| 後輩役者の面倒見がいいという面でも信頼され、初代『ウルトラマン』の出演者たちからは普段も「キャップ」として親しまれていた。 |
| ムラマツキャップ役を演じるにあたって、黒部進ら共演者に「子供番組であるからといって、子供に媚びることはない。 |
| 一般ドラマと同じように演じること」と諭したという。 |
| また、仮面ライダーシリーズの場合は出演者のみならずスタッフからも「おやっさん」として親しまれていたという。 |
| 『ウルトラマン』の出演が決まったきっかけは、関係者によると前作『ウルトラQ』でゲスト出演した際の自衛官役が好評だったことからだった。 |
| ムラマツを演じていた当時は、「科学特捜隊の『白いヘルメット』や『オレンジの制服』が非常に恥ずかしくて嫌だった」と話していた。 |
| この制服に関しては、黒部進や他の出演者も同様のコメントをしている。 |
| 『ウルトラマン』第37話においてデパートで科特隊員が怪獣ピグモンを発見するシーンで、先に科特隊の反応を撮影し、のちにピグモンのみを撮影したため、演者の驚く表情が少々大げさだった。 |
| ラッシュを見た小林は、「ピグモンを見ての反応としてはおかしい」として撮り直しを進言。 |
| スケジュールを押して、再びデパートでロケをさせた。 |
| 絵づくりに対するこだわりの伺えるエピソ-ドである(桜井浩子による逸話)。 |
| 東映プロデューサーだった平山亨によれば、TBSで『ウルトラマン』と次回作『キャプテンウルトラ』の番組引継ぎパーティーが行われた際に小林と歓談する機会を持ち、小林の子供番組に対する真摯な姿勢に深く感銘を受けたという。 |
| このことが、のちに『仮面ライダー』の立花藤兵衛(おやっさん)役の起用に繋がったという。 |
| これも平山によると、『仮面ライダー(スカイライダー)』の企画段階で再び小林に立花藤兵衛役を依頼したところ固辞され、「藤兵衛役を卒業し、役者として、さらに次の段階に進みたい」と話した。 |
| 平山は、常に先を目指そうという小林の役者魂に感銘を受け、喜んで送り出す気持ちになったという。 |
| 平山はやむなくスカイライダーの新たな後見人として志度博士(演:田畑孝)を設定するが、田畑の健康上の理由から志度博士は初期話数で降板してしまう。 |
| そこで再び小林に出演交渉が試みられたが小林の決意は固く、その代わり信頼できる後任俳優として塚本信夫を推薦したそうである。 |
| 番組自体の出演は辞退したものの、『仮面ライダー(スカイライダー)』放映開始前の特別番組では立花藤兵衛として出演、新番組への引継ぎ役を務めている。 |
| 『仮面ライダー』~『ストロンガー』までの実製作を担当していた阿部征司プロデューサー(1970年代、平山亨は管理職として番組初期の企画だけの参加で、毎回の予算管理や脚本チェック、俳優の手配、怪人命名などの具体的な番組製作は阿部が行っていた)とは『ライダー』終了後も親交が深く、『ザ・カゲスター』『燃えろアタック』『特捜最前線』などの阿部プロデューサー作品には快くレギュラー出演やゲスト出演をしていた。 |
| 後年、『とんねるずのみなさんのおかげです』内コーナードラマの『仮面ノリダー』においても“おやっさん”こと立花藤兵衛役を演じたが、これは同番組スタッフの熱心なオファーが実ってのものだった。 |
| 後輩の面倒見がよい逸話として『仮面ライダーX』放送時、自身の出演していない放送の回までチェックして、主演の速水亮に『今回の芝居はここが良かった』と電話で演技をアドバイスしたり、『仮面ライダーストロンガー』出演時も初主演の荒木茂らを食事に連れていったという話が残っている。 |
| 仮面ライダーシリーズでは『仮面ライダーV3』の最終回まで全話に出演。 |
| 以後のシリーズにおいても、プライベートでの休暇は立花藤兵衛が劇中に登場するまでの冒頭の数話までだけとなり、多忙だったという。 |
| 後年、『テレビ探偵団』にゲスト出演し『ウルトラマン』や『仮面ライダー』を振り返った。 |
| その際、立花藤兵衛(おやっさん)がライダーだけでなく怪人(イカデビル)までに特訓しているシーンが話題になり、理由を問われると、「おやっさんは博愛主義者なんですよ。 |
| だからライダーだけでなくショッカーにも…」と語っていたが、本当は敵の弱点を知るための偽装特訓であり、司会者から「おやっさん、いい加減なこと言っては駄目ですよ」と突っ込まれる一幕もあった。 |
| しかし、当時の歴代仮面ライダー(『仮面ライダーBLACKRX』まで)が紹介され「私は7号までですね」と『仮面ライダーストロンガー』まで出演したことはしっかりと覚えており、ライダー達に対しても「長く一緒にいると情が沸く」と語っていた。 |
| 自身を評して「几帳面な性格」であると述べている。 |
| それゆえ『西部警察PART-II』・『西部警察PART-III』にベテラン刑事・南長太郎役で出演した際のことを振り返り、「(刑事たちが何も悩むことなくすぐに)スッと拳銃を出して撃ってしまう」という点に初めは違和感があったと述懐している。 |
| 小林の葬儀には、仮面ライダーシリーズにおいて歴代のライダーを演じた主演俳優も多数参列し、宮内洋は「おやっさんは死んではいない。 |
| 何時までも俺の胸の中に生きている」とコメントした(後年、原作者の石ノ森章太郎の葬儀時にも同様のコメントを残している)。 |
| 1997年の映画『ウルトラマンゼアス2超人大戦・光と影』には、前作同様かつての『ウルトラマン』のレギュラー俳優がゲスト出演しており、前年に逝去した小林も二瓶正也の持つ遺影として登場した。 |
| また1997年の仮面ノリダーでの最後の決戦『恐怖ラッコ男』でも回想シーンとアミーゴに飾られている遺影として登場した。 |