| 『吉原御免状』 新潮社(1986年) のち新潮文庫 以下略。 |
| 宮本武蔵によって育てられた後水尾天皇の落胤・松永誠一郎は、自由の民・傀儡子によって営まれる色里・吉原を守り、神君・徳川家康から下された吉原御免状を狙う老中酒井忠清とその手先裏柳生との間で死闘を繰り広げる。 |
| 『鬼麿斬人剣』 新潮社(1987年) のち文庫 。 |
| 後に同タイトルでテレビドラマ化、内山まもるによりマンガ化(単行本未刊行)。 |
| 名刀工・源清麿が旅先で遺した数打ちの駄剣を折り、師匠の名を守ろうとする弟子・鬼麿の前に、清麿を恨む伊賀同心の一味が立ちはだかる。 |
| 『かくれさと苦界行』 新潮社(1987年) のち文庫。 |
| 後水尾天皇との再会を果たした松永誠一郎と吉原の傀儡子の民に、またしても裏柳生の手が迫る。 |
| 『柳生非情剣』講談社(1988年) のち講談社文庫。 |
| 徳川家将軍指南役柳生家の六世代にわたって、柳生家の目から見た徳川家を描く時代小説。 |
| 慶安御前試合・柳生連也斎、柳枝の剣・柳生友矩、ぼうふらの剣・柳生宗冬、柳生の鬼・柳生十兵衛、柳生跛行の剣・柳生新次郎、逆風の太刀・柳生五郎右衛門 後に「柳枝の剣・柳生友矩」を余湖裕輝らが『柳生非情剣SAMON』のタイトルでマンガ化。 |
| 『影武者徳川家康』新潮社(1989年) のち文庫。 |
| 家康の影武者であった世良田二郎三郎が、徳川家繁栄のために豊臣秀頼を謀殺しようとする秀忠に対抗するべく、甲斐の忍びの六郎や島左近、風魔忍者衆を味方につけて、歴史の暗部で戦う。 |
| 『捨て童子・松平忠輝』講談社(1989-90年) のち文庫 。 |
| 主人公は徳川家康の子松平忠輝。 |
| 忠輝は生まれながらにして大きな体を持ち、鬼っ子と呼ばれ、武術、水術、音楽、忍術などすべてに天才的な能力を持つ、まさに異能の人であり、彼の前半生を描く。 |
| 後に横山光輝により同タイトルでマンガ化(講談社漫画文庫全4巻ほか)。 |
| 2003年には『野風の笛』のタイトルで宝塚歌劇団・花組が舞台化。 |
| 『一夢庵風流記』読売新聞社(1987年) 集英社文庫、のち新潮文庫 。 |
| 原哲夫らによるマンガ化作品『花の慶次―雲のかなたに―』については別項にて詳述。 |
| 『死ぬことと見つけたり』新潮社(1990年) のち文庫(未完作)。 |
| 著者が第二次世界大戦に徴収される際、陸軍で推薦されていた『葉隠』の本の中に著者のお気に入りのフランス文学を挟み込んで持ち込み、『葉隠』に見出した佐賀鍋島藩浪人の主人公の斉藤杢之助を描いた書。 |
| 『花と火の帝』日本経済新聞社(1990年)のち講談社文庫(未完作) 。 |
| 徳川秀忠の息女和子を皇后に余儀なくした後水尾天皇の御世、天皇家の身の回りを世話する八瀬童子の岩介親子が天皇家を守り、徳川秀忠との水面下での隠密の戦いを行う。 |
| 『かぶいて候』実業之日本社(1990年)のち集英社文庫 。 |
| 表題作『かぶいて候』以外に『異説猿ケ辻の変』、エッセイ『わが幻の吉原』、対談『日本史逆転再逆転』などの作品集。 |
| 『駆込寺陰始末』光文社(1990年)のち同文庫 。 |
| 江戸時代、既婚の女性から離婚を申し出ることができず唯一離婚する方法が鎌倉東慶寺に駆け込むことだけだった。 |
| 『見知らぬ海へ』講談社(1990年)(未完)のち文庫 。 |
| 武田信玄の下にあった向井水軍の嗣子向井正綱が生き延び水軍を組織し、後徳川家康の水軍に編入され、水軍の長になり活躍する。 |
| 『風の呪殺陣』徳間書店(1990年)のち徳間文庫 。 |
| 戦国時代比叡山の修行僧・昇運が信長の比叡山焼き討ちを生き延び、信長を呪い殺そうという設定。 |