| 映像メディアへの出演も多く、非合理・非科学・非論理的な事象や主張、例えば超自然現象や超能力などを科学者として徹底的に批判する学者としても知られるが、下記の「月の石はアメリカの砂漠の石」発言のように、発言や著作では科学界の通説とは違う独自の説を唱えて、オカルト肯定派からだけではなく懐疑論者から批判や疑問を受けることも多いオカルトに懐疑的な立場で知られると学会は著作『トンデモ本の世界』シリーズにおいて初期から大槻の著作をトンデモ本として何度か取り上げている。 |
| また、1994年には「''超常現象研究を混乱させ、自分も珍妙な理論を発案し広めた功績''」を理由に日本トンデモ本大賞の特別賞を大槻に贈った(大槻は賞状と賞品をと学会に送り返したので「受賞」はしていない)。 |
| これ以降大槻はと学会を「反オカルトのふりをしたオカルト」「オカルトモドキ」であるとしている。 |
| ニセ科学批判活動を行っている大阪大学の菊池誠教授はブログで大槻の月の石発言に対して「''大槻義彦先生についてはいろいろ思うところはあり、「ニセ科学批判のパイオニアとして偉大だが、頑固な科学者像を自演するところは見ていて気分がよくないし、批判対象に対して不勉強にすぎるケースが目立つ」というのが僕の基本的な評価です。 |
| (中略)しかし、単に不勉強なだけではなく、明らかにまずい発言もあります。 |
| その最たるものが「月の石」問題で(後略)''」と書いている。 |
| 『TVタックル』の企画1997年10月20日放送「大槻教授が敵地乱入・“たまカーニバル”リポート」でたま出版主催のUFO信者のイベントを視察した際、「プレアデス星団からの波動を受けて……」と説明をするグッズ販売員の説明を聞いて即座に「そんな星団聞いたこともない!」と星団の存在自体を否定したが、番組制作側によって「プレアデス星団は実在します」とのテロップが入れられた。 |
| 「グッズの効果が科学的ではない」という結論自体は正しいが、最初からインチキと決め付けているため、勢いのあまり科学的に間違っていない部分までも否定しているこの場合否定するべきなのは「プレアデス星団から送られてくる波動」という科学的に証明されていないエネルギーの存在であり、プレアデス星団の存在ではない。 |
| 結論が正しくとも証明過程が間違っていれば、科学的とはいえない。 |
| TVタックル出演時にはこのような脊髄反射的なオカルト否定発言でオカルト肯定派(中でもたま出版社長の韮澤潤一郎)と論争を繰り広げる様が「超常現象バトル」として人気を呼んでいる番組の司会者であるビートたけしは超常現象バトルを韮澤がボケで大槻がツッコミの「超常現象漫才」と表現している。 |
| マスコミに登場した当初は、再現実験を行い科学雑誌『ネイチャー』に論文が掲載された「火の玉=プラズマ説」に続いて、当時超常現象として話題になっていたミステリーサークルがプラズマによるものだと唱えたプラズマ成因説自体は、ミステリーサークルの地元であるイギリスの気象学者ジョージ・テレンス・ミーデン博士が最初に提唱したものであり、大槻が元祖ではない。 |
| その後、空飛ぶ円盤、ポルターガイスト、人体自然発火現象、キャトルミューティレーションなど様々な超常現象をプラズマで説明するようになったたとえばキャトルミューティレーションについて大槻は自著『超常現象を科学する』の中で「''プールの水を一瞬で蒸発させることすら簡単にやってのけるプラズマパワーですから、動物の血液を一瞬のうちに蒸発させることがあっても、驚くことはありません。 |
| それがプラズマなのです''」と書いている。 |
| キャトルミューティレーションの記事にもあるように、死体から血液が消えているのは「傷口から流れ出して地面に吸収された」という解釈が主流であり、自然現象としてのプラズマ説を唱えているのは大槻くらいである。 |
| しかし、1990年代になってイギリスのミステリーサークルが人間のいたずらだと判明して以降は、かつてのような「何でもプラズマ」な傾向は少なくなった。 |
| 日本でも1990年に福岡県粕屋郡の稲田で発生したミステリーサークルは大槻が現地調査をして「自然現象であるプラズマによって出来た本物」と太鼓判を押したが、翌年に別件の窃盗で検挙された地元の高校生集団が「自分たちが踏み固めて作った」と自白し、いたずらだったことが判明している。 |
| 教育に関する発言も多く、科学技術立国として理数系の教育を重視すべきであり、理工系特に技術者の教育を優先すべきと主張している。 |
| ゆとり教育には批判的だが、PISA調査についても経済的な成功や高等教育の良し悪しと余り関係なく当てにならないと懐疑的である。 |
| 授業での実験・観察の重視にしても全否定はしないものの、数学的な検証や理論面を疎かにすることは却って科学の本質的な理解を妨げると批判している。 |
| 物理教科書についても、現代物理学では必須とも言える相対性理論や量子論を取り上げるべきと主張し、ニュートン力学や電磁気学など古典物理学に偏重している現状には批判的である。 |
| 原子力発電については、安全神話や事故隠し・データの捏造といった政府や電力業界の不祥事を批判しながらも |
| 高レベル廃棄物の処理や廃炉問題についても「それを克服する科学的・技術的努力もまた科学技術の発展によって成果をあげるでしょう」と楽観的で、脱原発運動など一連の原子力否定論に対しては「文明を拒否する誤った態度」と逆に批判。 |
| 代表的論客の一人である広瀬隆に対しても、原子力工学の大学院を出ている人間でも解からないことが多いのに理工学部応用工学科しか出ていない人間が原発の安全性について断定的に言えるのか?と疑問を呈している。 |
| また原子力以外の代替エネルギーについても否定的で、例えば太陽光発電については「太陽光パネルの寿命は意外と短い。 |
| その前に、4,5年経つと部品の劣化・接続不良などの故障が起こる。 |
| 15年で元をとるとか20年では優に元がとれるというがこれは眉唾、というよりウソ」と完全に効果を否定している「パリティのココロ──太陽光発電の損得」(『パリティ』2010年5月号掲載)。 |
| 福島第一原子力発電所事故にあたっては、水素爆発などの事故対策の手抜かりなどを批判したものの、地震対策については概ね評価。 |
| むしろ津波対策への手抜かりが事態を悪化させたという見解を持っている。 |
| 事故発生後に農作物の出荷規制が起きた際には、そもそも出荷規制の根拠となる暫定基準値が最悪のケースを想定したものであって、さほど問題にすべきものではないと発言 |
| 出荷停止になったホウレンソウを食べるとまで言っている |
| ちなみに、大槻自身も原子力関係の団体に呼ばれて講演している。 |
| (「科学者の社会的責任と『日本の科学者』」、『日本の科学者』2009年9月号)。 |
| 2003年末にテレビ朝日系列で放映の超常現象特番で、アポロ月着陸捏造説を取り上げた際に「アポロ11号の持ち帰った月の石を世界中の物理学者が研究しても何も画期的な成果は出てきていない。 |
| アメリカの砂漠で拾ってきたものではないか」という事実とは異なる発言を行い、問題視されたこともある実際には地球で見つかった最古の石よりはるかに古いことが判明するなど、地球の石とは全く違う組成であるとの分析結果が公表されている。 |
| →月の石、アポロ計画陰謀論。 |
| この発言の後「物理学会から総スカンを食ってえらい目にあった」というが『感涙!時空タイムス』(テレビ東京系で2006年11月20日放映)での発言。 |
| 、2008年末の同じ超常現象特番でも同様の主張を繰り返しており、持論は変えていないようである。 |
| ただし、月着陸そのものが捏造であるかどうかについては「唯一の物証である月の石が捏造だ」と断言しているにもかかわらず、「科学者である立場上、社会的制約もあるから、どうしても(月着陸が捏造とは)言えない」と、明言を最後までしなかった。 |
| 自らのブログでは、番組を見た読者からの質問に対し |
| ちなみに月着陸以外の有人宇宙飛行についても、投下した費用の割に目立った研究成果が無い、宇宙滞在の実績の意義が見出せないことから、『ブードゥー科学』と否定的である。 |
| 2003年に、白装束集団としてパナウェーブ研究所が話題になった際、ニュース番組のインタビューでパナウェーブ研究所がスカラー電磁波を防ぐとしている模様は自分の書いた本の表紙がモデルになっているという旨の発言をしているパナウェーブ研究所の使用しているマークは直径の違う「C」型を互い違いに重ね合わせたものに電気用図記号のコンデンサとアースが付いている回路図であるが、大槻の本の表紙のマークは切れ目のない同心円を縦線が貫いてるだけで回路図らしきマークは存在せず、明らかに別物である。 |
| しいて言えば静電気の類ということになる」と答えている |
| このエントリではウィキペディア日本語版のありさまについても批判的である。 |
| 2004年に、寺澤有が起こした速度超過事件の裁判に弁護側の証人として出廷。 |
| 自動速度違反取締装置(通称オービス、三菱電機製RS-2000)について「同装置に使われている半導体チップは、大気中に現れる電磁気や電波で、誤作動を起こす」と証言したが、メーカー側の「装置には信頼性がある」との主張が認められ2006年4月26日さいたま地裁川越支部で寺澤に罰金8万円の有罪判決。 |
| 大槻は、同装置には誤作動が起こる可能性がある以上、証拠としての科学的信頼性がないとして、「全国からオービスを全廃しろ」「これによって検挙された人たちを無罪としろ」と主張している |
| 2008年、NHKためしてガッテンにおいて熱湯が室温の水より早く凍るという「ムペンバ効果」が放映されたことに関し、その内容を自身の公式ブログにおいて批判。 |
| 結論として「『ムペンバ効果』の議論はナンセンス」であり「優秀な人材を抱えるNHK科学文化部がこんな放送をするとは、どうしたのだ?」と記事を結んでいる。 |
| 江原啓之のテレビや著作における発言を「幼稚、ばかばかしい、インチキ」と自身のウェブサイトで批判している。 |
| (非科学的な)江原の本がベストセラーになってしまうことなどについて、一般読者の幼稚さに驚き、日本人の後進性に落胆しているという。 |
| 彼を「霊感商法の根源」であると批判し、弁護士らと連携の上、出版や放送の差し止めなど法的手段に訴える意向であるという。 |
| 地球温暖化については、その真偽についての判断を留保ただ、2010年1月にアメリカ海洋大気局のグループが、近年の地球温暖化の鈍化の原因に成層圏の二酸化炭素が減少していることを発表した際には、 |
| しながらも |
| 2010年8月、自身の公式ブログ上にて |
| チャンの経営する販売会社チャンズ(CHAN'S)の商法をオカルト宗教団体と変わりがない霊感商法と評した。 |
| また、同ブログでは2010年4月に、大槻が以前から批判していた茂木健一郎が池田大作・創価学会名誉会長と往復書簡を取り交わしていることに鑑み、 |
| 2011年8月4日に発生した、東海テレビ放送の「ぴーかんテレビ」での放送事故、いわゆる「セシウムさん事件」について、同月7日付の自身の公式ブログにて、謝罪ではすまされず放送局自体が解散すべきだという、かなり厳しい論調を綴っている。 |