| マンネリの打破と原点回帰を目論み、21世紀に入ってからは初の女性メンバー2名を含む5名編成のオーソドックスな構成でスタートした(『電磁戦隊メガレンジャー』以来)。 |
| ちなみに、『未来戦隊タイムレンジャー』以来4年ぶりにグリーンとピンクが初期メンバーとして復活した。 |
| また時代設定は現代(2004年度)であるが、人類が既に宇宙に進出し、宇宙人と日常的に交流を持っている“近未来的”社会な架空の世界観を舞台にストーリーが構築されている。 |
| 従来の戦隊メンバーや関係者でも警察に関わる立場を持ったものはいたが、シリーズで初めて明確に警察をモチーフにして制作された作品である。 |
| そのため、本作は刑事ドラマを意識した造りになっている。 |
| 特にシリーズ構成面では、敵組織を設定せず、毎回、宇宙警察地球署の刑事たちが異なる事件を捜査していく、1970-80年代の刑事ドラマでは主流だった「一話完結」の手法がとられた。 |
| これはシリーズを通して一つのドラマを綴っていく傾向が強かった当時の特撮テレビドラマでは異例である。 |
| またブルーがリーダーなのは初めてである。 |
| なお、劇中ではウメコ(ピンク)がリーダーを自称している。 |
| 視覚的な特徴として、全員のスーツが『地球戦隊ファイブマン』以来のスカートの付かない男性用デザインのものになっている点が挙げられる。 |
| また、各エピソードや登場人物のキャラクターには、随所に『太陽にほえろ!』『Gメン'75』『特捜最前線』など1970-80年代の名作刑事ドラマへのオマージュが込められている。 |
| 元々、スーパー戦隊シリーズの企画に当たっては、刑事ドラマの古典『キイハンター』が意識されており、結果的に「異なるスキルを持つ者たちがチームを組み、力を合わせて困難を克服する」という原点への回帰にもなっている。 |
| 同シリーズにおける巨大ロボットの戦闘シーンは1990年代末以降CGを中心とするスタイルに移行しつつあったが、今作では「CGに頼り過ぎない」のと「質感重視」の方針から、昔ながらのミニチュアを用いた手法を併用しており話題を呼んだ。 |
| 巨大化した怪人も複数登場しているが、巨大戦のメインの戦闘相手が巨大ロボットなのは、『超電子バイオマン』以来、20年ぶり。 |
| 『タイムレンジャー』同様、本作では怪人は犯罪者であり、その討伐は法律にもとづいて行われている。 |
| しかしタイムレンジャーが怪人の命そのものは奪わず、主に逮捕、圧縮冷凍刑に処していたのに対し、本作では宇宙最高裁判所より怪人のデリート許可の判決(いわゆる死刑執行命令)が下されることが多く、タイムレンジャーよりは厳罰な世界感の中に有るのが伺える。 |
| ただし、タイムレンジャーに登場する怪人は窃盗や恐喝、詐欺、無銭飲食などの比較的軽い犯罪者も多く、また、すでに刑の確定している囚人である一方、デカレンジャーの場合、怪人の大半が大量殺人や複数の惑星を滅ぼしているなど、他戦隊の悪の組織、一組織分に相当するほどの重大犯罪を犯した者たちである。 |
| 本作は、20世紀末以降のスーパー戦隊作品には珍しく、無辜の市民(エイリアンも含む)が悪の犠牲となることが少なからずあった。 |
| スーパー戦隊の初期の作品では、一般市民が悪の組織によって殺害される描写が多く見られたが、中期以降の作品では、重要人物を除いては、一般市民が悪の組織により命を失うような描写は、極力避けられてきた。 |
| 一時的に悪の側の作戦によって、市民が生命の危機に立たされることはあっても、作戦の首謀者である怪人が敗北することにより、その命は開放されることが大半である。 |
| しかし本作は悪の対象が犯罪者であるため、時に市民が犯罪に巻き込まれ命を失うこともあった。 |
| また本作では、変身前の「女性メンバー2人」の側面に関して例年以上の強化が図られている。 |
| 後述のエンディング主題歌は勿論のこと、徳間カラーグラフでは男性陣を差し置いて変身前の女性2人の顔写真が表紙を飾るという異例の措置がとられている。 |
| デカレンジャーチームのメンバーの苗字は内外の推理小説作家から、名前はお茶から、ドギーら宇宙警察高官の出身惑星名はエジプト神話からヒントを得ている。 |
| また、デカレンジャーは変身前も変身後もお互いをニックネームで呼び合っている。 |
| 京都ロケということもあり、第18話のみ「特捜戦隊デカレンジャー!」と5人で叫んだ後に少し間を空けて木下と菊地が落ち着いた声で「どすえ」と言い足すオープニングのタイトルコールになっている。 |
| また、最終話は通常と違う演出のオープニングとなり、ナレーションの「5人の刑事たち」が「6人の刑事たち」に変更されているほか、最後の通常オープニングとなった第49話のみキャストのカットが新たに録りおろしになっていたりと凝った点が多い。 |
| 主要キャストクレジットは、俳優名が表示されてから役名が表示されるという異例のものであり従来の作品では役名と俳優名を併記している。 |
| 、オープニングナレーションも従来のタイトル前ではなくタイトル後で、ナレーションの合間にスタッフクレジットが流れている。 |
| オープニングテーマはアニメ作品を中心に活躍するロックデュオ・サイキックラバー、エンディングテーマは『ジャッカー電撃隊』以来の登場となるベテラン・ささきいさおが担当したが、新しい試みとして、第17話以降ヒロインがメインの回では通常とは別のエンディングテーマ(ヒロインの2人を演じる木下と菊地が、ヒーローを演じる載寧・林・伊藤をコーラスに従えて歌う)が使用されている。 |
| なおヒロインのコンビは、その第17話のタイトル「ツインカムエンジェル」の名で呼ばれ、人気を博した。 |
| 本作における『デカレンジャー』という名称は、宇宙警察そのもの、またはその捜査官を指すものであり、本編中では初期メンバー5人以外にも多くの戦士が登場している。 |
| レギュラー・準レギュラーとしては、上官のドギーの変身するデカマスター、シリーズ初の7番目に当たる戦士であるデカブレイクがおり、よってシリーズ初のレギュラー戦士が7人の作品となった。 |
| この7人以外にも、第36話(最終話にも顔見せ的に登場)に登場したデカスワン、第40話のみ登場したデカブライト、劇場版で一瞬だけ登場したデカゴールドと、計10人の「デカレンジャー」が登場し、最終回では初期メンバー5人と、デカマスター、デカブレイク、デカスワンの計8人が一度に会した。 |
| 本作は『忍風戦隊ハリケンジャー』以来2年ぶりに主題歌の最後のほうにタイトルが表示された。 |