| 1979年11月、「人間クラブ」というバンドを母体に、ザ・ルースターズが結成される。 |
| 人間クラブには、大江を始め、4人のルースターズになるメンバーが参加していたが、ヴォーカルは大江ではなく、サンハウスの柴山俊之を彷彿とさせる歌唱法の南浩二だった。 |
| 大江の中で歌いたい欲求が強くなり、それがルースターズ結成を決意させた。 |
| 1980年11月にシングル「ロージー/恋をしようよ」でデビュー。 |
| 当初はローリング・ストーンズ、チャック・ベリーのカバーを中心としながらR&B、ブルースロック、パンク・ロックを基調としたハイテンションなサウンドを展開していた。 |
| 1983年、この頃から大江が精神的にダウンし始め、サウンドにも病的な陰影が漂いはじめた。 |
| 6月に下山淳(ギター)、安藤広一(キーボード)が加入し、ドラムの池畑潤二が脱退し、代わりに灘友正幸が加入。 |
| 4thアルバム『DIS』をリリース。 |
| この頃のサウンドは当時日本でも人気のあったU2やエコー&ザ・バニーメンのようなニュー・ウェイヴの色が強くなり、ディレイギターやキーボードの多用など、初期の骨太なロックとは異なるサウンドを奏で出す。 |
| 安藤は、P-MODELのキーボーディストだった三浦俊一に、DX7にテープ・エコーを通すことで音色を柔らかくする手法を教え、当時のP-MODELのサウンドにも影響を与えている。 |
| 1984年1月、ベースの井上富雄が脱退し、柞山一彦が加入。 |
| 同年4月発売の5rhアルバム『GOODDREAMS』よりバンド名表記を「THEROOSTERS」から「THEROOSTERZ」へ変更。 |
| 大江の精神は更に病みだし、次第にレコーディングにも支障をきたし出す。 |
| この頃からすでに、まともにレコーディングできる状態ではなくなり、『GOODDREAMS』の中の数曲を、過去の音源のリミックスで穴埋めをするなどの苦肉の策が練られた。 |
| そして同年12月にリリースされたアルバム『φ(ファイ)』は大江在籍時に最後にリリースされた作品となる。 |
| 大江の精神は不調をきたし、ライブやレコーディングで歌えなくなることが多く、花田もライブ中にギターを投げ出すなど、バンドは不安定な状態にあった。 |
| それにも関わらず、アルバムは幻想的なサウンドと歌詞で、皮肉なことに、アルバムの売り上げも過去最高だったという。 |
| 1985年3月、大江再び入院。 |
| 安藤広一もまた脱退し、バンドは解散かと思われたが、同年7月発売のシングル「SOS」より花田裕之が正式にメイン・ボーカルをとるようになる。 |
| 大江はその後バンドに復帰する事はなかった。 |
| 1986年花田、下山を中心とした新生ルースターズは初のフルアルバム『NEONBOY』をリリースする。 |
| 初期の男らしさのある骨太サウンドや歌詞とは違った、下山の変態的なギターサウンドが奏でるグラムロック調のサウンドと、柴山俊之の書くエロティックな歌詞が特徴である。 |
| その後theemichellegunelephant等の影響で現在も人気のある爆音ギターロックのルーツ『KAMINARI』をリリース。 |
| 1987年9月、パリにてレコーディングされた清涼感のあるサウンドに深みのある詞を載せた『PASSENGER』をリリースするものの、商業的にはヒットせず。 |
| 11月、柞山一彦、灘友正幸が脱退し、穴井仁吉(ベース、元ザ・ロッカーズ)、三原重夫(ドラム、元ローザ・ルクセンブルグ、当時メトロファルス、のちザ・スターリン)が加入。 |
| 1988年5月、ソロシンガーのSIONや元頭脳警察のPANTAも参加した8thアルバム『FOURPIECES』をリリースし、同年7月の渋谷公会堂でのライヴをもってTHEROOSTERZは解散。 |
| このライブのアンコールで大江、井上、池畑が揃い、初期の曲「C.M.C」を演奏した。 |
| 2004年7月、フジ・ロック・フェスティバルでオリジナルメンバーによるラストライブを行う。 |
| このライブをもってTHEROOSTERSは正式に解散。 |
| 2009年8月TokyoNightShowにて大江、花田、池畑、井上の4人でライブを行う。 |
| occupy名義でのライブであるが、occupyメンバーのSMILEYとGYOが3曲目で姿を消し、ゲスト表記されていた大江、花田が入る形で4人のライブが実現した。 |
| ライブでは、恋をしようよ、ロージー、C.M.C、などのルースターズ名義の曲を演奏した。 |
| 2009年12月29日には、MUSICCOMPLEX2009(会場 福岡サンパレス)に、一夜限りのライブを行う。 |
| ルースターズとして活動するのはフジ・ロック・フェスティバル以来5年ぶり。 |
| また地元福岡でライブを行うのは実に28年ぶりである。 |