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プロフィール
松村喜雄(まつむらよしお、1918年-1992年1月10日)は 東京府出身の推理小説評論家、推理作家、翻訳家。三谷幸夫、花屋治という変名もある。
経歴
| 東京市牛込区新小川町生まれ。 |
| 実母は江戸川乱歩・平井蒼太兄弟の従妹。 |
| 親戚として幼時から乱歩と交際して育つ。 |
| 小学校卒業後、花崎清太郎および石川一郎の両人と知り合い、彼らの影響で読書の世界に熱中。 |
| 早稲田実業学校を経て東京株式取引所に勤務。 |
| このときの同僚に劇作家の小野田勇がいた。 |
| 勤務の傍ら、フランス語を独習。 |
| のち編入試験を受けて東京外国語学校仏語科に入学。 |
| 卒業後は外務省に勤務。 |
| 徴兵を逃れる目的でヴェトナムのハノイに赴任し、フランス語の探偵小説の原書に読み耽る。 |
| 公務の傍ら文筆活動をおこない、1948年、三谷幸夫の名義によりヴォルテールなどを翻訳。 |
| 1958年、都筑道夫と共にシムノンの『霧の港』などを翻訳し、『探偵倶楽部』『宝石』に発表。 |
| 1961年、花屋治の名義で『紙の爪痕』を発表、第7回江戸川乱歩賞候補となる。 |
| 1966年からラオス大使館やサンフランシスコ総領事館などに勤務。 |
| 6年半にわたる在外勤務の間、多忙によってほぼ休筆状態となったが、フランス語ミステリー小説の原書収集は怠らなかった。 |
| 1970年代後半からフランス語ミステリー小説に関する原稿を『幻影城』に連載。 |
| 『マネキン人形殺害事件』などの翻訳を通じて、日本にスタニスラス=アンドレ・ステーマンの作品を紹介。 |
| 1978年に外務省を退官して文筆一本となる。 |
| これ以降は本名で原稿を発表。 |
| 1985年、多数の原書を読破した経験に基づいてフランス語ミステリー小説の通史を緻密に纏め上げ、これを『怪盗対名探偵』の題名で発表、1986年に第39回日本推理作家協会賞評論部門などを受ける。 |
| これ以後は主に長篇推理小説を執筆。 |
| 1986年、外務省勤務時代の経験に基づいて『謀殺のメッセージ』を発表。 |
| この作品は同年『週刊文春』の「傑作ミステリーベスト10」の第6位に選ばれた。 |
| 晩年は『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』に評論を連載。 |
| 『信濃毎日新聞』に月2回の書評を発表。 |
| 江戸川乱歩賞の予選委員をも務めた。 |
| 1992年、腎機能不全で死去。 |
著書
| 女はみんな殺っつけろ(1958年、文祥社)。 |
| 事件の背骨(1958年、文祥社)。 |
| 紙の爪痕(1962年、光風社、花屋治名義)。 |
| 水の鎧(1963年、青樹社、花屋治名義)。 |
| 白い乱気流(1976年、日本経済新聞社、花屋治名義)。 |
| 緋のコネクション(1977年、ダイヤモンド社、花屋治名義)。 |
| 怪盗対名探偵(1985年、晶文社)。 |
| 謀殺のメッセージ(1986年、廣済堂出版)。 |
| 喪服のシンデレラ(1988年、青樹社)。 |
| 企業脅迫殺人連鎖(1989年、大陸書房)。 |
| 麻薬商社(1990年、大陸書房)。 |
| 江戸川乱歩殺人原稿(1990年、青樹社)。 |
| 乱歩おじさん 江戸川乱歩論(1992年、晶文社)。 |
| ふたりの乱歩 真説・怪人二十面相(1994年、コスミックインターナショナル)。 |
訳書
| フランス一の伊達男コント・ド・ミラボオ東海書房1952。 |
| 霧の港ジョルジュ・シメノン早川書房1954(世界探偵小説全集)。 |
| 八十日間の世界一周ジュール・ベルヌ三宅一郎共訳鱒書房1956。 |
| マネキン人形殺害事件S.A.ステーマン角川文庫1976。 |
| 三人の中の一人S.A.ステーマン番町書房1977(イフ・ノベルズ)。 |
| ルコック探偵エミール・ガボリオ旺文社文庫1979。 |
| 怪盗ルパン名作選集ルブラン中島河太郎共訳秋田書店1985。 |
| 3 ルパン対ホームズ。 |
| 6 ルパンの告白、1986。 |
| 殺人者なき六つの殺人ピエール・ボアロー講談社文庫1985。 |
| ミステリー・ゲーム13の謎アラン・ドムーゾン晶文社1987.1。 |
| 大密室幻の探偵小説コレクションピエール・ボアロー,トーマ・ナルスジャック晶文社1988。 |
| ウェンズ氏の切り札S.A.ステーマン藤田真利子共訳社会思想社1993(現代教養文庫。 |
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1948年
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三谷幸夫の名義によりヴォルテールなどを翻訳 |
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1978年
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外務省を退官して文筆一本となる |
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