| 『仮面ライダーBLACK』で提出したプロットは、自身が多分に影響を受けた脚本家・上原正三に似た作風のものばかりだった。 |
| 東映の吉川進プロデューサーに「上原正三は二人も要らないんだよ」と一喝され、それらはことごとくボツになったという。 |
| 若い頃の苦い思い出だが、おかげで独自の作風を編み出さなければならないと思ったと、当の上原正三本人との対談で本人が語っている『宇宙船』Vol.103 2002年11月号(朝日ソノラマ)。 |
| 『仮面ライダーBLACK』の一編「アイドルの毒牙」は脚本は山田隆司名義だが、実際は荒川の単独執筆作品であったことを後に告白している『宇宙船』号数不明(朝日ソノラマ)。 |
| 因みに同作品はアイドルの歌が一般市民を悪に洗脳するという話だったが、このテーマはかつての上原正三が得意としていたものだった。 |
| 『ジェットマン』のドライヤージゲンと『五星戦隊ダイレンジャー』のゴーマ3ちゃんずは初期にデザインはされていたもののスタッフの誰もが使わずにいたので、それを見た荒川が「あぶれものを引き取っ」て、登場する脚本を書いた『東映ヒーローMAX』Vol.3(2002年、辰巳出版)。 |
| どちらも怪人だが一概に悪者とも言えず、最後はヒーローには倒されず生き延びるという珍しい展開となった。 |
| 『帰ってきたウルトラマン』(1971年)のファンでもあり、『仮面ライダークウガ』のプロデューサーだった髙寺成紀の回想によれば、『クウガ』のシナリオの打ち合わせで行き詰まったとき、同作に出演していた藤田進の物真似で「MATは解散だ」と言ったこともあったという。 |
| 『忍風戦隊ハリケンジャー』『爆竜戦隊アバレンジャー』などで組んだ日笠淳プロデューサーは、荒川脚本について「多種多様な小ネタを物語に詰め込んでくることで定評のある(?)」と冗談まじりに評している |
| 塚田英明プロデューサーとは、『特捜戦隊デカレンジャー』『魔法戦隊マジレンジャー』『獣拳戦隊ゲキレンジャー』など多数の作品で組んでおり、塚田は「シンパシーを感じ」「作品の仕上がりがとても好き」なので荒川を『デカレンジャー』のメインライターに起用したという『東映ヒーローMAX』Vol.8(2004年、辰巳出版)。 |
| その後、『マジレンジャー』の頃から荒川の筆が遅くなったようで、「(台本が)上がってくるのが遅くなっていったような……(笑)」『NEWTYPETHELIVE特撮ニュータイプ』2006年3月号(角川書店)、「締切さえ守ってくれれば、金メダルなんですけど」 |
| 名古屋市出身のせいか、所々に名古屋ネタを絡めることもある。 |
| 荒川脚本のドラマCD『コンパイラFX』では、同じ愛知県出身の水谷優子演じるアセンブラが名古屋訛りになったり、のぞみ号の1本が名古屋飛ばしにされていたことに怒り狂うという、完全に原作から外れた話になっていた。 |
| また、自身で代表作に挙げている『センチメンタルジャーニー』での"名古屋編"山本るりかのエピソードでは、アニメオリジナルで設定した双子の兄・山本昌宏は演じた石田彰も愛知県出身で「たぁけー(たわけー)」など絶妙な名古屋弁を披露、他にもすがきや、山本屋などの単語が飛び交い、待ち合わせはナナちゃん人形の下、と同シリーズの中でも一際御当地色の強い一本となった。 |
| プロ野球中日ドラゴンズのファンで、『仮面ライダークウガ』や『爆竜戦隊アバレンジャー』では、登場人物にドラゴンズの選手・監督の姓名を振る趣向を見せ(『クウガ』の「杉田守道」、『アバレンジャー』の「杉下竜之介」など)、『りぜるまいん』でもヒロインのりぜるに、中日の応援歌『燃えよドラゴンズ!』の替え歌で「一番素敵なダンナ様、二番素敵なダンナ様〜」と歌わせている。 |
| 自身も井上敏樹の代打で『超光戦士シャンゼリオン』の脚本を執筆する際、思い入れのあったケン・モッカの名をもじって「木下健」(姓名を倒置し音読するとケン・モッカになる)の筆名を使っている『宇宙船』Vol.103 2002年11月号(朝日ソノラマ)。 |
| そのほかにも、『五星戦隊ダイレンジャー』24話の野球対決で、ダイレンジャーに青地に白い「D」の文字の帽子、ゴーマ3ちゃんズに黒地にオレンジの「G」の文字の帽子を被せており、明らかにドラゴンズVSジャイアンツの試合を意識した場面となっていた。 |
| サブライターとして参加した『忍風戦隊ハリケンジャー』では、かつて『帰ってきたウルトラマン』に出演した西田健と団時朗が共演しており、渡辺勝也監督に「あの西田健さんとあの団時朗さんに会いに来ますか?」とアフレコに誘われて、とても楽しみにしていたそうだが、渡辺が日時の連絡を忘れてしまったため会うことは叶わなかった |
| スーパー戦隊シリーズでは二度目のメインライターを務めた『特捜戦隊デカレンジャー』は1970年代-1980年代の刑事ドラマのテイストを織り込んだことでも知られるが、第37話「ハードボイルド・ライセンス」は、自身が「一番ハマった刑事ドラマ」という『非情のライセンス』にオマージュを捧げたエピソードであり、いい意味で泥臭く、しかし重苦しくやるせない内容は多くの反響を呼んだ。 |
| 多くの作品で主題歌・挿入歌の作詞を手がけている。 |
| 特に『鋼鉄天使くるみ』主題歌「KissからはじまるMiracle」、同OVA版エンディングテーマ「すきすきすきすキスして!」、『りぜるまいん』主題歌「はじめて♡しましょ」、『激走戦隊カーレンジャー』挿入歌「夢見るらぶらぶラジエッタ」など、いわゆる電波ソングを作詞させると妙に上手い。 |
| 一方で、前出の『デカレンジャー』の「ハードボイルド・ライセンス」のために書いた「私だけのぬくもり」は、『非情のライセンス』のエンディングテーマ『昭和ブルース』を髣髴とさせる出来になっている。 |
| 『カーレンジャー』第34話には、同時期に担当していたアニメ『水色時代』のパロディ“夢色時代”が、悪の幹部・ゾンネットの愛読書として登場している。 |
| 小学館てれびくんのスーパー戦隊のテレホンサービスで『恐竜戦隊ジュウレンジャー』から2000年代初頭までは同テレホンサービスの脚本を手がけていた(自身が不参加の戦隊も含む)。 |
| 講談社テレビマガジンのスーパー戦隊の全員サービスビデオで『超力戦隊オーレンジャー』から現在までは同戦隊全員サービスビデオの脚本を手がけていた(自身が不参加の戦隊も含む)。 |
| 近年、荒川が『スーパー戦隊VSシリーズ』の脚本を担当する際には、『アバレンジャー』に登場する「恐竜や」を台詞のどこかに挿入するのを定番にしている。 |
| 2009年の『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』の演出を担当した諸田敏は「この件りはカットしたほうが良くない?」と荒川に提案したが、「いや、ここは絶対に残してください!」と強硬に主張して、無理やり話にねじ込まれることになった『劇場版炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』パンフレット。 |
| 『海賊戦隊ゴーカイジャー』で組んだ宇都宮孝明プロデューサーによると、モチーフの模索に悩んでいた時に「34戦隊がとにかく派手だから、現役の戦隊が地味にならないような魅力がないとダメだろう。 |
| 」と荒川が一言吹き込んだことにより、一度は没になった海賊というインパクトの強いモチーフを決定させた『ハイパーホビー』2011年3月号。 |