| 『仮面ライダーV3』で、怪人「ウォーターガントド」を演じたが、泳げないのに被り物を着けて海に入って演技をさせられ、ついには溺れてしまったそうである。 |
| 怪人のアフレコは声優の担当だが、芝居を合わせる為スーツアクターも被り物を着けてセリフを喋るのは、新堀も同様であった。 |
| 茨城訛りが酷いため彼がセリフを喋ると、周りのスタッフや大野剣友会の面々は大爆笑だった『大野剣友会列伝』(風塵社刊)。 |
| 『仮面ライダーアマゾン』でのエンディングのシルエットアクションは、新堀自身の発案によるもの。 |
| アマゾン役は、殺陣師の高橋一俊から「カズでいくぞ」と指名を受けてのもので、重心を落として中腰で演じる新堀のアクションは、ED映像と併せ、本編でも野性味溢れるアマゾンライダーのイメージを決定付けた。 |
| が、本人はアマゾンは姿勢がキツイばかりで、あまりアクション的には幅を出せなかったと述懐していて、中村文弥の演じた、背筋を伸ばした後期アマゾンのヒーローらしいアクションがうらやましかったとも語っている『キャラクター魂』Vol・13(辰巳出版)。 |
| 『仮面ライダーストロンガー』撮影時に、事故で中屋敷哲也の乗るロケバスが立往生した為、中屋敷の代役で「ストロンガー」を務め、岸壁の上で「天が呼ぶ、人が呼ぶ…」の名乗りのシーンを演じた。 |
| このとき、京都からシリーズ新参加した山崎大助監督が、画面作りにこだわってなかなか立ち回りにOKを出さず、何度も何度もリテイクを要求され、剣友会メンバーともども、その度に殺陣のやり直しをさせられた。 |
| 午前中いっぱい、1カットの撮影にまる3時間を費やすに及んで、ついに新堀は堪忍袋の緒を切らし、「もう帰ります!」と怒鳴ってあやうく放棄しかけた(岡田勝は「帰ってみろコラ!」と怒鳴り返したそうである)。 |
| 勿論、腹を立てたのは自身の事ではなく周りのカラミ殺陣用語で「悪役」のこと。 |
| ここでは「戦闘員」や「怪人」を指すを気遣ってのことであるが、新堀は「未だにはっきり覚えている」そうで、後年のインタビューでも何度か逸話に挙げている。 |
| ストロンガーは、中屋敷と二人で演じていたそうで、新堀自身が演じた仮面ライダーで、最も納得いくアクションが出来、印象深く思い入れがあるのはストロンガーだと語っている『キャラクター魂』Vol・13(辰巳出版)。 |
| 新堀は『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』でもストロンガーを演じている。 |
| 『秘密戦隊ゴレンジャー』では主役「アカレンジャー」のスーツアクターを務めたが、周りは中村文弥や中屋敷哲也などの大先輩ばかりだったので、非常に緊張したとのこと。 |
| カメラテスト段階で作品内ではリーダーの筈であるが新堀が「行くぞ!!」と合図すると「お前が行け!!」と言われたが、「本番ではちゃんと演ってくれました。 |
| おかげでリラックスできました」と語っている『WEBラジオ『ショッカーO野の秘密基地へようこそ!!』。 |
| 海城剛・アカレンジャー役の誠直也は、擬斗がJACに変わった際に、「新堀のふてぶてしい感じは俺に似てるから、やっぱりアカレンジャーは新堀のほうがいいな」と漏らしたそうである『魂の仮面ライダー爆談!!COMPLETE+』(辰巳出版刊)。 |
| 『大鉄人ワンセブン』では「お前しかいないから」と言われ、初の巨大キャラクター「ワンセブン」役に起用された。 |
| 慣れない硬いロボット衣装に自由を奪われ、待ち時間が非常につらかったといい、一度わざと被り物を壊して修理休みを作ったことがあるという『WEBラジオ『ショッカーO野の秘密基地へようこそ!!』。 |
| 剣友会時代では高橋一俊と岡田勝の二人の殺陣師に立ち回りをつけてもらったが、「カシラ(高橋)は“師匠”で、とにかく厳しく言われるままひたすら従うだけ。 |
| 岡田さんは“先輩”で、いろいろ意見も聞いてもらえるし演りやすかった」とのこと。 |
| 『仮面ライダーストロンガー』で「ライダーシリーズ」が終了となった際には、「なんで終わっちゃうのかと、寂しかった」という『キャラクター魂』Vol・13(辰巳出版)。 |
| 『バトルフィーバーJ』でバトルジャパンを担当したが、これはビッグアクションの代表として殺陣を担当することになった高橋一俊が、調理師をしていた新堀の店を何度も訪れ、「お前の歳で引退なんてもったいない。 |
| これまで務めてきたキャリアが無駄になるじゃないか」と、好きな酒も飲まず熱心に口説いてきたことから断り切れずに引き受けたものだった。 |
| ところが数話撮ったところでビッグアクションが降板することになり、新堀も高橋と一緒に降板するつもりが、プロデューサーと高橋から「せっかくだから1年続けてみろ」と言われて残ることとなった。 |
| しかし、翌年『電子戦隊デンジマン』でプロデューサーから「ぜひ」と頼まれ、再びレッド役を演じることとなった。 |
| 本人もここから『鳥人戦隊ジェットマン』まで、13年にわたってレッド戦士を演じることになるとは思ってもみなかったという。 |
| 剣友会、ビッグアクションとは違うJACのアクションの中で、負けてなるかと孤軍奮闘の思いだったという。 |
| なお、新堀自身はJACに所属していたことはない。 |
| 俳優としても素顔で度々出演し、初期スーパー戦隊では、単発のゲストキャラで「ドラキュラ伯爵」を、白塗りメイクで演じることが多かった。 |
| また、「レッド役」として最後のスーツアクターとなった『ジェットマン』では、最終回に神父役を演じているが、このときは緊張して足が震えたというWEBラジオ『ショッカーO野の秘密基地へようこそ!!』。 |
| 『ジャッカー電撃隊』は、JACがアクション担当だったため、唯一レッド戦士である「スペードエース」のスーツアクターを担当していないが、大野剣友会による後楽園遊園地での「ジャッカー電撃隊ショー」ではスペードエースを担当している。 |
| 「戦隊シリーズ」では、各戦士の名乗りポーズは自分で考えていたが、「13年もやっているとネタ切れになる」とのことで、後期はポーズを考えるのに苦労したという。 |
| 第一線を去ってから10年後の2001年に『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』で、『超獣戦隊ライブマン』のレッドファルコン役で久々にスーツアクターを務めた。 |
| 同作品には、レッドファルコンに変身する天宮勇介役を演じた嶋大輔が出るということで、自らも出演を引き受けたという。 |
| ただ新堀は「10年のブランクは長く、当初はスーツを着用した際の呼吸法が思い出せず、悪戦苦闘した」との趣旨の発言をしている。 |
| 更にこの撮影に使用されたレッドファルコンのマスクは、アトラクション用(複数の風穴が空いたもの)の覗き穴空きマスクに撮影用のスモークシールド(サングラス、もしくはマジックミラー)を貼り合せると言った急ごしらえのものであり、視界の悪さや総重量は普通のマスクから比べてもハンデがあった。 |
| しかしこれらの悪条件も乗り越えて演じてみせた新堀に嶋は「やはり新堀さんはプロだ」と唸ったという。 |
| 『ジェットマン』の終盤では、次作「ジュウレンジャー」のアクション監督の準備のため、彼の直系弟子である前田浩がレッドホークのスーツアクターを担当している。 |
| 脚本家の曽田博久と引退した東条昭平監督とは親交が深かった。 |