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プロフィール
- 湯浅誠とは
- 学歴
- 経歴
- 「五重の排除」
- 「自己責任の過剰」
- 「貧困ビジネス」論
- 書籍
- 論文・記事
- 参考資料
- 関連項目
- 関連サイト
湯浅誠(ゆあさまこと、1969年-)は日本の社会運動家。自立生活サポートセンター・もやい事務局長・反貧困ネットワーク事務局長、 内閣府参与(緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長、 内閣官房震災ボランティア連携室長)。
学歴
| 1988年武蔵高等学校卒業。 |
| 1989年東京大学教養学部文科I類入学。 |
| 1995年東京大学法学部卒業。 |
| 1996年東京大学大学院法学政治学研究科入学。 |
| 2003年同大学院博士課程単位取得退学。 |
経歴
| 東京都小平市で、新聞社勤務の父と小学校教諭の母の間に生まれる「be」2009年6月27日、b3。 |
| 1988年に武蔵高等学校卒業後、1浪して東京大学に入学。 |
| 児童養護施設のボランティアや映画鑑賞にのめりこんで授業にはあまり出席していなかったが、5回生の夏に一念発起し学者を志して勉学に集中、一時的にボランティア活動から離れた。 |
| 東大法学部を卒業後、他大学の大学院に籍を置いた。 |
| 翌1996年、東京大学大学院の法学政治学研究科に入学、日本思想史の研究に従事し、活動と勉学を両立させていたが、父の死などをきっかけに2003年に単位取得退学、活動に専念した。 |
| 1995年、大学院在学中からホームレス支援などに関わる。 |
| 2000年、炊き出しの米を集める「フードバンク」を設立。 |
| 2001年、ホームレスを支援する「自立生活サポートセンター・もやい」設立。 |
| 「もやい」事務局長職は無給であり、大学院を辞めてからは毎月数万円で生活していたが、『貧困襲来』発表後、講演会などの収入で多少は持ち直したという『AERA』2008年3月31日号。 |
| 2003年、便利屋「アジア・ワーカーズ・ネットワーク」設立。 |
| 2007年、「反貧困ネットワーク」結成を呼びかける。 |
| 時の特命担当大臣・竹中平蔵の発言「日本に絶対的な意味での貧困は存在しない」に反論する論文を雑誌「賃金と社会保障」に掲載したことがきっかけで編集者に声をかけられ、同年7月山吹書店から『貧困襲来』を著す。 |
| 2008年10月、麻生太郎首相が「30万円のスーツを着用している」「趣味の射撃で大卒初任給の2倍の弾を使う」ことなどを理由に麻生の自宅を見学する |
| 2008年12月、著書『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』により平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞、大佛次郎論壇賞受賞。 |
| 同月31日には、社会問題化したいわゆる「派遣切り」への緊急対策として、他のNPOと協力の上で日比谷公園に「年越し派遣村」を開設。 |
| “村長”として運営を取り仕切った。 |
| 2009年10月、菅直人副総理兼国家戦略担当大臣に要請され、10月26日内閣府参与・緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長に就任内閣官房内閣広報室 |
| 「年越し派遣村」村長就任の頃より内閣府参与としての仕事に携わる時期において、マスメディアによる報道その他に伴い大きな知名度を得ると同時に、活動に対して賛否両論を巻き起こした。 |
| 湯浅周辺は激しいバッシングを受けたと述べているラジオデイズ2009/4/2 |
| 2010年2月、内閣府参与を辞任と報道されたasahi.com2010/2/19 |
| 2010年3月、1月に提出した辞表が受理され、3月5日内閣府参与を正式に辞任 |
| 2010年5月10日、内閣府参与に再任 |
| 2010年10月28日、京都市がホームレスが回収前の資源ごみから空き缶を持ち去って転売する行為を禁止する条例を可決すると、「野宿者が生活の糧とする空き缶回収の禁止は時代に逆行する動き。 |
| 住民と野宿者の双方が納得できる形をつくることが行政の仕事」と条例の撤回を求めた |
| 2011年3月16日、東北地方太平洋沖地震を受けて、被災地で活動するボランティアと連携し情報提供などを行う内閣官房震災ボランティア連携室長に就任 |
「五重の排除」
| 湯浅は自身の活動経験から、「元首相小泉純一郎による『聖域なき構造改革』以降の日本社会で顕在化した貧困において、個々の人間が貧困状況に追い込まれるプロセスには5つの排除構造が存在する」と主張している湯浅誠『反貧困』岩波書店、2008年、60-61ページ。 |
| ;教育課程からの排除。 |
| 親世代が貧困状態である場合、その子供たちは多くの場合中卒あるいは高校中退で社会に出なければならず、社会的階層上昇(貧困脱出)のための技術や知識・学歴を獲得することが極めて難しい。 |
| この背景には、日本がOECD加盟諸国の中でも、学校教育費への公的支出のGDP比が下から2番目という、教育関係への公的支出が極端に少ない国であるという問題がある湯浅(2008)、56-58ページ。 |
| ;企業福祉からの排除。 |
| 非正規雇用の人々は、正規雇用の人々に与えられている雇用保険や社会保険、企業による福利厚生、安定した雇用などから排除されており、容易に貧困状態に滑り落ちてしまう。 |
| ;家族福祉からの排除。 |
| 低負担・低福祉である日本社会では親族間の相互扶助が、社会的転落を防ぐセーフティーネットとしての重要な役割を果たしているが、貧困状態に陥る人々はもともと頼れる家族・親族がいない(たとえば家族・親族もワーキングプアであるなど)ことが多い。 |
| ;公的福祉からの排除。 |
| 「ヤミの北九州方式(水際作戦)」に代表されるように、現在の日本では生活保護担当の公務員は、申請者をあれこれ理由を付けて追い返す、門前払いにすることばかりに力を入れており、いよいよ追い詰められた状況でも生活保護受給にたどりつけない者が非常に多い。 |
| 湯浅は現在、生活保護受給資格があるにもかかわらず「水際作戦」などによって生活保護から排除されている人々(漏給と呼ばれる)を600万人から850万人と見積もっている湯浅(2008)、29-30ページ(生活保護問題#水際作戦も参照)。 |
| ;自分自身からの排除。 |
| 上に述べた4つの社会的排除に直面した結果、自分自身の存在価値や将来への希望を見つけられなくなってしまう状態を言う。 |
「自己責任の過剰」
| 湯浅は日本社会に特徴的な病理として「自己責任」論を厳しく批判する。 |
| 湯浅によると、日本社会に蔓延する自己責任論は、自他の持つ社会資本の格差(親の所得格差、人脈の有無など本人の努力以外の部分で社会における有利不利を決定づけるもの)を見落としているという。 |
| またこうした自己責任論はいわゆる「負け組」の人々においても内面化されてしまっており、所持金が底を突きどうにもならなくなるまで「自己責任」で頑張り過ぎる者が非常に多いと湯浅は指摘している。 |
| 「負け組」におけるこのような自己責任論の内面化の弊害として、より早い段階で各種の支援事業にアクセスすれば防げる事態の悪化(自己破産や一家離散、自殺、無理心中など)を湯浅は挙げている湯浅(2008)。 |
「貧困ビジネス」論
| 湯浅が代表を務める「自立生活サポートセンター・もやい」に対する大手スポンサーが、貧困層を客層とするリプラスであった時期があり、湯浅の貧困ビジネス批判についての評価は分かれている。 |
書籍
| 『あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』同文舘出版,2005年8月,ISBN4495568612。 |
| 『貧困襲来』山吹書店,2007年7月,ISBN4903295109。 |
| 『反貧困-「すべり台社会」からの脱出』岩波新書/岩波書店,2008年4月,ISBN4004311241。 |
| 『どんとこい、貧困!』理論社,2009年6月,ISBN978-4652078464。 |
| 『岩盤を穿つ』文藝春秋,2009年11月,ISBN978-4163719405。 |
| 『もうガマンできない!広がる貧困』宇都宮健児、猪股正共著,明石書店,2007年7月、ISBN4750325848。 |
| 」6つの“奥の手”』日向咲嗣、吉田猫次郎、李尚昭、春日部蒼、しんぐるまざあず・ふぉーらむ共著,三五館,2007年12月,ISBN4883204073。 |
| 『1995年未了の問題圏』中西新太郎編,雨宮処凛,中島岳志,栗田隆子,杉田俊介共著,大月書店,2008年9月,ISBN427233056X。 |
| 『反貧困と派遣切り派遣村がめざすもの』福島みずほ共著,七つ森書館,2009年。 |
| 『正社員が没落する-「貧困スパイラル」を止めろ!』堤未果との共著,角川oneテーマ21/角川書店,2009年3月,ISBN978-4-04-710179-1。 |
論文・記事
| {{Citejournal|和書。 |
| {{Citejournal|和書。 |
参考資料
| NNNドキュメント'10(2010年2月21日放送) |
| NHKスペシャル(2010年2月28日放送) |
関連項目
| 格差社会・ワーキングプア-貧困ビジネス。 |
| アジア・ワーカーズ・ネットワーク(あうん)。 |
| 自立生活サポートセンター・もやい-反貧困ネットワーク。 |
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1988年
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武蔵高等学校卒業後、1浪して東京大学に入学 |
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1995年
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大学院在学中からホームレス支援などに関わる |
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