| 無生物が活躍する作品が多いことついては、「俺の場合、人間が嫌いなんだ。 |
| 書いてて面白くない。 |
| (…)役者の熱演より、鍋が喋った方が面白いだろうって」と述べている『東映ヒーローMAX』Vol.13(2005年 辰巳出版)。 |
| また、放送作家時代に参画していたバラエティ番組『カリキュラマシーン』でタイルや文字、数字が乱舞していたので、無生物を好むのはその影響もあるという。 |
| 無生物路線の中では、不思議コメディーシリーズの『ペットントン』の第30話「横浜チャーハン物語」が、特に気に入っていると回想(チャーハンとシュウマイの駆け落ちを、実写で大真面目に映像化している)『東映ヒーローMAX』Vol.14(2005年 辰巳出版)。 |
| 多くの脚本家が重要視しているドラマ性やキャラクターを深く書くことよりも、アイデアの面白さや話の展開を重視している。 |
| 「アイデアが書きたいことで、それを書きたいからしょうがなくてドラマ部分を書く。 |
| それくらいの気持ち」『東映ヒーローMAX』Vol.13(2005年 辰巳出版)なのだという。 |
| 「もともとそんなに話をたくさん作れるようなタイプじゃない。 |
| 話はだいたい同じパターンの繰り返しでアイデアが変わっているだけ」『東映ヒーローMAX』Vol.13(2005年 辰巳出版)とも話している。 |
| 作中に、頻繁にゲイが登場する。 |
| 『ペットントン』で、レギュラーの少年が主人公の少年に恋していて「かわいいおしりしてるな」とさわったりするが、「意識してやってた。 |
| 当時子ども番組であそこまでやる人は絶対いなかったから」という『東映ヒーローMAX』Vol.14(2005年 辰巳出版)。 |
| ゲイに関しては、「小学校の時、同級生にオカマがいた」ので得意のネタになったらしい |
| ドライな終わり方を好む。 |
| 『うたう!大龍宮城』では、「エンディングの歌がラストカットのままの画面に突き放したように流れるのにこだわったんだ。 |
| 時々、監督たちがそれを意識しないでカット変えたりしちゃうこともあったんだけれどね」という『東映ヒーローMAX』Vol.14(2005年 辰巳出版)。 |
| アニメーションの脚本も多数執筆しているが、「アニメはライターよりアニメーターの力のほうが強いから。 |
| (…)お手伝いしているという感じだね」と述べており、実写に思い入れがあるという。 |
| 「俺はやっぱり映画が好きだから、実写なら映画のスタッフをやってるような気持ちになれるから」とも語っている『東映ヒーローMAX』Vol.14(2005年 辰巳出版)。 |
| 浦沢の脚本はト書きが簡素であり、監督の演出によって内容が大きく左右されることが多い。 |
| 『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』『魔法少女ちゅうかないぱねま!』などを撮った三ツ村鐵治は、「笑った。 |
| 」「朝になった。 |
| 」などとだけ書かれたト書きが並ぶ台本に当初は「なんだコレは?」と思ったが、「いざやってみると、すごくやりやすかった」と回想する『東映ヒーローMAX』Vol.29(2009年 辰巳出版)。 |
| 『バッテンロボ丸』『ペットントン』『TVオバケてれもんじゃ』などで組んだ植田泰治プロデューサーは、浦沢のシナリオを「ロクにト書きはないんだけれど(笑)、面白くて、イメージが湧く」と評する『東映ヒーローMAX』Vol.32(2010年 辰巳出版)。 |
| シリーズ構成を担当する作品の脚本を、全話手掛けることも多い。 |
| 業界内では全話書くのは珍しく、ある作品を担当する際に「全話書く」と言ったところ、プロデューサーが困惑し、念のために何かあった場合の為に代打として数名の脚本家を用意しておいたが、見事全話を書ききったという。 |
| 「気分としては全部自分で書く方がラク。 |
| (他の脚本家と分担すると)人のホンを読まなきゃいけないからさ、そういうの苦手なんだ(笑)」という『東映ヒーローMAX』Vol.14(2005年 辰巳出版)。 |
| 初期は作風が理解されず『ロボット8ちゃん』第3話で「殴ってくれ打ってくれ」と頼むマゾロボットを登場させたことが社内で問題になって一時的に番組を降ろされたり『東映ヒロインMAX』Vol.5(2007年 辰巳出版)、『不思議少女ナイルなトトメス』では子供達の喧嘩の中で「子供の産めない体にしてやる」という台詞を出したためPTAから抗議を受けたことがある。 |
| Vシネマ『大予言復活の巨神』は多額の予算をかけた作品で、東映の小林義明監督は当初浦沢にシナリオを依頼し、浦沢は脱稿した。 |
| 小林はその完成脚本を気に入ったが、社内から反対にあい、シナリオが没になった。 |
| 結局浦沢は降板し、脚本は江連卓が代わりに担当している『東映ヒーローMAX』Vol.28(2008年 辰巳出版)。 |
| スーパー戦隊シリーズ初参加にしてメインライターを務めた『激走戦隊カーレンジャー』は、敵が芋羊羹を食べて巨大化するなど、過去のシリーズとは大きく異なるギャグ色を全面的に押し出した内容であった。 |
| 同番組の髙寺成紀プロデューサーは浦沢に路線変更についてお伺いを立てたが、浦沢に一喝されたという。 |
| 結果的に『カーレンジャー』は、年間の平均視聴率では戦隊史上ワースト2を記録したものの、初期の作風を変えることなく、ギャグ路線は最終回まで徹底して貫かれた。 |
| 後に高寺は、浦沢を「心の師匠」と呼び |
| 『カーレンジャー』のキャッチフレーズ「戦う交通安全」は浦沢が考案した。 |
| 浦沢は気に入ったフレーズだったが、玩具の箱には特に取り上げられなかったそうで、そのことについては不満が残ったと洩らしている。 |
| デビュー以来ワープロは使わず、執筆は全て手書き。 |
| 携帯電話やパソコン、DVDプレーヤーは所有しておらず、ビデオデッキも長年壊れたままだという。 |
| テレビでアニメーションを見る習慣がないので、自身のアニメ作品は「比較的、観ない」。 |
| 制作会社より作品サンプルが送られてきても、知人や息子にあげてしまう(たまに息子のプレステ2で見る)ともインタビューでは語っている |