| 特定されるだけで16人の妻妾を持ち、男子26人・女子27人を儲けたが、成年まで生きたのは半分(28名)だったと言われる。 |
| また長命の子息たちは他家の養子となったが、養子先に選ばれた諸国の大名の中にはすでに実子が誕生していた例もあった。 |
| 下記のように、子女の多くは大藩の大名に関係することから、血縁関係による大名統制を行っていたとも考えられる。 |
| また、徳川宗尹以来の一橋家の養子戦略の延長でもある。 |
| また、将軍の子を迎える大名に、それに伴う儀礼などによる経済的負担を課していたとも考えられる。 |
| 家斉の子を養子もしくは正室として迎えた(続柄)大名家に対しては特別な待遇が与えられた。 |
| 文化8年(1821年)に禁じられた筈の幕府から大名への拝借金が、続柄の大名家に対しては家斉の子女のためという口実で禁止後も行われた。 |
| 更に津山藩には5万石、明石藩には2万石、福井藩には2万石の加増が行われ、尾張藩には知行替と称して経済上の要地(表高より実収入が遥に多い)近江八幡が与えられた。 |
| 更に官位の面でも便宜を受け、将軍の子や娘婿として本来の家格よりも上位の官位が授けられた。 |
| これによって大名家はこれまで同格と考えられてきた他家に対しても優位を主張することが出来るようになった。 |
| そして、天保7年(1836年)・同11年(1840年)の2度にわたる三方領知替えであった。 |
| 最初は竹島事件における浜田藩の処分に乗じて、続柄館林藩を浜田に移封させたものである。 |
| だが、2度目の続柄川越藩の庄内藩への移封計画は、庄内藩領民の激しい抵抗に遭遇した上、度重なる続柄大名家への厚遇に対する続柄以外の大名の不満も噴出させた。 |
| このため、家斉が死去した天保12年(1841年)7月には庄内藩などの三方領知替えの中止が決定され、12月には家斉時代の官位の上昇は今後の先例とはならないと宣言(『徳川禁令考』2398号)せざるを得なくなったのである藤田覚「一九世紀前半の日本-国民国家形成の前提-」(初出:『岩波講座日本通史15』(岩波書店、1995年)ISBN978-4-00-010565-1/改題「近世後期政治史と朝幕関係」所収:藤田『近世政治史と天皇』(吉川弘文館、1999年)ISBN978-4-642-03353-4 序章。 |
| 正室:近衛寔子(広大院)-島津重豪の娘、近衛経熙の養女。 |
| 五男:敦之助(1796-1799)清水徳川家当主・徳川重好の養子。 |
| 側室:お万の方(契真院)-平塚為喜の娘。 |
| 長女:淑姫(1789-1817)尾張徳川家当主・徳川斉朝に嫁ぐ。 |
| 長男:竹千代(1792-1793)。 |
| 三女:綾姫(1795-1797)仙台藩主・伊達周宗と婚約。 |
| 側室:お楽の方(香琳院)-押田勝敏の娘。 |
| 次男:家慶(1793-1853)第12代将軍。 |
| 側室:お梅の方(真性院)-水野忠芳の娘。 |
| 側室:お歌の方(宝池院)-水野忠直の娘。 |
| 四男:敬之助(1795-1797)尾張徳川家当主徳川宗睦の養子。 |
| 側室:お志賀の方(慧明院)-能勢頼能の娘。 |
| 側室:お里尾の方(超操院)-朝比奈矩春の娘。 |
| 側室:お登勢の方(妙操院)-梶勝俊の娘。 |
| 七女:峰姫(1800-1853)水戸徳川家当主・徳川斉脩に嫁ぐ。 |
| 七男:斉順(1801-1846)清水徳川家、後に紀州徳川家当主・徳川治寶の養子。 |
| 側室:お蝶の方(速成院)-曽根重辰の娘。 |
| 九男:虎千代(1806-1810)紀州徳川家・徳川治寶の養子。 |
| 十二男:斉荘(1810-1845)田安徳川家・徳川斉匡の養子、後に尾張徳川家当主・徳川斉温の養子。 |
| 側室:お美尾の方(芳心院)-木村重勇の娘。 |
| 側室:お屋知の方(清昇院)-大岩盛英の娘、諸星信邦の養女。 |
| 側室:お袖の方(本性院)-吉江政福の娘。 |
| 二十一男:斉彊(1820-1849)清水徳川家、後に紀州徳川家当主・徳川斉順の養子。 |
| 側室:お八重の方(皆春院)-牧野忠克の娘、土屋知光の養女。 |
| 十一男:斉明(1809-1827)清水徳川家の養子。 |
| 十三男:斉衆(1812-1826)鳥取藩主・池田斉稷の養子。 |
| 十五男:斉民(1814-1891)津山藩主・松平斉孝の養子。 |
| 二十男:斉良1819-1839)浜田藩主・松平斉厚の養子。 |
| 二十三男:斉裕(1821-1868)徳島藩主・蜂須賀斉昌の養子。 |
| 側室:お美代の方(専行院)-内藤就相の娘、中野清茂の養女。 |
| 二十五男:斉省(1823-1841)川越藩主・松平斉典の養子。 |
| 二十六男:斉宣(1825-1844)明石藩主・松平斉韶の養子。 |
| 側室:お瑠璃の方(青蓮院)-戸田政方の娘。 |
| 十九男:斉温(1819-1839)尾張徳川家当主・徳川斉朝養子。 |