわ大きな拍手を送ったノエルの姿が印象的。 |
| 、ブラーといった若い世代のアーティストからリスペクトを受けるようになり、結果的にブリットポップ・ムーブメントの火付け役の一人と言える存在となった。 |
| 1995年にはウェラーの本領発揮とも言うべき英国的な「渋さ」と先人に対する敬愛の念、さらに当時の音楽シーンからの逆影響をフルに詰め込んだ3rdアルバム『スタンリー・ロード(StanleyRoad)』が、当時UKを席巻していた(自らもその形成に一役買っていた)ブリットポップの波にも乗って大ヒット。 |
| ソロ転向後初の全英1位に輝くなど延々チャートに居座り続け、完全復活を果たす。 |
| その後も定期的にアルバムをリリースし、自らの音楽遍歴を生かした多様な楽曲を発表。 |
| 年齢を感じさせない鋭いロックサウンドを前面に押し出した『ヘヴィー・ソウル(HeavySoul、1997年)』『アズ・イズ・ナウ(AsIsNow、2005年)』や洗練された音が魅力の『ヒーリオセントリック(Heliocentric、2000年)』『イルミネーション(Illumination、2002年)』のほかボブ・ディラン、トラフィック、ニール・ヤング、ドクター・ジョンなどのルーツ・ミュージックに接近した作品も多数製作しており、その嗜好は自身初のフルカバーアルバム『スタジオ150(Studio150、2004年)』に凝縮されている。 |
| 2006年のブリット・アウォーズで功労賞を受賞。 |
| いまだシーンの最前線で活躍するUKロック/ソウルを代表する大御所としての地位を完全に確立している。 |
| 齢40を超えてようやく過去の栄光から吹っ切れたのか、近年は今まであまり演りたがらなかったジャム時代の曲も頻繁にパフォーマンスするようになった。 |
| 2008年にはオアシスのノエル・ギャラガーとゲム・アーチャーのギタリスト2人組、リトル・バーリー、元ストーン・ローゼズのアジズ・イブラヒムやシングル“ThisOldTown”で競演していた元ブラーのグレアム・コクソン、おなじみのスティーブ・クラドックやサイモン・ダインなどそうそうたるゲストアーティストを迎えた壮大なコンセプト・アルバム『22ドリームス(22Dreams)』をリリース。 |
| 全英初登場1位を獲得し、変わらぬ健在ぶりを見せている。 |