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プロフィール
- 副島隆彦とは
- 人物
- 概要
- 学生時代
- 評論家へ
- 受賞
- 社会主義の受容と超克
- 属国論の展開
- アメリカ政治・思想・経済分析
- 法学会への批判
- 経済学分析
- 神学・宗教分析
- 日本の大学制度への批判
- 理系への賛美と批判
- 文章の書き方への思考方法
- 評論活動に対する反論
- エピソード
- 現代政治思想の研究
- 政治・経済分析
- 参考文献
- 関連サイト
副島隆彦(そえじまたかひこ、1953年5月1日-)は、日本の評論家。「副島国家戦略研究所」(SNSI)を主宰。
人物
| 以下は本人著書・自称などに基づく客観的に確認できない情報を含んでいます。 |
学生時代
| マルクス主義や社会主義等の左翼思想に影響を受け、その後ニキータ・フルシチョフのスターリン批判や世界の左派の流れと同調するように、反帝国主義・反スターリン主義のトロツキズムである新左翼の学生運動にはまっていった。 |
| 多くの左派系の団体に参加していたが、本当は家で寝転んで本でも読んでいる方が好きだったという。 |
| この頃から吉本隆明を教祖の様に仰いでいた。 |
| 内ゲバなど生命の危険に晒されながらも活動を続けたが、姉の夫が病気で寝たきりになったことから危険な活動からは身を引いた。 |
| その後小室直樹が主宰していた東京大学の自主ゼミに通い、学問の分野を超えて、社会学、政治学、経済学、法学等の指導を受ける橋爪大三郎、副島隆彦『小室直樹の学問と思想』弓立社1992年(参考:小室直樹『超常識の方法』祥伝社1981年)。 |
評論家へ
| 大学卒業後銀行に就職し、アメリカ等海外勤務を経て退職。 |
| その後日本に帰国し3年ほどは無職ですごしていた。 |
| 「フェーム」という映画の影響でいろいろな出版社に自分の文章の売込みを始め、雑誌に執筆者名が載らない「埋め草(うめくさ)原稿」を書く仕事を手始めに、次第に仕事の幅を拡げていった。 |
| また代々木ゼミナールで英語担当の講師として出講、後述する英和辞典をめぐる批判を契機にメディアでの知名度を高めた。 |
| 常葉学園大学特任教授を務めた。 |
受賞
| 2005年『人類の月面着陸は無かったろう論』で日本トンデモ本大賞を受賞「 |
| 2011年「日本トンデモ本大賞2011」において、過去20年間に大賞を受賞したトンデモ本の中から『人類の月面着陸は無かったろう論』が「トンデモ本ベスト・オブ・ベスト」を受賞 |
社会主義の受容と超克
| 学生時代左翼思想の影響を受けたが、その後日本共産党やソビエト連邦共産党、岩波知識人の一部をスターリン主義であるとして批判的な立場に変わっていった。 |
| 後にそれでも実際にソ連が崩壊するまでは彼らから逃れられず虜であったと語る。 |
| 1980年に小室直樹の『ソビエト帝国の崩壊』を読んでだんだんと保守派やアメリカの社会学に影響を受け始め、凝り固まった右派・左派イデオロギーではなく大きな視点での事実のみを信じるようになった。 |
| 副島は新左翼から離れはしたがマルクスから離れたわけではなく、小室直樹らのアメリカ流社会科学のマルクス理解に依存するようになった。 |
| その後、アメリカの学問・思想を分析する上でアイン・ランドの客観主義に出会い、リバタリアニズムにも影響を受ける。 |
| アメリカのトロツキストを分析をする上でネオコンにも出会う。 |
属国論の展開
| 銀行員時代アメリカ勤務を通して得た多くのアメリカ人・イギリス人の友人たちと10年以上にわたり議論を繰り返した結果、日本の学問・思想が、学問・思想における世界的普遍価値から大きく外れたものであり、しかも日本の学者・思想家が自らの利権を守るためそれを密教と化して、日本国民に大きな事実を隠してきたことを知ったとする。 |
| そのため、日本の一般民衆は、自分ですら自分が何を考えているかわからない無意識の状態になっており、その結果、日本では、政治家が育たず、国家戦略なき国家となり下がり、意識的・無意識的に、イギリス、アメリカ等その時代時代の覇権国のコントロールを受けているとする上掲『決然たる政治学への道』。 |
| 1994年に総合法令から『政治を哲学する本』(後に後掲『決然たる政治学への道』に改題)で、アメリカこそが世界の覇権国であり、日本を含め西欧諸国ですらその属国の一つにすぎないとする属国論を提唱し、日本は、アメリカに政治、金融経済、学問・思想のすべての面で完全に敗北しており、その現実を直視することによって初めて日本固有の民族的価値を守ることができると主張した。 |
| その上で、学問・思想における世界的普遍価値に基づけば、日本は天皇を主君とする前近代的な王政国家であることは明白であるとし、明治維新について、理想に燃える下級武士が単独で近代革命を成し遂げたとする司馬遼太郎によるいわゆる司馬史観を否定し、イギリスが当時覇権を争っていたロシア帝国の勢力拡大を防ぐため、岩倉具視、坂本龍馬らのスパイを育成・使役することによって親イギリス政府を作るという世界戦略の一環であったと主張している上掲『属国・日本論』、『思想劇画属国日本史幕末編』。 |
アメリカ政治・思想・経済分析
| アメリカが世界覇権国であるゆえんを明らかにするためには、そのよって立つ世界普遍価値を明らかにする必要があるとして、1995年に当時のアメリカの政治家と知識人の世界における思想的な対立を体系的に紹介し、ネオコンやグローバリズム、リバータリアンによるアイソレーショニズムという政治的な対立を他に先駆けて紹介した上掲『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』。 |
法学会への批判
| 世界普遍的価値に基づく、自然法と自然権の対立や、自然権と人権の違いができていない多くの日本の法学者が誤った知識を広めたことから戦後の人権一辺倒の政治的風潮が蔓延したことを批判し(人権という概念自体を批判しているわけではなく、人権と対立する人権以外の概念をささえる大きな政治的思想対立があることを日本では正しく伝える人がほとんどいないことを批判している)自然法、自然権、人権、人定法、アニマル・ライツ(動物の権利)などの法思想の関係と対立を分かりやすく説明した。 |
経済学分析
| 副島はマルクス主義、小室直樹直伝の経済社会学、オーストリア学派やアイン・ランドのリバタリアニズム系の経済学に精通している。 |
| しかし副島は「経済学とは未来予測学である。 |
| どんなに高等、難解な数字を使った立派で緻密な理論で出来ているとしても、それで近未来の予測を外すなら、そんなものはクズである」という。 |
| そして経済は政治とは切っては切れない関係にあるとして「経済と政治は貸借をしながらバランスする論」という考えを展開し、次のような予測をしている。 |
| アメリカ発の金融危機に関連し、リーマンブラザーズという固有名詞を挙げ、その破綻を予言し、これを的中させた。 |
| 2007年8月に刊行された『ドル覇権の崩壊』(徳間書店)の中で、「2008年末からドルが80円に大暴落する」と予測。 |
| 2008年末には1ドルが80円台に突入し、予測をほぼ的中させた。 |
| 為替に関し、『日米「振り込め詐欺」大恐慌』の中で、あとがきの執筆時点(2009年4月10日)で1ドルは100円であったが、「今年後半は再び、1ドル80円台に戻るだろう」と予測し、ほぼ的中させている。 |
| ニューヨーク・ダウがまだ1万2千ドル台にあった2008年3月に刊行された『連鎖する大暴落』(徳間書店)では、「ニューヨーク・ダウは、1万ドルを割って6000ドルに大暴落する」と、「半値に暴落」という予測を行った。 |
| 1年後の2009年3月には、ダウ平均は12年ぶりに6000ドル台半ばへと突入し予測を当てた。 |
| (但し、その後、ダウ平均は1万ドル台を回復している)。 |
| オバマ大統領の誕生をいち早く断言し、これを的中させている。 |
| 佐藤優(外交官)は「副島さんがすでに2007年4月の時点で、バラク・オバマ氏が民主党大統領候補となる。 |
| と決めうちしたことは驚きました。 |
| 日本で一番早い予測だったのではないかと思います」「副島さんの今回の的確な予測は、他の人がいろいろと留保をつけるなかで、非常に突出していました」と、対談本『暴走する国家恐慌化する世界』(日本文芸社)の中で評価している。 |
| ちなみに、副島は、オバマについて「景気の舵取りもしますが、どうせうまくゆかない」という見方を同書の中で示している。 |
| 『あと5年で中国が世界を制覇する』という著書の中で、世界経済の中心地が、中央アジアのカザフスタンのアルマティに移るとしている。 |
神学・宗教分析
| 副島自身は特定の宗教や神学への信仰はないが、宗教を学問の対象として学ぶマックス・ヴェーバー流の宗教社会学を小室直樹から学ぶ。 |
| 副島の神学・宗教理解(特にキリスト教)はその他にフリードリヒ・ニーチェの影響がある。 |
| 副島は神道・キリスト教・儒教・仏教は性欲否定と金銭否定と教団を作ることから駄目だと論じる。 |
| その崇高な使命は偽善に転化しているとする。 |
| そしてありのままの人間像を愛する道教を賞賛している。 |
| しかしそれは偽善がないというだけで本当はイエス・キリストや仏陀の方が好きだという(副島はイスラム教も偽善がないと賞賛している)。 |
| 副島は言行不一致を嫌う。 |
| 副島のキリスト教理解の核がニーチェ・マックス・ヴェーバー、小室直樹だとすると、仏教理解は主に中村元と富永仲基の影響が大きい。 |
| 副島の仏教批判は大乗仏教に向かっており仏陀以外の権威を否定し、大乗仏教はただの信仰であり本物の仏教ではないと批判している。 |
| そして輪廻を抜け出し解脱するということは当時のインドの信仰の輪(ヒンドゥ教)から抜け出すということであり、仏陀は輪廻を抜け出したのではなく輪廻など考えなくて良いというところにいった。 |
| 解脱と輪廻転生をヒンドゥ教の思想であって仏教や釈迦の思想では無いとしてところからそれを否定している。 |
| それと日本の神道は中国の道教が日本的に変化しただとも言っている。 |
日本の大学制度への批判
| 副島は、世界普遍的価値に基づけば、14世紀にヨーロッパで成立した大学は、神学、法学、医学、哲学の4つの学部からできており、哲学それ自身は、もともとは神学の下女あるいははした女としての位置付けであったが、哲学を基に、日本語でいう科学は発展したのであって、その内容は「物理的な自然、自然法則、人間社会についての諸事実を観察と検証によって人間が獲得する体系化した知識のこと」で、科学と学問とは同義であり、したがって、自然科学と社会科学の区別は存在せず、また、文学は厳密には学問ではなく、学問を始める前の準備として初等ないし下級学問(リベラル・アーツ)の意味しか有しないことを指摘し、理系と文系を分け、文学部哲学科、人文科学部なる意味不明なものを擁する日本の大学制度を批判している上掲『決然たる政治学への道』167頁。 |
理系への賛美と批判
| 副島の文章は文系批判と比べると理系賛美が圧倒的に多かったが、ある時を境に批判的になっていった。 |
| それでも物理学以外には敵対するようなことはいってないし、科学的な思考方法というものには批判的ではない。 |
| 副島によれば現在の宇宙論には今のところ3つあるという。 |
| 1ビッグバン宇宙論、2プラズマ宇宙論、3定常宇宙論である。 |
| 副島はこの中で3の定常宇宙論を支持している。 |
| そしてビッグバン宇宙論を宗教的だと言って批判している。 |
文章の書き方への思考方法
| 文章を書く際にはオッカムの剃刀という考え方に気を使い、シンプルで誰にでも分かりやすくしているという。 |
| 一般人や政治思想に興味が無い層にも理解できるような分かりやすい言葉を使うことを好む。 |
| 逆に新カント学派の流れをついだ、やたらと気取ったり不必要に難解で意味が伝わりにくい文章に批判的な立場である。 |
評論活動に対する反論
| 2004年には人類の月面着陸はなかったとウェブページと著書で主張した上掲『人類の月面着陸は無かったろう論』。 |
| 新聞の書評に「夏バテにはドリンク剤とトンデモ本が一番」と紹介され上掲『読売新聞』(2004年8月15日)http://members.jcom.home.ne.jp/miurat/getumen.htm、と学会からも間違いを指摘されて上掲『人類の月面着陸はあったんだ論』、インターネット上でも同様の議論が数多くなされた(参照アポロ計画陰謀論)。 |
| 『人類の月面着陸は無かったろう論』の後書きで副島は、「私の主張が明白に間違いで、アポロ11号の飛行士たちが月面に着陸していたことの明白な証拠が出てきたら、その時は私は筆を折る。 |
| ナチスドイツがユダヤ人をガス室などの方法で絶滅しようとしたとされるホロコーストの内容に疑問を投げ掛け、ガス室などの実在性に証拠が存在しないと主張するいわゆる「ホロコースト見直し論(ホロコースト否認論)」を支持している。 |
| (マルコポーロ事件、ホロコースト否認、参照)これについての批判がネット上で見られる。 |
| 靖国神社への閣僚参拝を推し進めるグループを「カルト・オブ・ヤスクニ」と呼んで批判している。 |
| 以前、代々木ゼミナールで英語講師を務めていたこともあり、英文法関連の著作がある他、研究社刊行の英和辞典は間違いだらけであるとする著作を発表(別冊宝島)。 |
| 同著に対しては山岸勝榮から反論がなされただけでなく上掲『山岸勝榮英語辞書・教育研究室英語辞書論考』、研究社が同著の出版元であるJICC出版局(現宝島社)に対し出版の差し止めと名誉毀損による損害賠償を求めて東京地裁に訴えを起こした(その後に「裁判はどうなったの」という人向けに、改めて「別冊宝島」で書いている。 |
| そこでは、「英語の議論になるかと期待したが研究社は卑怯にも裁判に逃げ込み論争が封殺された」といった趣旨のことを書いている。 |
| 判決では出版の差し止めは退けられたが、損害賠償に関しては研究社の主張が一部認められ400万円の賠償が宝島社に命じられた。 |
| その後、宝島社の控訴が棄却されて判決は確定した。 |
エピソード
| 現在、自身の学問上の弟子の慰労のため関東近県の避暑地に別荘を建設中である。 |
| 雑誌の対談等で漫画家小林よしのりに対し自身の学問上の師である小室直樹、岡田英弘に次ぐ師であると絶賛し告白する。 |
| 理由は日本の保守派が実際のところ愛国派の衣を被った米国に媚びへつらう飼い犬のポチでしかない事を小林が見抜いた(と思っている)事による。 |
| 家に先住の猫を飼っているため、勤め先の大学近くに生息し、餌付けしている野良猫を拾ってやれず自著で嘆いている。 |
| 会社組織などに属することなく塾講師、銀行、家庭教師などを転々とした人生であり、世の全てに対し何のしがらみもないゆえに、著書などでこれから証拠つきの手槍を片手に、世の様々な団体、個人の尻を突き刺しながらの世の中すべての真実暴きの旅に出る旨を述べている。 |
| 2004年に副島に対して税務署の査察が入ったときには、「大学の給与は給与所得として、著作の原稿料は雑収入として申告しており、「副島隆彦の学問道場」の会費は、副島個人から独立した権利能力なき社団である学問道場の運営費なのであって、私個人の事業収入ではない」と主張した。 |
| 学問道場は会費や講演会の入場料、副島の著作の売り上げ等で、複数年で5千万円余の収入があったが、副島自身はボランティアで道場に原稿を寄稿し、報酬等は受け取っていなかった。 |
| 結局のところ、白色申告者であったため推計計算により課税されたが、修正申告に至る経緯を『私は税務署と闘う恐ろしい日本の未来』(ビジネス社)としてまとめた。 |
| 中川昭一財務・金融担当大臣(当時)によるローマでの泥酔会見について、「日米『振り込め詐欺』恐慌」や、「売国者たちの末路(対談本)」のなかで、独自の見立てを披露した。 |
| 息子の通う極真空手のトーナメントを視察した際には、空手師範達に好感を持ち、「インテリとも学問とも一切無縁の人たちだが、正直で良い心を持っている」と感想を述べている。 |
| 栗本慎一郎の選挙を勝手に応援していたことがあると、自身のHP「今日のぼやき」で告白したことがある |
現代政治思想の研究
| 『政治を哲学する本』総合法令1994のち『決然たる政治学への道』弓立社ISBN4896672089。 |
| 『現代アメリカ政治思想の大研究を動かす政治家と知識人たち』筑摩書房1995のち『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』講談社+α文庫ISBN4062563347。 |
| 『アメリカの秘密ハリウッド政治映画を読む』メディアワークス・主婦の友社1998のち『ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ』講談社+α文庫。 |
| 『ハリウッドで政治思想を読む』メディアワークス・角川書店2000。 |
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