| 父親のオズワルドはイギリス・ファシスト連合の創始者であり、結婚式はナチス政権下のドイツの首都のベルリンのヨーゼフ・ゲッベルス邸で行われアドルフ・ヒトラーも主賓として参列した(母親ダイアナ・ミットフォードもナチス信奉者であった)。 |
| 母方の叔母ユニティ・ミットフォードもナチス信奉者であり1939年9月にイギリスがドイツに宣戦布告した際、ヒトラーが贈った拳銃で自殺を試み、その時の怪我で数年後に死亡している。 |
| このような生育環境との関連は不明だが、2008年3月30日にイギリスのタブロイド紙"NewsoftheWorld"にセックススキャンダルを報じられた。 |
| それは、その2日前の金曜日の午後にマックスが5人の売春婦とのSM乱交プレイを行う模様を撮影したビデオを同紙が入手したというものだった。 |
| その一部が同紙のウェブサイトで公開された。 |
| それはナチス政権下のドイツの強制収容所の拷問室を模した設定でマックスがドイツ語で命令しながら"女囚"に鞭をふるい性的に興奮する場面や自らも皮製の拷問台の上で出血するまで"看守"に背中を杖や鞭で打たれる場面などが収録され、SとM両方を演じる"プレー"は5時間に及んだという。 |
| マックスはこのSMプレーの代金として2,500ポンド(当時のレートでおよそ49万5000円)を支払ったとされる。 |
| 場所はチェルシーの高級アパートの地下室で自宅からほど近い場所であったという。 |
| FIAは本人と同紙の問題としてコメントを控えている。 |
| マックスは現在弁護士を立て対応にあたり、公開されていた問題のビデオが削除された(しかしすでにネット上にはそのコピーが流出している)。 |
| しかし4月9日の上級審の差し止め請求却下を受け、"NewsoftheWorld"は即日同紙のウェブサイトで問題のビデオを再公開した(マックスがドイツ語もどきを話している音声クリップも追加された)。 |
| 2008年4月1日付けのFIA関係者に宛てた書簡の中でマックスは、今回の件が彼の辞職を画策する何らかの勢力によって行われた陰謀だとした。 |
| また関係者に迷惑をかけたことを謝罪するとともに、問題の行為を”ナチス”と関連付けた報道を虚偽であると主張した(イギリス紙"TheTimes"によれば売春婦5人のうち2人がドイツ人であり、モズレーは自分がドイツ語で命令したのはそのためで”ナチス”は無関係だと主張するだろうとしている)。 |
| また、このような極めて個人的な事柄を暴露する事は違法であり法的手段をとると述べた。 |
| さらに本件は個人的な事柄であり、FIAの業務遂行とは無関係だとし、留任の意思を示した。 |
| "TheTimes"によればバーレーンの皇太子がマックス宛てに書簡を送り、その中でマックスの訪問が同国で行われるグランプリに与える影響を憂慮し現状ではバーレーン訪問は適切ではないと述べていると伝えた。 |
| 2008年4月2日にFIAの広報は、マックスが訴訟問題のためバーレーン訪問をキャンセルしたと伝えた(4月1-2日に中東で初めてバーレーンで"モータースポーツ・ビジネス・フォーラム"が開催され、マックスは出席予定だったがバーレーンGP観戦と併せてキャンセルとなった)。 |
| F1に参戦しており、しかもナチス政権下のドイツにおいてナチスに協力していたメルセデス・ベンツとBMWは4月3日に共同声明を発表し本件を「恥ずべき行為」と非難している。 |
| また日本のホンダとトヨタもそれぞれ声明を発表し、FIAに「事実関係の慎重な究明と、その後の厳正な処置」を求めている。 |
| FIAの発表によると4月3日にモズレーはFIAの委員会長に対し、臨時総会の開催を求めた。 |
| 開催は最短でも数週間後以降の実現となるが、その中で今回の件が議題となる予定だという。 |
| 各国の自動車協会、団体がマックスを非難する中、4月9日にニュージーランド自動車協会が6月に開かれる運輸と環境サミットへのモズレーの招待をキャンセルしていたことが明らかになった。 |
| 同日、FIAの臨時総会で信任投票が6月3日に開かれることが正式に発表された。 |
| 信任投票の結果は信任103票、不信任55票の大差で勝利した。 |
| この信任投票の結果によって、モズレーは任期切れまで会長職に留まった。 |
| 2009年5月5日に経済学者の長男アレクサンダー・モズレーがロンドンの高級マンションの自宅で、コカイン・ドラッグの過剰摂取により死亡しているのが発見された。 |
| 息子とは近い仲だっただけにマックスは精神的に多大なショックを受けている。 |