| 2004年、第17期竜王戦の4組で阿久津主税、橋本崇載、塚田泰明ら有力棋士を破って優勝し、本戦トーナメントに進出。 |
| 本戦トーナメントでは森けい二、谷川浩司、屋敷伸之に勝ち、挑戦者決定三番勝負では森下卓を2-0のストレートで破り、無敗の10連勝で挑戦権を得る。 |
| そして森内俊之との第17期竜王戦七番勝負でフルセットの末に勝ち、2004年12月28日、名人とともに将棋界の二大タイトルの一つ竜王と名人は将棋界における最高位であり、棋士番号が小さい方が序列トップで、もう一方が序列2位である。 |
| である竜王位を弱冠20歳で獲得した。 |
| 4組から竜王挑戦し、奪取に成功したのは藤井猛以来2人目である。 |
| また、20歳でのタイトル獲得は、屋敷(18歳・棋聖)、羽生(19歳・竜王)に次ぐ史上3番目の年少記録であった。 |
| なお、竜王奪取の前々日には、渡辺を追ったテレビのドキュメンタリー番組(毎日放送制作・TBS系『情熱大陸』)が放送されていた。 |
| 2005年11月30日、第18期竜王戦第4局で木村一基の挑戦を4勝0敗のストレートで退け初防衛、史上最年少九段(21歳7ヶ月)となるそれ以前の九段昇段の最年少記録は、谷川浩司の21歳11ヶ月だった。 |
| なお、谷川が名人になった当時の昇段規定では、名人位獲得当日(谷川は当時、21歳2ヶ月)の日付での九段昇段ではなく翌年4月1日であった。 |
| したがって、仮に谷川が名人位獲得の日付で昇段していたとすれば、記録は破られていなかった。 |
| 加えて、渡辺は2005年の10月1日から11月30日の僅か2カ月で六段から九段まで3つ昇段したが、竜王戦の規定でのみ1年以内に2つ以上昇段できるように規定が変更されたのは、渡辺が昇段する直前のことであった。 |
| 第13期(2005年)銀河戦で森内を撃破し、タイトル戦以外の全棋士参加棋戦で初優勝。 |
| さらに第36期(2005年度)新人王戦三番勝負で、千葉幸生を2連勝で破り優勝。 |
| この年度は41勝を挙げ、将棋大賞の優秀棋士賞(新設)と最多勝利賞を受賞。 |
| 記録部門での受賞は、これが初。 |
| 2006年3月、初めてNHK杯(2005年度)の決勝に進出。 |
| 相手は丸山忠久であったが惜しくも敗れる。 |
| この将棋は渡辺の先手となったが、初手は非常に珍しい▲3六歩(袖飛車戦法)であった。 |
| 局後のインタビューで「決勝戦なので一発派手なことをやってやろうかと」と語った。 |
| また、63手目▲3三桂不成と捨てた手についても、「魅せてやろうかと(思って)」と語る。 |
| 第64期順位戦C級1組を8勝2敗でB級2組に昇級。 |
| 第19期(2006年度)竜王戦はフルセットの末、佐藤康光の挑戦を退けて防衛に成功(2006年12月21日)。 |
| 藤井猛と並んで最多タイ記録となる竜王位3連覇を達成した。 |
| この竜王戦では第1、2局で連敗し、第3局も途中まで劣勢に追い込まれていたが、終盤でまるで作ったような逆転の一手(本人談、124手目△7九角)があって逆転勝ちした。 |
| これで七番勝負の流れが変わり、続く第4、5局も勝って3連勝とした。 |
| 第6局では渡辺の初手▲7六歩に対し、佐藤が2手目△3二金と指し渡辺を挑発した(3二の金は、相手が振り飛車の場合には適さない位置とされるため、2手目△3二金は居飛車党の棋士に対し「振り飛車も指せるか」と挑発する意味がある)。 |
| 渡辺はこの挑発に乗って不慣れな振り飛車を指して負け、勝負の行方は最終局に持ち込まれる。 |
| そして第7局で、佐藤はまたしても2手目△3二金を採用したが、今度は渡辺は挑発に乗らず矢倉(相居飛車)になり、渡辺が勝利して竜王位を防衛した。 |
| 2007年3月21日、大和証券杯ネット将棋の特別対局で、第16回世界コンピュータ将棋選手権優勝のボナンザと対局し、112手で勝利。 |
| この対局の直前に渡辺は珍しく震えていたという(2007年のNHK将棋講座で講師をした際、番組中で明かした)。 |
| この年、将棋大賞の敢闘賞を受賞した。 |
| 第65期(2006年度)順位戦B級2組を10戦全勝で終え、2期連続昇級でB級1組へ昇級。 |
| 第15期(2007年)銀河戦・決勝戦で森内俊之を139手で下し、2年ぶり2回目の優勝。 |
| 同年、第48期王位戦では白組プレーオフを制し、挑戦者決定戦に進出したが、深浦康市に敗れる。 |
| 同年、第78期棋聖戦で、竜王としてようやく初めてのタイトル挑戦者となるが、佐藤康光に1勝3敗で敗れ二冠を逃す。 |
| 一方、第20期(2007年度)竜王戦では逆に2年連続で佐藤の挑戦を受け、4勝2敗で防衛に成功し、竜王戦の連覇新記録となる竜王位4連覇を達成。 |
| 佐藤とは、互いに自分のタイトルを防衛・連覇し合う結果となった。 |
| この竜王戦第6局では前年に引き続き、後手番となった佐藤が渡辺の初手▲7六歩に対し2手目△3二金を採用。 |
| 渡辺はこの竜王戦の前に、将棋世界の「イメージと読みの将棋観」の中で「この手に対しては中飛車で指せば先手がいい。 |
| 今度指されたら中飛車にしますよ」と語っており、その予告通りに渡辺は飛車を中央に転回。 |
| その結果、佐藤も飛車を中央に振って相中飛車の力戦となり、最終的に渡辺が勝利した。 |
| 2008年8月24日、第2回ネット将棋・最強戦の決勝で鈴木大介を破り優勝。 |