| 『占星術殺人事件』でデビューした際、文壇からはほぼ黙殺に近い扱いを受けたと述懐している。 |
| その中においてプロの作家では鮎川哲也、梶龍雄、森村誠一からは暖かいエールを送られたという。 |
| 森村からの励ましについては島田は後に「その時、あれだけの地位と名声を築いていらっしゃる方だから、逆に解ってくださるのだなぁと思いました。 |
| 嬉しくて、森村先生にお礼の手紙を書いたのですね。 |
| そうしたら、『小説は、作家が歌う歌だと思うのです。 |
| 私はあなたの歌が好きなのです』と葉書でお返事を頂いた」と語っている。 |
| 推理作家である綾辻行人、我孫子武丸、司凍季、霧舎巧、麻生荘太郎、松田十刻の名付け親として知られる。 |
| 歌野晶午は「晶午」の部分を考案、法月綸太郎はもともと「林太郎」となっていたところを姓名判断により「綸太郎」に改めるよう本人にアドバイスをした。 |
| 上記の作家に影響を与え続けているのもさることながら、学派に属していない伊坂幸太郎が自身の著書やインタビューで島田に大きく影響を受けたことを事あるごとに言明している。 |
| 「島田作品はとても好きですね。 |
| 島田荘司さんがいなかったら、プロの作家になろうなんて思わなかったような気がします。 |
| 本当に深く影響を受けています」と語っており、「島田さんの作品は島田荘司にしか書けない。 |
| 誰も真似できない」とも評している。 |
| 『KAWADE夢ムック 総力特集伊坂幸太郎』によると、伊坂の島田の著作のベスト5は『北の夕鶴2/3の殺人』『奇想、天を動かす』『暗闇坂の人喰いの木』『水晶のピラミッド』『アトポス』だそうである。 |
| また島田の近作『リベルタスの寓話』についても「もう、ありえない話なんですよ。 |
| トリックが明かされてもよく分からないんですけど、なかば強引に説得させられてしまうあたりはさすがだなぁと」と絶賛している。 |
| その他、貫井徳郎や小島正樹(小島のデビュー作品は島田との共著)、石平ひかりなど後発の作家に及ぼした影響の大きさは計り知れないものがある。 |
| 井上夢人は友人。 |
| 井上も著書『おかしな二人』のなかで島田を「かけがえのない友人」と紹介していた。 |
| また井上の自伝的意味合いを持つ『おかしな二人』発表後、島田は井上に「あれじゃ可哀想だよ。 |
| 相手にも言い分がある」と電話したという。 |
| 池波志乃、中尾彬夫妻や俳優の金田賢一、女優の南波杏、吉本新喜劇の内場勝則は島田の愛読者である。 |
| 内場は島田の著書を全て読破する程で中でもお気に入りが『奇想、天を動かす』であるという。 |
| また金田が島田ファンになったきっかけは、伊東四朗が島田の小説が面白いと勧めたのが最初であったという。 |
| 後に池波と金田は島田の著作の文庫本で解説を書いている。 |
| 南波杏とは対面したこともある。 |
| 以前「週刊文春」に『金田一少年の事件簿』で『占星術殺人事件』のトリックが流用されたことについての本人の見解を掲載した(この文章は『21世紀本格宣言』に後に掲載)。 |
| それによると、「読者が色々と言っているのは耳に入っているが、自分としては今のところ行動を起こすつもりはない。 |
| ただし、『占星術―』に関しては、類例のないトリックであると自負しており、トリックの価値を護るために映像化などの二次使用はこれまでお断りしてきた。 |
| ゆえにトリックを流用するテレビ企画があるなら絶対にやめて欲しい」とコメント。 |
| 以降、『金田一少年の事件簿』の該当話は、原作漫画の文庫本や公式ガイドブックにはトリック流用の旨が明記され、テレビドラマ版に関しては収録したビデオよりその後欠番になった。 |
| 2006年より南雲堂より『島田荘司全集』の刊行がスタートしたが、本の背表紙のタイトルで『斜め屋敷の犯罪』が『斜屋敷の犯罪』と誤植されていた。 |
| その他にもある誤植の多さ、出版のスケジューリングの管理不十分、『パロディサイト事件』販売手法などの問題でこの出版社の姿勢を疑問視する声は多い。 |
| 2009年5月に刊行された『島田荘司全集III』での綾辻との対談にて、綾辻より本格ミステリ作家クラブに入会を勧誘されたが島田がそれを拒否したという事実が明らかにされている。 |
| しかし後述する本格ミステリクラブ主催の本格ミステリ大賞の自作のノミネートは受諾している。 |