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張栩
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張栩(ちょうう)は、日本棋院所属の囲碁棋士。
林海峰
九段門下。
小林光一
は義父に当たる。
人物
6才のとき、囲碁塾を経営していた父から碁を学ぶ。
10才で来日し、
林海峰
の内弟子となる。
2003年に
本因坊
、王座を獲得。
2004年に名人位を獲得し、戦後5人目の「名人・
本因坊
」となる。
「名人・
本因坊
」としては最年少。
高尾紳路
にいったん名人位を奪われるものの、2007年に奪回。
2008年には史上最年少の挑戦者
井山裕太
を4-3で降して名人
防衛
を果たし、12月には
河野臨
を3-0で降して初の天元位、
山下敬吾
を3-1で降して王座を戴冠。
碁聖と合わせ、四冠王に輝いた。
翌2009年の4月には3-1で
高尾紳路
を破り、初の十段位を獲得すると共に、1977年に現行の七大タイトル制になって以降では史上初の五冠を達成した。
2003年11月9日に女流棋士の
小林泉美
と婚約、2004年1月12日挙式。
結婚時には張が
本因坊
を、小林が女流
本因坊
を保持していたことから「
本因坊
カップル」と称された。
2006年3月には長女、2009年11月には次女が誕生。
2009年に
井山裕太
に1-4で名人位を奪われるが、2010年2月には
山下敬吾
の持つ棋聖戦に初挑戦し、4-1で奪取。
初の棋聖位を獲得すると共に、
趙治勲
に続く史上二人目の
グランドスラム
を達成した。
詰碁作りを趣味としており、扇子の揮毫にもお気に入りの自作の詰碁を用いている。
このことからも分かるように読みの速さ、深さ、正確さが知られており、特に局所的な死活の判断に強い。
実利派であるが、柔軟な発想と決断力があり、繊細な戦術をとる。
またコウの名手としても知られる。
羽根直樹
、
山下敬吾
、
高尾紳路
らとともに台頭したため「若手四天王」と称されたが、最近では「平成四天王」と呼ばれることが多い。
昇段履歴
1994年4月-入段。
1995年-三段。
1996年-四段。
1997年-五段。
1999年-六段。
2001年-七段。
2003年-九段。
主な成績
(2011年3月11日現在)。
獲得タイトル
棋聖2期(第34~35期)。
名人4期(第29~30期、第32~33期)。
本因坊
2期(第58~59期)。
十段2期(第47~48期)。
王座6期(第51~53期、56~58期)。
天元1期(第34期)。
碁聖4期(第31~34期)。
一般棋戦
NHK杯優勝3回(第49・52・55期)。
NEC杯優勝3回(第24・26・29回)。
新人王戦優勝1回(第27回)。
阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦 優勝3回(第13~15期)。
竜星戦 優勝2回 (第15・16期)。
世界棋戦
LG杯世界棋王戦優勝1回(第9回)。
テレビ囲碁アジア選手権戦優勝1回(第17回)。
記録
グランドスラム
達成(史上2人目)。
年間最多勝数 平成14年の年間70勝(14敗)は史上最多記録。
賞金ランキング1位 平成15~17年、平成19~21年(継続中)の3年連続を2回達成。
600勝達成 最年少(27歳7ヶ月)、最速(入段から13年4ヶ月)。
700勝達成(2009年12月17日) 最年少(29歳10ヶ月)、最速(入段から15年8ヶ月)、達成時勝率.734となり史上1位。
エピソード
名前の日本語読みについて中国文学者で囲碁ファンの
高島俊男
から、「『栩』は日本語の音読みでは『う』ではなく『く』が正しい」という指摘があったが、本人によると、「『
チョーク
』とからかわれるぞ」と師匠の
林海峰
が言って『う』にさせたということである(
高島俊男
『お言葉ですが…(7)漢字語源の筋違い』文藝春秋〈文春文庫〉、2006年、157-158頁による)。
「く」の音読みは荘子の「栩々然(くくぜん)として胡蝶なり」の胡蝶の夢として有名で、高校の漢文教科書にも載っている。
後に妻となった
小林泉美
には、デートのたびに詰碁の山を渡し、「次までに解いてくるように」と「特訓」を課していたという。
小林は「この人について行けるのは自分しかいない」と思ったと述懐している。
タバコが大変に苦手である。
若手時代には勝率8割近い成績を安定して残していたが、本人によれば「もし対局場が
禁煙
だったならば、年間で2、3敗程度しかしなかったと思う」と語っている。
なお、現在日本棋院は全室
禁煙
である。
著書
打碁鑑賞シリーズ7『張栩』(2004年6月、日本棋院)。
張栩の詰碁(2006年7月、毎日コミュニケーションズ)。
張栩の特選詰碁(2008年11月、日本棋院)。
トッププロに学ぶ 珠玉の7大講座(共著、2009年8月、日本棋院)。
勝利は10%から積み上げる(2010年2月、朝日新聞出版)。
張栩の実戦に学ぶコウの考え方全27局徹底解説(2010年7月、毎日コミュニケーションズ)。
日本棋院の張 栩 紹介ページ
張栩 - Wikipedia
より要約
1977年
現行の七大タイトル制になって以降では史上初...
2003年
本因坊、王座を獲得
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