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プロフィール
- 今川泰宏とは
- 1990年代以前
- 1990年代〜2000年代以前
- 2000年代以降
- 作風・傾向
- 人物
- 作品
- 参考資料
今川泰宏(いまがわやすひろ、1961年7月24日-)はアニメーション監督、映画監督、演出家、脚本家、放送作家。大阪府出身。
1990年代以前
| 子供の頃『鉄人28号』と『ガロ』を好む少年だった。 |
| 中学生の頃、マンネリを感じたためアニメから離れ、『ロッキー・ホラー・ショー』のファンになる。 |
| 同作の「夢を見ずに、夢になろう」というセリフを座右の銘にした『ニュータイプマークII』p.81。 |
| 地元の明星高等学校入学後、『くじらのホセフィーナ』に感動してアニメーターを志し『ニュータイプマークII』p.82。 |
| 、高校卒業後に上京。 |
| タツノコプロ系の新人アニメーター養成機関、タツノコアニメ研究所で研修を受ける。 |
| しかし、隣に座っていた飯田史雄の絵を見て自身にアニメーターの適性がないと判断。 |
| 研修1日目にして演出家への転身を志望し、偶然出会ったアニメ演出家笹川ひろしに直訴して、笹川ひろし事務所へ参加する『ニュータイプマークII』pp.81,83。 |
| 同年『ヤットデタマン』にも演出として参加する笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、p256-p263。 |
| なお、『ヤットデタマン』の劇中には「家具屋の一人息子の今川君」という今川をモデルとしたキャラクターが登場した「コラムスタッフがチョイ役で登場、あのキャラは実在する!?」『タイムボカン全集2悪の華道』DARTS編、ソフトバンク、1998年、p.121。 |
| 1982年の『戦闘メカザブングル』よりフリーになる。 |
| 泰宏が頭角を現したのは『聖戦士ダンバイン』(1983年)、劇中後半の37話「ハイパー・ジェリル」で、主人公達の搭乗する巨大ロボットがパイロットのエネルギーが暴走した事が原因で更に巨大化するハイパー化現象という演出が登場してアニメ雑誌で話題となった、この表現の発想をしたのはその回の絵コンテと演出を担当した今川である「DANVINECREATTER'SINTERVIEW原画担当北爪宏幸」『聖戦士ダンバインノスタルジア』ソフトバンクパブリッシング、2000年、p.187。 |
| 小黒祐一郎 |
| はーらん・えりそん「アニメの発達史アニメ人脈相関図」『SFアニメが面白い』EYECOMFiles編、アスキー、1997年、p.112。 |
| 以後、日本サンライズの富野由悠季監督作品『重戦機エルガイム』『機動戦士Ζガンダム』の両ロボットアニメで絵コンテと演出を継続するが、『機動戦士Ζガンダム』の途中で降板した。 |
| 「これまでメカもの一辺倒だったため、幅を広げたいということ」という理由で、スタジオディーンが実制作を行っていたシンエイ動画の藤子不二雄アニメ『プロゴルファー猿』に参加。 |
| 1985年から1987年に渡って絵コンテと演出を担当し、そのダイナミックな演出が『聖戦士ダンバイン』以来の注目を浴びた「まるで『エルガイム』!?今川演出ですっかりメカものにしちゃった『プロゴルファー猿』!!」『アニメージュ』1985年12月号、徳間書店、p64。 |
| 『プロゴルファー猿』終了後はサンライズに戻り1987年に料理対決アニメ『ミスター味っ子』の監督に就任、これが監督デビューとなる。 |
| 『ミスター味っ子』では試食した審査員があまりの美味さに巨大化したり変身したり、或いは目から光線を放ったりと豪放で奇天烈な表現を繰り広げた。 |
| 好評をはくし当初半年の放送予定が延長を重ねて『月刊ニュータイプ』1989年10月号、角川書店。 |
| 、2年間の長期シリーズとなった『サンライズ全作品集成1サンライズクロニクル1977~1994』サンライズ、2007年、p.166。 |
| 藤津亮太「ギャグと紙一重の浪花節に笑い泣き『ミスター味っ子』」『サブカルチャー世界遺産』サブカルチャー世界遺産選定委員会編、扶桑社、2001年、p.150。 |
1990年代〜2000年代以前
| 1992年に自身もファンである横山光輝のSF作品のアニメ化を手掛ける事になる。 |
| 製作に足掛け6年を費やし『ジャイアントロボTHEANIMATION-地球が静止する日』(1992~1998年)を完成させている。 |
| 『ジャイアントロボ』において数々の個性的な特殊能力を考案したとされる。 |
| 1994年にガンダムシリーズとしては初めて宇宙世紀以外の時代を舞台にした作品『機動武闘伝Gガンダム』の総監督を務める。 |
| 本作は従来の「ガンダム」のイメージとは一線を画すものである。 |
| これは前番組の『機動戦士Vガンダム』のおもちゃが営業不振による路線変換岡田斗司夫、山本弘『空前絶後のオタク座談会3メバエ』音楽専科社、2002年、p237。 |
| スポンサーのバンダイ川口克己の発言による、それまでテレビシリーズのガンダム作品の監督を務めていた富野がサンライズ経営陣に「ガンダムをやるならプロレスをやるように」と言って泰宏を推薦した富野由悠季『ターンエーの癒し』角川春樹事務所、2000年、p.28。 |
| ササキバラゴウ『それがVガンダムだ機動戦士Vガンダム徹底ガイドブック』銀河出版、2004年。 |
| 富野由悠季インタビューで富野の発言による。 |
| ことが理由であり当初は反発を受けたものの、これまで同様の派手で仰々しい今川演出が評価され人気作となったはーらん・えりすん「機動武闘伝Gガンダム」『SFアニメが面白い』EYECOMFiles編、アスキー、1997年。 |
| 和智正喜「機動武闘伝Gガンダム」『不滅のスーパーロボット大全』二見書房、1998年、p229-p230など。 |
| 1998年には『真(チェンジ!!)ゲッターロボ世界最後の日』の監督を務めると一時的に告知されたが、『月刊ニュータイプ』誌の1998年8月号で降板が伝えられ『不滅のスーパーロボット大全』二見書房、1998年、p.240。 |
| 、実際の本編での記載はない。 |
| そのため、本作品に今川が本当にタッチしたのかは、2009年現在のところ不明のままであるにもかかわらず、ツタヤ等のレンタル店や量販店では、検索用データに今川の名がトップに表記されている例が多数ある。 |
| 『真マジンガー衝撃!Z編』のデザイナーコラムでも、野中剛により「ゲッターロボGもブラックオックスも、今川カントクの手にかかれば瞬時に大量産化が可能です」という第1話の内容を指すような発言がなされている真マジンガー衝撃!Z編バンダイコレクターズ事業部 |
2000年代以降
| ロボットアニメーションを初めとした濃い作品を中心に手がけていた泰宏にとっては珍しいジャンルとなるラブコメディ作品『七人のナナ』(2002年)の監督を務める。 |
| 男性キャラクターが作中の多くを占める傾向のある今川作品にして、今回は女性キャラクターが中心となっており、水樹奈々を初めとした、当時デビューして間もない若手女性声優などが多く起用された。 |
| その後、第一線で活躍するようになった者も少なくない。 |
| 同時に今川作品の常連となっている声優も、随所にキャスティングされた。 |
| 『鉄人28号』(2004年)を制作、従来の自分の持ち味を全面に押し出し、インパクト十分な表現とマニアックなこだわりに満ちた作品に仕上げた。 |
| しかし、『鉄人28号』の企画段階の際、キングレコードの大月俊倫プロデューサーから言い渡された予算やカット数では、自身が理想とするロボットアニメで必要なカット数である400に到底足りず、26話分も制作できないと考えて監督を降りようと考えたこともあるなどと、大学の特別講義に登壇した際にこぼしている。 |
| 結局オファー通り監督となった泰宏は、生前の横山に「本来の原作通りの鉄人(鉄人が溶鉱炉に溶かされてしまう結末)をやらせてほしい」といった主旨の話を出し、それを実現させた。 |
| しかし、監督就任が決まってからも制作方針はコロコロ変わったという。 |
| 「村雨一家に拳銃を突きつけたと見せかけて、実はバナナで脅していた」というシーンは、テレビ局に対する配慮から生まれたものである。 |
| 『鉄人28号』以降、脚本家としてよくパルムスタジオ製作のアニメーションに携わっている。 |
| 監督として腕を振るうより脚本家として活躍する機会が圧倒的に増え、それらの作品では今川がよく起用する声優がキャスティングされているのも特徴である。 |
| 2007年には『鉄人28号』の劇場版『鉄人28号白昼の残月』の監督を務めた。 |
| 本作品は今川が初めて手がける映画作品である。 |
| プロデューサー曰く「(今川にとって)初めての映画作品とあって、相当張り切っている」と語っていた。 |
| ただし、『機動戦士Ζガンダム』の劇場版において、オリジナルシーンの演出として泰宏がクレジットされており、劇場デビューはある意味こちらともいえなくはない。 |
| 『真マジンガー衝撃!Z編ontelevision』でバンダイビジュアル作品へ久々に回帰。 |
| 『鉄人28号』以来5年振りのロボットアニメ作品のテレビシリーズ監督を務めた。 |
| 原作のマジンガーZに限らず、永井豪作品から多くのキャラクターを引用するという、ジャイアントロボでも行ったスターシステムを扱った作劇がなされた。 |
| その後、桜多吾作の作品からも一部登場させるなど、引用は幅広いものとなっていった。 |
作風・傾向
| ロボットアニメーション作品においては、家族(主に父親)の作った兵器や発明によって運命を翻弄される主人公という構図を主に用いている父の開発したロボットを操り、戦いに身を投じることになる(鉄人28号、ジャイアントロボ)、父の開発した兵器(デビルガンダム)によって人生を狂わされる(Gガンダム)。 |
| 場合によってはロボットアニメーションでありながら、物語の都合上(強大な力を持つ故に封印、敵の策を読んで、あえて本拠地を守るために出撃を許可しない、など)主役のロボットが戦闘を一切行わず、出撃までの道のりに時間を割くこともある。 |
| 超人達が登場する場合は、逆にその活躍に比重が置かれる回も存在する。 |
| これに関連して、「罪と罰」というテーマもよく用いられる。 |
| 特にこれはGガンダムの劇中BGMタイトル、鉄人28号の最終話のサブタイトル、ジャイアントロボエピソード6の副題など、直接的に使用されている。 |
| 原作を下地に置かず自身で構成した独自の脚本においては、『鉄人28号』の敷島博士、『ジャイアントロボ』の呉学人の台詞など、科学者や知識人のキャラクターの長台詞には、「そう!」と後文を強調する文句や、「たしかに~ですが」「まさか」「そんな」などのもったいぶった台詞が使用される。 |
| トレッキーでもあるため『スタートレック』の吹き替え声優を多く起用している。 |
| 今川作品に出演した声優の大半は、その後も今川関連作品に出演することが多く、監督ではなく脚本についているはずの作品でも今川作品の常連を配した作品もある。 |
| 漫画脚本も手がけており、代表的なものに『ジャイアントロボ』(複数作)、『七人のナナ』などがあげられる。 |
人物
| 大阪出身のため、標準語よりも関西弁を好む。 |
| 熱烈な『スタートレック』ファン(トレッキー)であり、ホビー雑誌『B-CLUB』では1994年からコラム「知ったかぶりのスタートレック」を連載今川泰宏「知ったかぶりのスタートレック第1回立て!東京のトレッキーたち!」『B-CLUB』VOL.104、バンダイ、1994年、p.50。 |
| 『新スタートレック』に出た脇役のアレンビー少尉を気に入ったために、その名前を監督作『機動武闘伝Gガンダム』の登場キャラクターに付けたこともある今川泰宏「知ったかぶりのスタートレック第7回僕はアレンビーに恋してる!」『B-CLUB』VOL.100、バンダイ、1995年、p.59。 |
| 横山光輝のファンでもあり、それぞれの作品で原作をリスペクトした要素を組み込んでいるところも多く見受けられる。 |
| 声優の秋元羊介の声帯模写をレパートリーの一つとして習得しており、『Gガンダム』の主人公ドモン・カッシュのキャラクターソングにおいてドモンと東方不敗の掛け合いパートの際に流れる東方不敗の声を担当するほどである。 |
| OVA『ジャイアントロボ』において、ヒロインの銀鈴が悲惨な死に方をしたことで、海外の視聴者達からは「監督はゲイではないか」という声があがった。 |
| その声にスタッフは「なるほど」と冗談めかして声をあげているが、それについて今川本人は「かわいい女の子を描くのが苦手なだけ」「ストーリー的にはあそこで綺麗に亡くなって頂くしかなかった」と発言しているジャイアント・ロボTHEANIMATION-地球が静止する日-DVDGIGAPREMIUM特典映像「Gロボバトルトーク~マエストロGを熱く語る~」。 |
| 川瀬敏文と共に谷口悟朗の師匠とされる。 |
| 麦人が自身のサイトの日記で「今川氏とはよく飲みに行く」と語っている。 |
作品
| ブレーメン4地獄の中の天使たち(1981年):演出補佐。 |
| タイムボカンシリーズヤットデタマン(1981年):演出※第43話、第47話のみ。 |
| ときめきトゥナイト(1982年):絵コンテ。 |
| 太陽の牙ダグラム(1982年):ストーリーボード。 |
| 聖戦士ダンバイン(1983年):演出・ストーリーボード。 |
| 重戦機エルガイム(1984年):演出・ストーリーボード。 |
| 機動戦士Ζガンダム(1985年):演出・ストーリーボード・オープニング絵コンテ。 |
| プロゴルファー猿(1985年から1987年):絵コンテ・演出。 |
| ミスター味っ子(1987年から1989年):監督。 |
| 機動武闘伝Gガンダム(1994年):総監督。 |
| ジャイアントロボTHEANIMATION-地球が静止する日(1992年から1998年):総監督・脚本。 |
| 剣風伝奇ベルセルク(1997年):シリーズコンセプトアドバイザー。 |
| HARELUYAIIBØY(1997年):シリーズ構成・脚本。 |
| 聖少女艦隊バージンフリート(1998年):原作・構成・シナリオ。 |
| 真(チェンジ!!)ゲッターロボ世界最後の日(1998年):監督(1~3話?)(最初期の告知に名前が出ていただけであり、実際に完成した本編への記載はない)。 |
| でたとこプリンセス(1998年):第3話原画。 |
| 七人のナナ(2002年):原作・シリーズ構成・監督。 |
| 鉄人28号(第4作)(2004年):監督・シリーズ構成・脚本。 |
| バーテンダー(2006年):シリーズ構成・脚本。 |
| 鉄人28号白昼の残月(2007年):監督・脚本・絵コンテ。 |
| 真マジンガー衝撃!Z編(2009年):監督・脚本。 |
参考資料
| 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、p256-p263。 |
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1961年
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今川 泰宏(いまがわ やすひろ)はアニメーシ... |
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1983年
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劇中後半の37話「ハイパー・ジェリル」で、主... |
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