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プロフィール
ミハウ・カレツキ(MichałKalecki,1899年6月22日-1970年4月18日)は、ポーランドの経済学者。マルクス経済学がはじめて提示した概念である剰余価値の概念から資本主義の本質であるマクロ経済学の経済変動理論および有効需要を発表した。理論構築の出発点がマルクス経済学の三分法のアプローチであったことや、祖国ポーランドが社会主義時代に本人自らその 経済発展のために働いたことから左翼の ケインズの異名を持つ。カレツキは社会主義者が社会主義を支持する動機である社会的 弱者への関心は持ち続け、左翼思想に対してつねに理解を示してい ...
有効需要
| 有効需要の概念がカレツキによるものかケインズによるものか、という議論は後世の者にとっては興味のある論点であり、ドン・パティンキンは、ケインズの中心的テーマが不完全雇用均衡であったのに対し、カレツキは景気循環であったとし、有効需要理論についてのカレツキの先行性を主張することはできないとしている。 |
| 鍋島直樹はカレツキは失業の存在こそが資本主義経済の一般的性格と考えこの問題を克服するために投資決定・景気循環の理論にとりくんでいたことは明らかだとする。 |
| パティキンに対する反論としてはFeiwel(1989)がある。 |
| また有効需要理論に関する両者の先行性についての論争を展望した論文に元木(1989)がある「カレツキの貨幣経済論:ケインズとの対比において」鍋島直樹(一橋論叢1041990-12-01一橋大学機関リポジトリ) |
| 山本英司は「ケインズと独立にないし先行して・・・発見した」とする「「根本的な改革」から「決定的な改革」へ」山本英司(経済論叢・京都大学第167巻第1号2001-1) |
| いっぽう、カレツキが滞在し親交を深めたケンブリッジ大学の経済学者でいわゆるケインズ・サーカスの中心的人物であったジョーン・ロビンソン教授は、カレツキはケインズに先行して有効需要の原理を発見していたものの本人自らこの事実を訴え出ることは全くなく、カレツキのこの気高い態度は学問の世界では残念ながら実に稀である、とし、われわれとは全く異なった政治的・知的出発点からわれわれと同じ結論に達していたという事実は、われわれケンブリッジの人間にとっても大いなる励ましであった、と述べている。 |
| ちなみに、カレツキがケインズ・サーカスの研究に興味をもちイギリスに渡り、ケンブリッジでケインズと初めて出会ったのは1937年であるが、ケインズの周囲の人間によると、このときケインズはカレツキに非常なほど冷淡で高慢な態度をとっていたというJoanRobinson''CollectedEconomicPapersVol.3''。 |
| カレツキの論文その他の著作はほとんどがポーランド語で書かれているため、彼の存在や理論は英語圏では現代においてもほとんど知られていない。 |
| 英語圏ではわずかにケンブリッジ大学のジョン・メイナード・ケインズのグループ(いわゆる「ケインズ・サーカス」)、オックスフォード大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスをはじめとした、イギリスの一部でのみ、カレツキの研究が知られている。 |
| 日本では宮崎義一や伊東光晴の翻訳によってカレツキの理論のエッセンスとなる論文『経済変動の理論 資本主義経済における循環的及び長期的変動の研究』を日本語で読むことができる。 |
| カレツキはマルクス経済学の剰余価値の概念を出発点として有効需要を発見している。 |
| いっぽう、カレツキとほぼ同時期に、まったく独立して有効需要を発見したジョン・メイナード・ケインズと彼のケンブリッジ大学のグループ(いわゆる「ケインズ・サーカス」)は、マルクスより後の経済学で主流となった限界効用の概念を出発点とし、彼ら自身もその基礎を学んだ新古典派経済学に対する批判的態度のなかで、カレツキの研究を知らないまま独自に有効需要の着想に到達している。 |
| 近年ではポストケインジアン、ニュー・ケインジアンの先駆けと評されている。 |
著書
| ''TheoryofEconomicDynamics:Anessayoncyclicalandlong-runchangesincapitalisteconomy,1954''(宮崎義一・伊東光晴訳『経済変動の理論 資本主義経済における循環的及び長期的変動の研究』新評論、1968年)。 |
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1933年
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『景気循環理論概説』を発表し、ケインズに先... |
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1937年
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イギリスに渡る |
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