| 発射機構にオープンボルト方式を採用した単純な構造となっており、砂や泥に強い坂本明『世界の軍用銃』文林堂ISBN4893191403p157という高い信頼性を確保した上で、当時工業基盤が貧弱だったイスラエルでも大量生産できる程の生産性を実現している。 |
| 生産性を向上させるため、全体的に部品数を減らし、レシーバーやグリップのフレームなどの主用部品の多くをプレス加工して製造している。 |
| 伝統的な円筒型レシーバーではなく、スチール版を用いた四角形の箱型レシーバーを採用している床井雅美サブ・マシンガン図鑑 p27。 |
| ボルトもレシーバーと同じく円筒型ではなく、四角形の箱型で、ボルト重量を前方に置くべく、銃身を包むような設計をしている(左画像参照)。 |
| このボルト内部に銃身後端が深く入り込む構造のボルトは「ラップアラウンド(包み込む)・ボルト」と称され、銃の全長を短くし、フルオート射撃の制御を容易にすることができる他、マガジン挿入口は自動拳銃と同様にグリップ内を利用することができる。 |
| また、Lの字を寝かせたような形状をしていることから「L型構造ボルト」床井サブ・マシンガン図鑑p28、さらにはボルトがテレスコープ(単眼望遠鏡)に似た伸縮動作をすることから「テレスコピック(テレスコーピング)・ボルト」とも呼ばれる。 |
| この独特のボルトのおかげで、砂塵が内部に入りづらくなっている。 |
| 作動方式はブローバック方式で、オープンボルトで射撃する単純な構造を持っている。 |
| ただし、オープンボルトは連射時の命中精度が低下するため、改良型では、ストライカー形式の撃発機構を組み込んだクローズドボルトとなっている仕様も存在する。 |
| ボルトのコッキング・ハンドルはボルトから独立したセパレートタイプでこのため、射撃中にコッキングハンドルが前後に動くことはない。 |
| 、レシーバー上面に存在する。 |
| 安全装置を兼ねたスライド式のセレクタースイッチがグリップ左側面にあり、スイッチを前方でクリックするとフルオート、中間でセミオート、後方で安全装置がそれぞれ選択ができる。 |
| また、グリップを握ることで解除される安全装置(グリップセイフティ)も存在する。 |
| グリップセイフティを押さない限り、ボルトは後退しない。 |
| このほかにも、ボルトをコックする際に手が滑り、暴発することを防ぐため、コッキングセイティも組み込まれているなどで、安全性を確保している。 |
| なお、コッキングセイフティについては、西ドイツ軍の要請で追加された仕様である床井雅美サブ・マシンガン図鑑p33。 |
| 2ヶ所が折れる折りたたみ式ストックを持ち、パイロットや車輌搭乗員にも使いやすいデザインとなっている。 |
| 折りたたみ式ストックを展開するには、まず肩に当たるバットプレートを叩き第1の関節部(ストック中間)のロックを解除する。 |
| すると、パットプレートのついたストック後端のアームが下方に折れ、そのアームをさらに下へ引くと第2の関節部(ストックの付け根)のロックが解除される。 |
| 最後に後方へ引くことで引き伸ばされ、2ヶ所の関節部がロックされ、展開完了となる。 |
| 逆に折りたたむ場合、中央の関節部(展開時に最初にロックを解除する関節部)を前後両方から圧して折り、次に付け根の関節部(展開時に次いでロックを解除する関節部)を同じく前後から圧して折る。 |
| その後、展開時と逆手順でたたみロックする。 |
| 初期型には銃剣を装着するための着剣装置が用意されたモデルや、対戦車グレネードを発射するライフル・グレネード型のグレネードランチャーも存在するしかし、このライフル・グレネードは拳銃用空砲で発射するため命中精度、射程ともに劣っており、実用性はなかった。 |
| など、短機関銃としては珍しい特徴をもっていた。 |
| その他、特殊部隊での運用を前提に、専用のサプレッサー及び亜音速弾も製造された。 |
| 全長は47cmとコンパクトだが重量は3,800gと重い。 |
| しかし、その重量によりフルオート射撃中のコントロールが容易である。 |
| 使用弾薬はヨーロッパで一般的な9mm×19弾であるが、その他にも各国からの要請で.40S&W弾、.45ACP弾など、9mm×19弾以外の弾薬を使用できるバリエーションも製造されている。 |
| マガジンはダブル・ポジション・フィーディング式のダブル・カーラム・マガジンで、標準的な装弾数は32発だが、種類により20発、25発、40発、50発http://www.ifatactical.com/page/1002466がある。 |
| マガジンキャッチはグリップ左側面の下方の四角形のボタンである。 |
| 箱型レシーバー上面は蓋のように開くことが可能でボルトなどを簡単に取り外すことができ、グリップ・フレームは引き金やシアといった撃発機構を維持したまま分解可能であるなど、分解、メンテナンス、修理が容易である。 |